中川晃教さん、凰稀かなめさんほかが出演する舞台「『銀河鉄道 999』さよならメーテル~僕の永遠」が4月20日、東京・明治座にて初日を迎えました。
松本零士さんの人気マンガ「銀河鉄道999」を原作とした本作は、2018年に上演された舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~ の続編となり。原作にないオリジナルストーリーを加えて、星野鉄郎とプロメシュームとの戦いや鉄郎とメーテルとの別れまでが描かれます。

初日直前に行われた公開ゲネプロでは、本番さながらの舞台となりました。
※この日のメーテル役はWキャストの木下晴香さんが演じています。

機械の体になって永遠の命を手に入れるため、そして人間狩りで殺された母の仇を討つために、謎の美女メーテルから999号のパスをもらい、一緒に旅立った星野鉄郎(中川さん)。前作で鉄郎は、母を殺した機械伯爵への復讐を遂げましたが、そこに至るまでの様々な経験や出会い、生身の人間や機械化人たちとの触れ合いによって、限りある生命の美しさに気づき、機械の体をタダでくれるという星を破壊したいと、新たな想いを抱くことに。

本筋の物語と並行して、クイーン・エメラルダス(凰稀さん)の過去も描かれます。以前は民衆と共に平和に暮らしていたお姫さまでしたが、女王プロメシューム(松下由樹さん)がかつての夫であり、そしてエメラルダスとメーテル姉妹の父である科学者ドクター・バンの懲罰を実行し、政策に反抗する民衆を次々と粛清していった。エメラルダスは民衆のために母を手に掛けようとしますが、どうしてもできず、やがて国を離れて宇宙を旅する女海賊になったのです。

凰稀さんは、美しく気品に溢れる姫君から、やがて弱き者のために敵と戦う強い女性へと変貌します。またエメラルダスの前にたちはだかるプロメシューム役の松下さんは最強の悪役ぶり。鉄郎役の中川さんらと対峙する最後の最後まで圧倒的な迫力を見せつけていました。

ゲネプロ後、会見が行われ、中川さん、凰稀さん、木下さん、松下さんの他、前山剛久さん、矢沢洋子さん、美山加恋さん、お宮の松さん、平方元基さん、そして原作者の松本さんも出席しました。

 

中川さんは、「この物語では運命や希望という心に残り、心に刺さる言葉が出てきます。先日、ニュースでブラックホールを目で見る奇跡的な体験をできました。劇中にはブラックホールという言葉も出てきます。ブラックホールを見ながら、この作品に携わる事は縁だと思います」と挨拶。ゲネプロ直後とあって「身体が火照っています」と笑顔を浮かべていました。

母と娘たちがぶつかるストーリーについて話が振られると凰稀さんは「皆と違う次元でストーリーに入っていかなければならないので難しい立ち位置でした」と静かに述べ、もう一人の娘、メーテル役の木下さんも「衣裳をつけメイクをして映像や音楽が流れる舞台に立つと、作品とキャラクターの熱をものすごく感じます」とにっこり。二人の母である松下さんは「皆さんの壁にならなければならない、女王という立場をキープしていかないと」と気合いを入れます。

松本さんは「(プロメシューム役が)素晴らしかったです。迫力がすごかった」と褒め、「舞台ってやっぱり大変なんですね。素晴らしいです」とキャストたちをねぎらっていました。

999での旅に絡めて、「どんな旅に出たいか」という質問が出ると、松下さんは「列車の旅もいいですね」と本作から影響を受けたと口にし、中川さんも「飛行機であっという間に遠いところに行く事も出来ますが、車で行けるような至近距離に行きたい」とコメント。
凰稀さんは先日ニュースで話題になったばかりの「ブラックホールを観に行きたい。あの中に入るとどうなってしまうのか興味があります」と夢を語る一方で、ハーロック役の平方さんは「沖縄に行きたいです。劇場や稽古場と自宅の往復になってしまいがちなので」と現実路線。お宮の松は平方さんの答えに乗っかって「その沖縄から船に乗って台湾に行きたいです」と笑いを誘います。

美山さんは「行先よりも寝台列車に乗ってみたい」、木下さんは「海外に行った事があまりないのでもっと知らない世界を旅してみたいです」と話し、ハミルと機械伯爵の2役を演じる前山さんは「火星に行ってみたい」と口にすると、松本さんが乗っかってきて「私も(火星に)住んでいる予定だったんです」と若き日からの夢を話し出すと、「じゃあ一緒に住みませんか?」と大先生を誘って笑わせていました。  

最後に矢沢さんは「前回の舞台で松本先生のふるさと、小倉公演でお宮の松と加恋ちゃんと遅くまでお酒を楽しみました。今回はもっと皆でどっぷり飲みに行きたい」と言うと皆も大きくうなずいていました。

中川さんは最後に「この作品は夢が、希望が、そして松本先生がおっしゃるように元気が詰まっています。見どころはたくさんありますが、何故エメラルダスが孤独な女海賊になったのか、そしてハーロックが誕生した話、前山くんがハミルと機械伯爵の2役を演じますが、運命の輪の中で鉄郎と出会ってしまったドラマが紐解かれていく、さらにプロメシュームとメーテルの物語あり、最後に鉄郎はメーテルとファーストキスをします。そのキスの向こうにあるものが何か、皆さんにも感じていただけたら。甘酸っぱいものもあり、ピリッとした刺激もあるかもしれません。劇場でお待ちしております」と熱いメッセージを送っていました。

舞台「『銀河鉄道 999』さよならメーテル~僕の永遠」は4月29日まで東京・明治座にて上演。その後5月10日から12日まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。平成から令和をまたぐように銀河鉄道999は今年も旅を続けます。

 

【公演概要】
■タイトル 銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル〜僕の永遠
■日程・会場
東京公演:2019年4月20日(土)〜4月29日(月・祝) 明治座
大阪公演:2019年5月10日(金)〜5月12日(日) 梅田芸術劇場メインホール
■出演
中川晃教 凰稀かなめ 前山剛久 矢沢洋子 木下晴香/伊波杏樹
美山加恋 お宮の松 塚原大助 松下由樹(特別出演)/平方元基 ほか
■公式ホームページ https://999-40.jp/

(2019,04,21)

photo&text:Saki Komura

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