ミヒャエル・クンツェさん、シルヴェスター・リーヴァイさん、小池修一郎さんのゴールデントリオがタッグを組んで2014年に世界初演を迎えたミュージカル『レディ・ベス』が3年半を経て今年の10月に再演が決定!!タイトルロールのレディ・ベスを花總まりさん、平野綾さんが、ベスの秘めた恋の相手ロビン・ブレイクを山崎育三郎さん、加藤和樹さんが初演に引き続き演じることが発表され、再演へますます注目が集まるミュージカル『レディ・ベス』。

注目のメインキャスト4人が登壇し、マスコミ向けの取材会が開催されました!!最新号#30のエンタメニュースでインタビュー初登場してくれた平野綾さんも登壇!!

フォトセッションからスタートした華やかな取材会をレポート!!華やかな衣裳で新しいビジュアルボードの前に!!

(左から加藤和樹さん、平野綾さん、花總まりさん、山崎育三郎さん)

フォトセッションのあとに、インタビューがスタート!!

―3年半ぶりの再演。その間に自身の変わったところは?

花總まりさん
「特に変わったところはなく、日々変わらずに過ごしています。山崎さんとは『エリザベート』で、加藤さんとは観劇でお会いしていて、久しぶりという感じはしないのですが、綾ちゃんとは久しぶりで、メイク室でついたての向こうから綾ちゃんの懐かしい声が聞こえてきて、“懐かしいな。いよいよレディ・ベスが始まるな”って思いました」

 

平野綾さん

「3年半前には、本当に舞台経験が少なくて、この作品が3作目くらいでしたので皆さんの足を引っ張らないように必死でした。この3年半の間にいろいろな現場を経験させてもらって少しずつですが自分に自信もついてきて、今回の公演ではまた違ったものを見せられるのではないかなと思っています」

 

山崎育三郎さん
「本当に大きくいろいろなことが変わりました。今までは、銀座や日比谷辺りでは“山崎さんですか?”って言われましたが、今は見ず知らずの方から“育三郎だ!!”って声をかけていただくようになったことが大きく変わったことかなと思っています」

 

加藤和樹さん
「自分の中で大きく変わったということはないのですが、自分なりに舞台を経験してきました。メールこの『レディ・ベス』は、自分にとって初めての帝国劇場の作品でもありましたし、その再演ということで、また初心に戻って今の自分に出来る限りのことをやれればという思いでいます」

 

―再演で新たに挑戦したいことは?
加藤和樹さん
「再演ということで、小池先生がどのような演出をされるかということですね。自分から新しいものをということはなく、やっていくうちに新しいものになっていくと思いますし、いろいろなトライをディスカッションしながら作っていければと思います」

山崎育三郎さん
「自分自身も3年半前とは変わっているので、今自分自身が作りたいロビンを作りたいなと思っています。小池先生からメールが来て、“ロビンは、60年代、70年代のフォークシンガーだからね”って言うことだけが書いてありました。それがどういう意味か今はあまりわかっていないのですが、そういうところを出せたらなと思っています。あとは、ターザンがあるかどうかはすごく気になっています!!」

平野綾さん
「初演のときは本当に大役をいただいていっぱいいっぱいで全く余裕が無くて、今回はそのときより冷静に自分を板の上で出せるのではと思っています。とにかく落ち着いて役に対する理解を深めていきたいなと思っています」

花總まりさん
「私も小池先生からメールが来て、“20歳以上若返るのでアンチエイジングを頑張ってください”って(笑)。そこが私にとって小池先生からの頑張れコールのポイントだったのではと思っております」

 

―初演に評価が高く、多くの人に愛された理由がどこにあると感じていますか?

花總まりさん

「勝手な思い込みかも知れませんが、エリザベス1世は日本では彼女の生き方がなかなか浸透していないときに、小池先生とリーヴァイさんの名コンビがそこに焦点をあてて、彼女が戴冠するまでの生き様を壮大で素敵な音楽と華やかな衣裳とラブロマンスを含めながらを大作ミュージカルに仕上げてくださったところがお客さまに納得いただけたと思います。世界初演ということもあり、多くのお客さまに受け入れていただけたと思います。ただ、世界初演ということもあり、創りあげていく過程が大変だった思い出もたくさんあって、ぎりぎりまで歌や場面が変更になって、団結しながら創りあげた作品なので、同じメンバーで改めてできることが嬉しいですね」

山崎育三郎さん
「この作品は、ベスの大きな決断がひとつのテーマだと思います。生きていく中で誰もが大きな決断をするときがあると思います。お客さまがベスに自身を重ね合わせて感情移入が出来たのではと思います。僕の母親も僕の出た作品の中でベスが一番好きって言うくらい、女性に愛される作品だと感じます。花總さんが言ってくださったとおり、世界初演でリーヴァイさんたちも日本に来て一緒に創りあげていって、ぎりぎりまで曲が増えたり、変更があったりでなんとか初日に間に合わせて創っていったという感覚でしたので、今回はスタートラインが前回より前に進んでいるので、より深まったものにみんなで創っていけたらと思います」

