「英国ローレンス・オリヴィエ賞」を 3部門受賞した心ときめくロマンティック・ラブストーリー ミュージカル『TOP HAT』の日本人キャスト版が11月、12月に東京、大阪で上演されます。

ミュージカル『TOP HAT』は、映画界史上最高のダンス・キング&クイーンと呼ばれた“アステア&ロジャース”が主演した映画 「トップ・ハット」(1935年)が原作の舞台。

ダンスや音楽、躍動感あふれる舞台版として、2011年に英国で生まれ変わり、「英国ローレンス・オリヴィエ賞」で7部門にノミネート、3部門を受賞し大きな話題を呼び、日本では、宝塚歌劇団宙組公演や、英国キャストが初来日したロンドン版の上演で大好評を博した作品です。

上演に先駆けて、演出のマシュー・ホワイトさん、振付のビル・ディーマーさん、坂本昌行さん、多部未華子さん、屋良朝幸さん、朝海ひかるさん、益岡徹さん、浅野和之さんら魅力的な実力派キャストが登壇し、製作発表が行われ、作品の魅力、意気込みを語ってくれました。

 

マシュー・ホワイトさん:演出

「この作品の魅力は、コミカルでスタイリッシュでチャーミングであり、かつロマンチックというコンビネーション。また、素晴らしい振付、アービングという当時のアメリカではいちばん有名であった作曲家による素晴らしいスコアも魅力のひとつだと思います。この作品は、現実の悲しい出来事とは、全く違う世界です。明るく、楽しいコメディの世界をみて頂くことで現実から少しでも逃避していただける作品であると思っています。(日本版を演じるキャストの皆さんは)世界一のキャストだと思っています。1年半前に来日してキャスティングをしました。この作品のキャスティングは本当に難しく、歌えて踊れて演技もできなければいけない。稽古は始まったばかりですが、素晴らしい皆さんと一緒に稽古ができることを楽しみにしています。昨日、私と振り付けのビルにとって稽古の初日でした。本読みをしましたが、それ自体が本当に素晴らしく、これからもっと良いものになっていくと確信しています」

 

ビル・ディーマーさん:振付

「この作品には、1930年代を彷彿とさせるたくさんのスタイルが盛り込まれています。タップに、社交ダンス、ジャズ、ミュージカルの振りも入っています。それは、現代の人たちが観ても楽しんでいただけるものだと思っています。実際に映画でもご覧になっていただいた世界。燕尾服を着た素敵な男性たちが1列になって出てくるという気品とエレガンスなこの世界をご覧いただくだけでも素晴らしいと思います。(主演を務める坂本さん、多部さんは)素晴らしいおふたりです。私自身と彼らとの稽古は昨日始まったばかりですが、私のアシスタントと1週間稽古をして、その前にも稽古をしております。すでにおふたりのこの作品にかける献身度が素晴らしく、彼らを誇らしく思っています」

 

坂本昌行さん:ジェリー・トラヴァース役

「本場のスタッフの皆さんとそして200着以上の衣裳が用意された作品ということで非常に楽しみにしています。そして何よりこのキャストの皆さんとご一緒できることを非常に楽しみにしています。来日公演を2回観させていただき、コミカルだけど非常におしゃれな作品だと感じていました。こういう作品に出れたらいいなと漠然と考えていましたので、(出演の話を聞いたときには)100%の喜びと100%の怖さを感じ、あの軽やかなステップを自分がやるとなったときに、どこからスタートしていけばいいのか、どう練習して行こうかと考え、タップを1から練習していこうと考えました。素直にこの作品を楽しめることができましたし、これから稽古を重ねる度に、より深く愛せる作品だと思っています。(ダンスは)ひと言でいうととても大変です。映像をご覧になった方はわかると思いますが、(タップでは)何をどう踏んで音を出しているのか理解不可能だと思うんです。それに近い高速ステップ、軽やかな中に非常に激しいステップが組み込まれていますので、その激しさを出さずに、華麗にするということが非常に難しいですね」

