世界中で幅広い世代に愛されるアニメ「トムとジェリー」が誕生して今年でなんと80周年を迎えました。このアニバーサリーイヤーに音楽劇『トムとジェリー 夢よもう一度』の制作が決定し、8月3日(土)から愛知、東京、大阪にて上演されることとなりました。7月17日(水)、都内にて製作発表会見が行われ、ココリコの遠藤章造さんをはじめ、バッファロー吾郎の竹若元博さん、宇宙Six・ジャニーズJr.の松本幸大さん、ふぉ~ゆ~の松崎祐介さん、増田惠子さん、榛葉昌寛さんと音楽を担当する松任谷正隆さん、そして演出のノゾエ征爾さんが出席しました。

前列左からトム、竹若元博さん、遠藤章造さん、松本幸大さん、松崎祐介さん、ジェリー

後列左から松任谷正隆さん、榛葉昌寛さん、増田惠子さん、ノゾエ征爾さん

 

Wキャストでトム役を演じる遠藤さんはこれが初舞台。「ルミネなどの(お笑いの)舞台に立ったことはありますが、こんな演劇の舞台に出るのは初めてです」と照れ笑いと緊張感が混じりあった表情で挨拶します。「一生懸命汗をかきながら皆さんについていきたい」と意気込みを見せるも「闇ではなく光しかない舞台だと思っています」と現在話題となっている事務所内のキーワードを自ら口にして笑いを誘いお笑い芸人魂を見せつけます。

同じくトム役をWキャストで演じる竹若さんは「普段は眼鏡をかけてますが、さすがに眼鏡をしたトムというのはないだろうと思ってはずしました。先ほど楽屋でケイさん(増田)から『あなた、誰?』みたいな顔をされまして、これまでの稽古はなんだったんだろうと」と笑いを誘っていました。

 

今回ジェリー役はトリプルキャストで演じる事になります。愛知公演を担当する松本さんは「小さい頃、香港に住んでいたんですが、そこで1番観ていたアニメが『トムとジェリー』でした。そんな作品に出演出来る事を光栄に思う反面、不安に思う事もあり、原作が大好きな皆さんが見守る中、僕がジェリーを演じていいのだろうか、と」とファンが多い作品の主人公を演じる喜びと責任を口にします。ですが「海外の作品を日本で上演することはジャニーさんも好きだったのできっと喜んでくれるはず。ジャニーズ魂を受けつつスタッフ、キャストの皆さんと力を合わせて皆を笑顔にしてみせます!!」と亡き事務所社長に向けて力強く宣言していました。

 

そして大阪公演でジェリー役を務める松崎さんは、現在他の作品に出演中とあって「まだ稽古に参加できていません。今日初めて皆さんをお会いできたばかり」と居並ぶ共演者たちに会釈を送ります。「小さい頃から楽しんでいた作品で、大人になってもトムとジェリーをお酒のおつまみにしながらゲラゲラ笑って観ています。誰が観に来ても笑顔にさせる、エンターテイメントの心を忘れず精一杯やりたいです」とコメントしました。

 

なお東京公演でジェリー役を務める山本亮太さん(宇宙Six/ジャニーズJr.)はスケジュールの都合で会見には出席できませんでしたが、以下のメッセージが紹介されました。

「この度ジェリー役に抜擢していただきありがとうございました。自分で言うのもなんですが、今回ジェリーを演じる一人一人がジェリーに似た個性ある3人だと思っています。気合いは十分です。3色のジェリーで皆さんにお楽しみいただきたいと思っています。同じ宇宙Sixの松本くんから良いバトンを受け取って東京公演で大成功を収めたいです」

このメッセージを聴いた松本さんは「同じグループのメンバーで同じ役を演じる事なんて今後ないかな」と貴重な経験になると話し、松崎さんもそれに同意しつつも「あいつのジェリーが1番良かったなんて言われたりしない?」と司会に聴かれて「頑張りますよ!!負けませんよ!!」と笑いながらもいいライバル心を持って演じたいと胸の内を語りました。

ジェリーの母・ジュリエッタ役を演じる増田さんは「ジェリーとはほんの数か月しか一緒にいれなかった母親という事で、それだけに愛情深くずっとジェリーのそばに寄り添っている役。チャーミングなジュリエッタになるよう毎日稽古に臨んでいます」と述べ、得意の歌唱については「松任谷さんがジュリエッタのために『いつもあなたのそばにいる』というソロ曲を書きおろしてくださいました。母の愛情を切々と歌う曲なので皆さんにも感動を与えられたら」と期待を持たせていました。

