人気グループSexy Zoneの菊池風磨さんが主演を務める舞台『HAMLET-ハムレット-』のフォトコールと会見が、9月8日東京グローブ座にて行われました。

本作は、戯曲ができてから400年余り経った現在に至っても世界中で毎年のように上演されている、言わずと知れた不朽の名作。シェイクスピア悲劇の最高峰“デンマーク王子、ハムレットの悲劇”に挑む菊池さんは、本作が舞台単独初主演かつ初めてストレートプレイに挑戦します。また本作の演出は、卓越した演出力で高い評価を得ている森新太郎さんが務めることとなりました。

フォトコール後に行われた囲み会見には菊池さん、南沢さん、安蘭さん、大谷さん、そして森さんが出席しました。

写真左から森新太郎さん、南沢奈央さん、菊池風磨さん、安蘭けいさん、大谷亮介さん

 

菊池さんは「夜に台風が来るということでお客さまの事も心配。安全を第一に考えて、今協議中なんですよね」と心配しつつ「一筋縄ではやらせてくれないのがハムレットだなと」と笑顔も見せていました。※初日は台風の影響で残念ながら中止となりました。

本作のオファーを受けた時、菊池は「完全に伝達ミスだと思ったんですよ。僕じゃないと。(中山)“優馬”と“風磨”を間違えてたんじゃないかと3回くらい確認したんですけど、何回確認しても“風磨”だった」と笑いを交えつつ話し出す。「(事務所の)先輩方、役者の先輩方も“ハムレットを一度やってみたい”とよく聞いていたので、僕はもうちょっと経験を積み重ねていった時に、ハムレットをやりたくなるものなんだと思っていました。“ハムレットをやりたい”と言えるようになったら(舞台スキルが)レベルアップしたのかなという指標として見ていたので。まさか、まだやりたいとも思ってもない時からね。青天の霹靂です」と緊張をみなぎらせていました。

森さんの演出指導について菊池さんは「昨日言っていた事と180°違う事を言う事があるんです。ジャニーさんに近い、懐かしい感じがしました。その場その場で変えることには慣れてるので、楽しくできましたね」と余裕の笑顔。「自分の実感で良かったところを(森さんからも)“さっきのところは良かった”って言われると……抱かれてもいいかな?って」と口にしたので皆大笑い。その言葉に森さんも「抱いてもいいよ」と返してさらに笑いが起きていました。

 

南沢さんはオフィーリア役を「いつかはやってみたかった。森さんの演出でやらせていただき、試行錯誤しながらやってきた。本番を通して成長していきたい」と語りますが、そんな南沢さんから見ても菊池さんの成長は目を見張るものがあったそうで「日々ハムレットが変わっていく。どんどんかっこよくなっていくのでドキドキしました。難しい台詞も心から言っている、サマになっていた」と南沢が菊池を見あげながら話すと「そんな真っ直ぐ見つめられると……」と照れる菊池さん。

 

安蘭さんも菊池さんについて「最初の頃は大丈夫かなあ?と思いながら観ていました。だって初舞台で『ハムレット』ってハードル高いしプレッシャーもあるし。この人はプレッシャーに打ち勝てるのかと心配していたんですが、奈央ちゃんが言う通り日々成長していった」とコメント。

大谷さんは「僕はハムレットと敵対する役なんですが幕が開く直前になると立派になっていた。安心したと共に僕らもしっかりしないとな」とベテランとして気を引き締めつつも、菊池さんから差し入れされた梨に心を奪われたようで「こんなに美味しい梨は生まれて初めて!!」と興奮して語り、皆から笑いが起きていました。

 

菊池さんの舞台出演に対しSexy Zoneメンバーの反応を聞かれると「びっくりしていました。3度聴きするくらいされた。中島(健人)も興奮していたし、マリウス(葉)は生粋の宝塚ファンなので、僕の事よりも“安蘭さんと一緒なんだぁ!!”って身震いしてました(笑)。(佐藤)勝利も、同じ時期にドラマや映画を撮っていたりするので、お互い頑張ろうと話をしていました」と話す菊池さん。ちなみに中島さんは観に来るそうで、「お互い刺激を与え合えたらな」と語っていました。
森さんとしては菊池さんが初めてのストレートプレイで『ハムレット』に挑戦する事について「本当に大変でした。僕のひと夏を返してほしいくらい」と笑わせるが「でも彼は上に行くしかないし、今日のフォトコールでもまた上に伸びていた」と伸びしろを褒めた。

森さんは、初めて菊池さんが自身の芝居を観に来た時の印象が最悪だったと語り出しました。「うつろな目線で挨拶され、芝居の感想も何も言わなかったので(一緒にやるのは)無理だと思った」と振り返ると、手を叩きながら笑う菊池さん。「実はその舞台を観に行った時、あらすじは把握していったんですが、(劇中の)言葉が全然分からなくて、お客さんが笑っている場面でも何で笑っているのか分からなくて、周りに合わせて笑っていたんです。これでは『ハムレット』なんてできない!!と屍のようになって森さんのところに挨拶しに行ったんです」と当時の状況を説明すると、森さんは「全然キラキラしてなかった。ジャニーズなのに(笑)」と言ってまた笑っていました。

この日行われたフォトコールでは1幕の二場から五場までが披露されました。ファンファーレと共に照明が付くと、ステージ下手の階段に腰をおろして本を読むハムレットと、彼の叔父クローディアス(大谷亮介さん)と彼の母ガートルード(安蘭けいさん)を取り囲むようにコーネリアス(花王おさむさん)ら重臣たち、ポローニアス(大鷹明良さん)、レアティーズ(章平さん)が盆舞台の外周に座っていました。ステージがゆっくりと回る中、クローディアスはハムレットの父であり先王亡き後、ガートルードを妻に迎えると発表します。

父の死と母の早すぎる再婚に狼狽するハムレット。そんな彼のもとに親友ホレイショー(宮崎秋人さん)が「先王に似ている亡霊が城壁に現れた」と知らせます。自ら真偽を確かめようと出かけたハムレットの前に現れたのは亡き父の亡霊。「自分はクローディアスに毒殺された」と告げる父の言葉を聴いたハムレットは復讐を決意し、狂気を装い機会を伺います。

彼の変貌ぶりに周囲は驚きますが、ボローニアスはその変貌の理由を娘・オフィーリア(南沢奈央さん)への実らぬ恋が原因と語るのでした。

シェイクスピア独特の難解な台詞をよどみなく口にする菊池さんは、復讐に燃えるハムレット役を若さと力強さいっぱいで演じていました。また、ハムレットに信頼を寄せる南沢さんの心の葛藤が見え隠れする演技にも注目。2幕以降、二人はどのような芝居を見せるのでしょうか。改めて初日を待ちたいですね!!

舞台『HAMLET-ハムレット-』は10月6日まで東京グローブ座にて、その後10月9日から15日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演されます。

 

【公演概要】

■タイトル 舞台『HAMLET-ハムレット-』

■作 ウィリアム・シェイクスピア
■翻訳 松岡和子
■演出 森新太郎

■出演

菊池風磨
南沢奈央 / 宮崎秋人 章平 風間由次郎 小柳心 味方良介
末原拓馬 福原冠 冨永竜 森田甘路 駒井健介 天野勝仁 新垣ケビン
大鷹明良 ・ 花王おさむ / 大谷亮介
安蘭けい

■公式ホームページ https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2019/hamlet/

(2019,09,09)

photo&text:Saki Komura

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