 

多部未華子さん:デイル・トレモント役

「華やかでゴージャスで素敵な舞台のキャストのひとりとしてこの作品に参加させていただけることをとても光栄に思っています。

今年の初めにオーディションを受けました。その前に特訓をして、この作品に参加できたらいいなと思っていましたが、出演がきまってからは、不安と自信がないところと怖いという感情しか生まれていません(笑)。前向きに自信を持ってできるのは、まだまだ時間がかかりそうです(笑)。この作品の登場人物の中で、感情が一番揺れ動くのが演じるデイルだと思っています。デイルの感情の流れに沿ってダンスの振り付けがついていて、感情の流れに沿って歌の歌詞がついているので、トータルで感情の流れがうまく出るように演じていければいいなと思っています」

 

屋良朝幸さん:アルベルト役

「この役は、今まで僕が演じたことのないキャラクターです。新しい引き出しを自分で模索しつつ新しい自分に出会えたらいいなと思っています。情熱的で、ナルシストで自分が大好きなキャラクター。この仕事をしている中で、ナルシストな部分は多少なりともあると思います。その小さなナルシストの部分を存分に大きくしてこのキャラクターを作っていきたいと思っています」

 

朝海ひかるさん:マッジ役

2015年の招聘版を拝見して、終演後手が真っ赤になってジンジンするくらい拍手をした記憶があります。その感動した作品に出演できることをとても光栄に思っています。楽しんでいただるよう精一杯稽古をして頑張ります」

 

益岡徹さん:ホレス役

「この晴れやかな席に出席することができて嬉しいです。自分のエネルギーと情熱、パッションを持って、皆さんに負けないように頑張っていきたいと思っています」

 

浅野和之さん:ベイツ役

「子供の頃に観ていた“アステア&ロジャース”が主演した映画の舞台版にこうして出演することができて嬉しく思っています。一見頑固で雰囲気がぼっとして見えるのですが、相手の心を読むことに長けている。益岡さん演じるホレスの執事の役ですが、ちょっとしたことで喧嘩もするのですが、主人が助けを求めたときには迅速に対応できる、非常にパーフェクトな執事だと思っています」

 

また、作品の中で夫婦を演じる益岡徹さんと朝海ひかるさんは、「3年前にマッジと結婚し、台詞にもありますが、“何かが終わってしまったと思っている”ホレス。主導権は完全にマッジが持っていて、翻弄されながらうろたえたり、たたかれたりしながら、という夫婦関係です。マシューさんが作品の世界観についてアドバイスをしてくれて、印象に残っているのが、いろいろなことがありながらもスフレのようなという軽やかで空気がたくさん入って柔らかで、ふわっとしたものということです。そのイメージをお客さまにお伝えできればと思っています。難しいことかもしれませんが挑戦してみたいと思っています」と益岡さん。

「昨日の本読みで、テンポが大事と思いました。マシューさんからのアドバイスを大切に、セリフが何より楽しく、言っている自分がだんだん興奮していくので、そのまま脚本に預けたいと思っています」と朝海ひかるさん。

どんな夫婦を演じてくれるのか期待が高まります。

今作が海外ミュージカル初挑戦となる多部未華子さんは、作品の稽古に向けてバレエに取り組んだと語ってくれました。

英国オリジナルクリエイター陣による 日本人キャスト版、華やかでゴージャスな世界。歌もダンスもそして物語も楽しめるミュージカル『TOP HAT』ぜひ劇場でご覧ください。素晴らしい衣裳の数々にもぜひ注目を!!

 

【公演情報】

タイトル ミュージカル『TOP HAT

日程・会場

東京公演:2018115日(月)~1125日(日) 東急シアターオーブ

大阪公演:2018121日(土)~125日(水) 梅田芸術劇場

出演

坂本昌行 多部未華子 屋良朝幸 朝海ひかる 益岡徹 浅野和之 ほか

公式ホームページ https://www.tophat-musical.jp/

(2018,10,03)

photo&text:Akiko Yamashita

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