加藤和樹さん

「楽曲の素晴らしさはさることながら、お芝居の魅力がすごくあると個人的には思います。ベスというひとりの女性、女王ではあるけれども若い女性の初めての感情や幸せとはということは誰しも考えると思います。自分は何のために生まれてきたんだろうという誰しもが考える問いかけが自分自身も共感がもてました。再演ではそこをどれだけ高めていけるかが全員の課題であると思います。やはりひとりひとりが初演のときから高い意識を持って、自分には何が出来るだろうと考えています。前回より広い視野を持って、自分には何が出来るだろうと考えていきたいです」

平野綾さん
「ベスは、ただのヒロインではなく、戦うヒロイン。自分で道を切り開いていくというイメージが強くて、その一方で男性はそれを見守る、包容力があるキャラクター。女王になる人だからといって完璧ではなく、すごく人間らしい部分を持ち合わせいて、そういうところに共感していただけたのではと思います。初演のときは大変なことも楽しかったこともいろいろと思い出がつまっているので、そのメンバーでまた創りあげられることを嬉しく思っています」

 

―前回のお稽古、公演中の印象的なエピソードや思い出は?
花總まりさん
「本当に大変でした。小池先生もより良い物をと私たちも焦りながらも、世界初演というのはこうやって創っていくものなんだ。これだけ大変なものなんだということを解っていましたし、諦めずに最後の最後まで頑張ろうという空気がものすごくあったので、最後までラストの場面が変更、変更で大変でしたが、なかなか無いくらい、みんなが前向きだったのを感じた稽古場でしたね」

加藤和樹さん
「ターザンの話がでましたが、あの場面は本当に本番ぎりぎりまで小池先生が悩んでらっしゃって、“場当たりでやってみてダメだったらあきらめるけど一回トライさせて欲しい”とおっしゃったのをすごく覚えています。それで育三郎君と稽古をして、“いけるな”と先生がおっしゃったのを覚えています。本番中にいろいろありました。地方公演の場当たりで、下手から上手で消えてしまうとか途中で止まってしまうこともありましたので、今回そのシーンがあるならもう少しうまくやりたいなと思います」

山崎育三郎さん
「舞台上が斜めになっていて、回転する舞台でしたので、足腰がしんどくなっていましたね。女性はヒールを履いていますし、ロビンもヒールの高いシューズでしたので、みんな身体のメンテナンスが大変でした。フェリペ役の平方元基くんが、日に焼けた役で、千穐楽で自分のファンデーションを使い切りたいと思ったみたいで、いつもの10倍くらいのファンデーションを塗ったんでしょうね。僕は知らなくて、舞台上でフェリペに会ったら焦げたパンケーキみたいな感じで真っ黒になっていて、しわも無い黒い人がいて舞台上で全員が吹いたっていうのがありましたね(笑)」

平野綾さん
「衣裳の話がでましたが、最大で10キロぐらいで、ベスも7,8キロあって、今回もあの重量級と戦わなくてはいけないので身体をちゃんと作っておかなければと思ったり、あとは幕があけるときに集合写真をとってかざっているのですが、センターのいいポジションにベスのキーになっているイモーテルのお花を持った小池先生がたたずんでいる写真あって、みるといつもホッコリします。みんなで一丸となって創りあげたっていう思い出です」

 

―公演への意気込みをお願いします。

花總まりさん
「今日改めて3年半ぶりということを実感しました。もう一度共演者の方々と一丸となって世界初演のときのエネルギー、パワーを持ったまま新たにこの作品に取り組んでいきたいと思います」
平野綾さん
「再び、ベスという役に挑戦できることを幸せに思います。前回よりもさらに良いものを責任持って役に取り組みます!!」

山崎育三郎さん
「この2、3年で新しいチャレンジをいろいろとやらせてもらって、自分でも今回どんなロビンが出来るか楽しみですし、今年ミュージカルがこの『レディ・ベス』だけですのでしっかりと演じられるように、ロビンに懸けたいと思います」

加藤和樹さん
「自身にとっては初めての帝国劇場での作品ということで、前回は右も左もわからなくて、すごく悔しい思いをしたのを覚えています。そこから自分なりに一歩一歩経験を積んできて、自分ができることをこの作品に全力でかけたいと思います。初演よりさらにすごかったね、また観たいねって言ってもらえるよう皆さんと力を合わせていきます」

気になったのはやはり衣裳のお話。この時代の衣裳はボリュームも装飾も目を見張るものばかり。この時代ならではの豪華なドレススタイルをじっくり堪能出来そう!!


【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『レディ・ベス』
■日程・会場
東京公演:2017年10月8日(日)~11月18日(土) 帝国劇場
大阪公演:2017年11月28日(火)~12月10日(日) 梅田芸術劇場メインホール
■脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ
■音楽・編曲 シルヴェスター・リーヴァイ
■演出・訳詞・修辞 小池修一郎
■出演
花總まり/平野綾 山崎育三郎/加藤和樹 未来優希/吉沢梨絵 平方元基/古川雄大 和音美桜 吉野圭吾 石川禅 涼風真世 山口祐一郎 他
■公式サイト http://www.tohostage.com/ladybess/


平野綾さんのインタビュー掲載最新号#30 情報はこちら↓


text&photo:Akiko Yamashita(NorieM)

(2017,07,28)

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