室龍太さんが主演を務める爆笑痛快コメディ『コムサdeMANZAI!』のゲネプロ・囲み取材会が、9月15日(木)にヒューリックホール東京で行われ、室さん、大島麻衣さん、あべこうじさん、脚本・演出を担当する品川ヒロシさんが登壇しました!!

本作は、2019年上演の「どれミゼラブル!」、2021年夏上演の「コムサdeマンボ!」に続く、シリーズ3作目にして完結編。前作でバラエティ番組の放送作家として活躍するようになった、室さんが演じるコムサ真二が、漫才の作家でありながら、自分がピンチヒッターとして漫才のツッコミをやるかもしれないという窮地に立たされます。

ゲネプロを終えて行われた囲み取材で、室さんは「稽古場と違って、マスクをとって開放感がある中でのお芝居で、最高でした。稽古場では噛み倒していたんですが、劇場に入ってから一回も噛んでません」と胸を張りました。すると、すぐに品川さんは「一ヶ所あった」と一言。大島さんからも「名古屋のシーン(名古屋の名物にかけて“やばい”を言うシーン)がひどかった」というツッコミが入り、大盛り上がり。あべさんから「いろいろなパターンで練習したやろ」と指摘されると、室さんは「公開で怒るのやめてもらっていいですか?」と嘆いて笑わせました。

本作の見どころは、なんといっても全編にわたって繰り広げられる室さんのツッコミ。劇中では、漫才も披露します。さらに、カーテンコールではダンスも!! カーテンコールでは、会場で販売している、叩くと音が出るペンライト“ペタライト”を使って応援することもできるので、客席も一緒になって楽しめます。

そして、アドリブコーナーも注目です。出演者たちが勢ぞろいし、Tik Tokの動画を撮影するというシチュエーションで行われるこのコーナーは、品川さんも「腹を抱えて笑う」と太鼓判を押します。特に、マサチカ役の石垣佑磨さんについて、品川さんは「稽古でも何も見るな、何も知るなって言って、情報量を少なくすると、すごい爆発力なんです。室くんで落とそうと思っているのに、毎回、三番目くらい(の石垣さん)がぶっ飛んだことを言うんです」と明かしました。

囲み取材の様子からも仲の良さが存分に感じられた出演者たち。品川さんは改めて「『コムサde』シリーズならではの雰囲気やアドリブ、ダンスも取り入れて、これまでのシリーズをご覧になっていた方にも楽しんでいただけて、とにかくバカバカしい作品をテーマに書きました。大笑いして、いろいろなことを忘れて帰ってもらえたらいいなと思います」とアピール。

 

あべさんは「日々、言うことも少しずつ変わってくるし、間(ま)も違ってくるので、一緒になって体感していただいて、楽しんでいただける、そんなエンターテインメントになると思っている自分がいます。なので、一緒に楽しい舞台を作っていただけませんか。よろしくお願いします!!」と呼びかけ、大島さんは「私が演じる真紀のセリフに“刺さるわ”という言葉がありますが、本当にそれぞれのキャラクターがいいセリフを言っています。そんないい話もフワッとでいいので心に持って帰っていただけたら。それから、この作品はお客さんと一緒に作っていく舞台なので、皆さんの声援や拍手があって完成します。ぜひ遊びに来てください」と呼びかけました。

そして、最後に室さんは「この時期にお笑いを届けられるのが僕自身すごく嬉しいです。皆さんも笑いが足りないと思うので、ぜひ劇場に来ていただいて、僕たちのパワーを受け取っていただきたいと思います。『完結編』ではありますが、またいつかできるように大成功で終わらせたいですし、誰一人欠けることなく、最後まで突っ走っていけるように細心の注意を払いながら、楽しくお芝居したいと思いますので、ぜひ劇場にお越しください」と話して締めくくりました。

 

囲み取材後には、 2022年8月28日に結婚を発表した石垣さんを出演者たちがステージ上で祝福する場面も。石垣さんは「結婚しました。ありがとうございます」と左手の薬指の指輪を見せ、「うちの妻も観に来てくれると思うので、頑張って演じたいと思います。キャストの皆さんと室くんの良さを引き出して、心から演じていけたらいいなと思っています」と意気込みを語りました。

 

【あらすじ】

ゴールデンのバラエティ番組の構成や、芸人コンビ「すすむ・のぼる」の台本も書く放送作家のコムサ真二(室龍太)。彼らのラジオの生放送を終えた後、進(あべこうじ)と話しているところにプロデューサーの越野(川久保拓司)が現れる。越野は現在地方局のイベント事業部に勤務しており、翌日に行われるイベントのゲストに出られる芸人を探しているという。コムサはすかさず「すすむ・のぼる」を推薦する。

イベント会場では、そのローカル局のアナウンサーである八代真紀(大島麻衣)とADの森飛雄馬(松井勇歩)が準備に追われている。コムサと進が現地に到着すると、そこに越野の誘いで来ていたマサチカ(石垣佑磨)にも再会し、コムサは驚く。メインのゲストである大物演歌歌手いつもひろし(姜暢雄)も私服でやってくる。

まもなくイベントのリハを始めようとするが、漫才の相方ののぼるは一向に現れない。本日のメインは漫才であり、それを目当てに来る客が多いという。越野は何とか漫才をやるようにリクエストをする。試しに飛雄馬や真紀やマサチカがやってみるが、うまくいかない。元芸人であり座付作家であるコムサもトライするが、いざ漫才となると噛んでばかりいて、いつものツッコミができない。

果たして、誰が漫才の相方を務めるのか?そして、無事イベントは成功するのか?

 

【公演概要】

■タイトル

『コムサdeMANZAI!』

■日程・会場

東京公演:2022年9月15日(木)〜9月21日(水) ヒューリックホール東京

大阪公演:2022年9月30日(金 )〜10月2日(日) 松下IMPホール

静岡公演:022年10月7日(金)・10月8日(土) 静岡市民文化会館中ホール

■脚本・演出 品川ヒロシ(品川庄司)

■出演

室龍太 大島麻衣 松井勇歩 川久保拓司 石垣佑磨 あべこうじ  姜暢雄

■企画・製作 ミックスゾーン

■公式サイト https://www.c-manzai.jp

■公式Twitter @comusamanzai

(2022,09,20)

photo&text:Maki Shimada