3月4日、東京・日比谷シアタークリエにて、ミュージカル『GHOST』の囲み会見とゲネプロが披露されました。

囲み取材では、浦井健治さん、咲妃みゆさん、桜井玲香さん、水田航生さん、森公美子さんが出席し、今の心境を語りました。

写真左から水田航生さん、桜井玲香さん、浦井健治さん、咲妃みゆさん、森公美子さん

 

本作は大ヒット映画『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)のミュージカル版。2018年に日本初演されたものの再演となります。
主人公サムを演じる浦井さんは「とても仲の良いカンパニーになってます。Wモリーも異常なくらい仲が良いです(笑)」と紹介。

 

すると咲妃さんも「(桜井さんとは)初めましてだったんですけど、すごく心地が良くて、一緒に過ごさせていただきました。いろいろな相談事とか他愛もない話とか、率先してしたくなる不思議なパワーを持ってる子です」とリスペクト。

 

桜井さんも「咲妃さんが本当に大好き!!好きが止まらないくらい好きなんです!!」とラブラブ度をアピール。

 

オダ・メイ役の森さんは「二人は同じ楽屋。稽古中の机も二人一緒だったし、サムとカール(水田さん)も一緒の机で隣同士で、私だけ一人別だったんですよ。誰も話しかけてくれないし、すっごいさみしい状態でした」と寂しそうに訴えると、慌てて浦井さんが「話しかけてましたよ!!」とフォローし、一同大笑いとなっていました。

浦井さんは二人の様子について「楽屋にいると二人が爆笑してて、何が起こったんだろうと思って聞いてみると、お弁当をひっくり返したとか、他愛のない話で盛り上がっていた」と暴露。

また、森さんが「(Wキャストだから)今日を境に会えなくなるんだよね」と話を向けると、咲妃はその言葉に頷きながら「もうすぐ会えなくなるね、寂しい、寂しいって言ってます」と切なそうな顔を見せていました。

そんな一同の様子を見ながら水田さんは「笑いが絶えない稽古場でした。森さんを筆頭に盛り上げてくださって、僕たちはそれを見て笑うという和やかな雰囲気でした」と綺麗にまとめていました。

 

その後、桜井さんがモリー役をやったパターンのゲネプロを観劇しました。
サムとモリーはラブラブの恋人同士。カール(水田さん)はサムの同僚であり二人とも親しい間柄。ある日、デートの帰りに男に襲われ、サムは命を落としてしまいます。が、サムの魂はゴーストとしてこの世に存在するという奇妙な状態に。犯人の顔や素性を知ったサムはモリーに危険を伝えたくて、霊媒師のオダ・メイの力を借りようとします。やがてサムは本当の犯人が誰なのか、そしてその目的を知ってショックを受け、改めてモリーを守ろうと自分自身を鍛え始めるのでした……。

photo(stage):桜井隆幸

 

モリーを演じる桜井さんははかなさを感じさせる歌声で、彼を亡くした痛々しい心境を表現し、見る者がモリーを守ってあげたくなる心境に包みこみます。

そしてそんなモリーを守ろうとするサムは初めはどこか頼りなさを感じさせますが、やがて犯人と本気で戦おうと意志を固めてからは力強い歌声で場面を圧倒。浦井さんの伸びのある美声が劇場中に溢れるようでした。

photo(stage):桜井隆幸

 

カール役の水田さんは一見好青年風なのですが、どこか闇を抱えている風情があり、時々見せる「ニヤリ」とした笑い顔にゾクっとさせられました。

photo(stage):桜井隆幸

 

そしてオダ・メイ役の森さんは、本作の笑いのパートを全身でになっているかのようで、後半ではまさにモリクミ・オン・ステージ!と言わんばかりに激しく華やかなダンスを決め、その一方で心からサムとモリーを敵から守ろうとする人の良さを表現していました。

photo(stage):桜井隆幸

 

ミュージカル『GHOST』は、3月23日まで、東京・日比谷シアタークリエにて上演。その後4月4日に愛知県芸術劇場大ホール、4月9日から11日まで大阪・新歌舞伎座にて上演されます。

 

【公演概要】

■タイトル ミュージカル『GHOST』

■日程・会場

東京公演:2021年3月5日(金)~3月23日(火) 日比谷シアタークリエ

愛知公演:2021年4月4日(日) 愛知県芸術劇場大ホール

大阪公演:2021年4月9日(金)〜4月11日(日) 新歌舞伎座
■脚本・歌詞 ブルース・ジョエル・ルービン
■音楽・歌詞 デイヴ・スチュワート&グレン・バラード
■演出 ダレン・ヤップ
■出演

浦井健治 咲妃みゆ/桜井玲香(Wキャスト) 水田航生 森公美子 ほか
■公式ホームページ https://www.tohostage.com/ghost/

(2021,03,05)

photo&text:Saki Komura/photo(stage):桜井隆幸(オフィシャル提供)

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