イギリス・ロンドンで2016年に上演された、英国の劇作家マイク・バートレットによる社会派戯曲『WILD』が日本で初めて舞台化され、4月28日(日)より東京グローブ座にて初演を迎えることとなりました。初日の前日となる27日(金)、同劇場にて公開ゲネプロが行われ。Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんと太田緑ロランスさん、斉藤直樹さんが本番さながらに緊迫した芝居を披露しました。

写真左から斉藤直樹さん、中島裕翔さん、太田緑ロランスさん

物語は、2013年にアメリカ合衆国政府の個人情報収集の手口を内部告発しロシアに亡命した、アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員エドワード・スノーデンの事件に着想を得て書かれた社会派の3人芝居。
ゲネプロでは、モスクワのホテルの一室に潜伏するアンドリューに、「ミス・プリズム」と名乗る女、また「男」が訪ねてきます。アンドリューと女、アンドリューと男の間ではマシンガントークのような会話の応酬がさく裂します。女と男はそれぞれお互いを知らないようで、別々にアンドリューの部屋に現れ、それぞれの考えや立場からアンドリューに何故事件を引き起こしたのか、どれだけの人間が影響を受けたのか、などと非難します。アンドリューは当初は口を挟もうとしても発言を阻ばれていますが、徐々に自分自身が思う信念を口にするようになり……そして終盤、驚きの展開が!!アンドリューはどんな決断をするのか、注目です。

ゲネプロ後に行われた囲み会見では、中島さん、太田さん、斉藤さんが出席。今の心境などを話しました。

本作の主人公アンドリュー役を務める中島さんは、これが舞台初主演。今の心境を聴かれると「全部が新鮮ですね」と笑顔を見せます。「ジャニーズの舞台ではショウというものなら出演したことがあるんですが、こういったガチのストレートプレイは本当に初めて。この舞台で役への向き合い方をさらに詰め、もっとアドバンスして、ベースが出来上がると自分がすごくフリーになれるという、すごくおもしろい感覚を得ています」とワクワクがとまらない模様。

3人とも膨大な台詞量を操るのも本作の見どころ。「本読みの時点で、疑問を潰し、咀嚼を行ったのでスムーズにできている気がします」と胸を張る中島さんですが、「でも僕より二人の方がすごい大変だと思います。特にロランスさんは大変じゃないかな?めっちゃマシンガントークで喋ってますから」と話を振ります。すると「女」役の太田さんは「私がいちばん稽古場で苦労していました。なかなかおもしろい道筋が辿れなくてご迷惑をおかけしたりもしました。演出の小川(絵梨子)さんが丁寧に導いてくださったので、ようやく面白いと感じていく、そんな余裕が出てきたかな」と微笑みを浮かべつつ、今日に至る道のりを語っていました。

そんな太田さんから見た中島さんの印象ですが、「今日、トップアイドルの方だったんだ!!と正直思い出しました。それまでは役者仲間として付き合っていたんですが、今日(カメラの)シャッター音で“ああ、この方はトップアイドルだったんだ”と新鮮に感じました」と話すと、中島は恥ずかしそうに肩をすくめたり手で自分の顔を隠したりと大テレ。
さらに太田さんが「中島さんは本当にタフなんですよ!!素直で柔軟で小川さんがおっしゃることを掴むのがすごく早い。理解したことを芝居に落とすのも早いし。本当に尊敬しています。忙しいのに疲れを見せない事や、瞬間瞬間を大事にしている事も。謙虚ですし舞台に対する変な先入観もないしね」と褒めちぎると「男」役の斉藤さんも「(中島さんは)本当に最初の印象通りで良い好青年なんだろうなと思っていたら……その通りで!!タフガイだなと思いましたね」とさらに絶賛。


二人からの言葉にはにかむような表情が止まらない中島さんは「皆さんがサポートしてくださるし、皆でアイディアをどんどん出していくのですごくポジティブになれる現場。すごく助かりました」と感謝の意を伝えていました。

改めて6年ぶりの舞台について聴かれた中島さん。今回上演する東京グローブ座について「うち(Hey! Say! JUMP)のメンバーも立っていて、メンバーの舞台も見たことがあるんですが、実際に自分がステージに立ってみると、“ああ、こういう感じに見えるんだな”って。景色や匂いという感覚、温度や湿度といったものを全部をひっくるめて感じています」と喜びや満足などいろいろな想いを感じているように言葉を紡いでいたのが印象的でした。

なお、劇中では、上半身裸で中島さんが腹筋をする場面があります。「きっとその部分を記事などに取り上げられるんだろうなあ。(カメラの)シャッター音の多さで」と苦笑する中島さんの言葉でマスコミも大笑いとなった会見でした。

『WILD(ワイルド)』は、4月28日(日)から5月25日(土)まで東京グローブ座、6月2日(日)から5日(水)まで大阪・シアター・ドラマシティにて上演。

 

【公演概要】

■タイトル 舞台『WILD』

■日程・会場

東京公演:2019年4月28日(日)~5月25日(土) 東京グローブ座

大阪公演:2019年6月2日(日)~6月5日(水) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

■作 マイク・バートレット
■演出 小川絵梨子
■出演 中島裕翔 太田緑ロランス 斉藤直樹

■公式ホームページ https://www.wild-stage.jp/

(2019,04,30)

photo&text:Saki Komura

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