 

神様 GOD役の榛葉さんは世界を股にかけて活躍されているオペラ歌手。現在イタリア・ミラノ在住ということに絡めて「ミラノはイタリアのなかでも都会でイタリアらしくない街。この作品では同じイタリアの中でもいちばんイタリアらしいナポリの風を吹かせたいです」と豊かな声量で語り、司会から「1曲歌ってもらえないか」というリクエストに「オ・ソーレ・ミオ」をさらに声量たっぷりで歌いあげ、場内から拍手を浴びていました。

 

松任谷さんは、自身の原体験で『トムとジェリー』を観ていたのは僕くらいかなと話し出します。「当時、アメリカの動物アニメって多かったんですよ。『マイティー・マウス』『フェリックス』『早射ちマック』『クマゴロー』……とかね。今回の舞台ではアメリカのブルーグラスをベースにして3日でほぼ13曲書きあげたんですが、それはアニメのイメージだけで作ったので舞台でキャストが動く事はあまり考えないで作りました。だから、リハーサルを観て都度、曲を書き直してしまうと思います。毎回それがあると思うので、皆さんに迷惑をかけてしまうと思います」とニヤリ。すると全員が動揺を顔に出し、なかでも増田さんが「ええっ!!」と声をあげ、笑いを呼んでいました。

 

最後に挨拶をしたノゾエさん。お笑い、アイドル、テノール歌手など異ジャンルのメンバーが集まった今回の舞台について「混ぜたら危険を混ぜちゃいました!!」とあっけらかんと笑い、「混ぜたら妙なものが出てきたようで、そんな化学反応が稽古場で日々生まれてきています」と楽しそう。「稽古場では皆がそれぞれに『これ、面白い』と思う事が次々と積み重なって、そこに素晴らしい音楽が重なり、心から震えています」と嬉しそうに語りました。

 

なお、今回初舞台という事で、「ダウンタウンの松ちゃん(松本人志さん)に何か言われましたか?」と聴かれた遠藤さんは「松本さんからは『ドッキリやでぇ』と言われました。僕もいまだに、これ『モニタリング』なんじゃないかなと思っています」と言うと松本さんや松崎さんが大笑いとなりました。

最後の記念撮影にはスペシャルゲストとしてトムとジェリーも参加し、登壇者たちはもちろん取材陣も笑顔になる一幕も。

80年の歴史の中から初期の短編の代表作「夢よもう一度」をベースにしてコメディアニメとオペラを融合したドラマティックな内容となる音楽劇『トムとジェリー 夢よもう一度』は以下の日程で上演されます。

 

【公演概要】

■タイトル 音楽劇『トムとジェリー 夢よもう一度』

■日程・会場
愛知公演:2019年8月3日(土)~8月11日(日) 御園座
東京公演:2019年9月12日(木)~9月16日(月・祝) Bunkamuraオーチャードホール
大阪公演:2019年10月17日(木)~10月20日(日) クールジャパンパーク大阪WWホール

■出演

トム[Wキャスト]:遠藤章造(ココリコ) 竹若元博(バッファロー吾郎)
ジェリー[トリプルキャスト]:松本幸大(宇宙Six / ジャニーズJr.)  山本亮太(宇宙Six / ジャニーズJr.) 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)

トゥードルス:山下リオ
タフィー:中島早貴

スパイク:佐藤正宏(ワハハ本舗)
タイク[トリプルキャスト]:稲葉光(MADE / ジャニーズJr.) 秋山大河(MADE / ジャニーズJr.) 寺西拓人(ジャニーズJr.)

ブッチ[ダブルキャスト]:おばたのお兄さん もう中学生
マッスル:渡辺大輝(ジャニーズJr.)
ジミー:岸本慎太郎(ジャニーズJr.)

神様(ゴッド) 榛葉昌寛
天国の裁判官(ジャッジ) [ダブルキャスト] 村田孝高 パク・ドンイル
キューピッド[ダブルキャスト] 安藤ゆかり 薮田瑞穂

ドラ猫ガス[ダブルキャスト] 梅垣義明 山本圭壱(極楽とんぼ)

天使ガブリエル[ダブルキャスト] 湖月わたる 緒月遠麻

ジュリエッタ:増田惠子 ほか

■公式ホームページ https://www.musical-tomandjerry.jp/

(2019,07,19)

photo&text:Saki Komura

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