31日から渋谷·東急シアターオーブで日本初の上演を迎えるミュージカル『アナスタシア』は、壮大なスケールと豪華キャストで贈る、愛と冒険のミュージカル。そして、アーニャに出会い、ともに旅をする若い詐欺師·ディミトリを演じる相葉裕樹さんにとって2020年初挑戦となる新しい作品です。作品への想い、そしてオーディションや昨年11月に開催された貴重な歌唱披露でのエピソードを語っていただきました。

 

ー歌唱披露ではとても緊張して、バクバクしたとおっしゃっていましたが、バクバクの一番大きな理由を教えてください。
「オーディションの方が物量的にたくさん練習できましたが、制作発表前はあまりできなかったので、とてもドキドキしました。終わった時は本当に安心しました!!」

 

ー制作発表では、ディミトリ役の3人が揃って歌唱を披露するという最初で最後の機会でしたね。
「3人で一緒にできたことがすごく心強かったです。本来ひとりで歌う曲を3人で振り分けて歌ったので、3人それぞれの緊張がある中でアイコンタクトで安心するところがありましたね。目だけのコミュニケーションってとても安心するんだなと感じました」

 

ーアーニャを演じる葵わかなさん、木下晴香さんの第一印象を教えてください。
「それぞれの魅力があって、笑顔もとてもかわいらしくて、美しさとかわいさの両方を兼ね備えているおふたりという印象でした」

 

ートリプルキャストで同じくディミトリを演じる内海啓貴さんの第一印象は?
「本当に人懐こくて、かわいらしい笑顔を振りまいてくれるので、これから仲良くなれそうという印象でした」

 

ー相葉さんがミュージカル『アナスタシア』のオーディションを受けてみようと思った一番の理由はなんでしょうか?
「自分自身新たな挑戦をしたかったというのもそうですし、役をやり遂げた時にまた違った景色が見えたり、違う感覚が生まれるんじゃないかという期待、そして自分自身の成長への期待がありました。この作品が持つ魅力、そして音楽の魅力。素晴らしい作品のディミトリという役を日本初演キャストとして、シアターオーブの舞台に立ちたいという気持ちですね」

 

ー2018年は、ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』、『タイタニック』、劇団鹿殺し『俺の骨をあげる』、2019年はキネマ『怜々蒐集譚』、『ダンス オブ ヴァンパイア』と毎年新しい作品への挑戦が続いていますね。
「本当にありがたいと思います。挑戦できる環境にいることに感謝しなくてはと思っています。挑戦できるうちはいろいろなことに挑戦していきたいです」

 

ーミュージカル『アナスタシア』は、豪華な衣裳に、プロジェクションマッピングを使った豪華な舞台セットに演出家チームも海外からやってきます。楽しみにしていることを教えてください。
「オーディションの時から、役者個人に寄り添ってくれていたので、スキルを見てくれているということはもちろんですが、ディミトリにあうかどうかの素の僕自身の内面的な部分も見てくれていると感じたので、それぞれに合ったディミトリの作り方をしていくと思っています。クリエイティブチームの皆さんと協力して、日本初演版の『アナスタシア』を届けたいと強く思っています」

 

ー錚々たるキャストの皆さんとの共演になりますが、楽しみにしているキャストの方はいらっしゃいますか?
「大澄賢也さんとは約12年ぶりの共演が楽しみです。そして石川禅さんとは、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』で共演をしていて、再び禅さんと一緒にこの冒険が始まるのかと思うとすごく楽しみですね!!山本耕史さん、堂珍嘉邦さんはそれぞれ本当に魅力溢れる方で役としてすごく絡むというわけではありませんが、見て学びたいと思っています」

 

ー相葉さんが見たいオススメキャストは?
「自分が出ている時は見れないですが(笑)、全部の組み合わせを見たいですね!!稽古場では全部の組み合わせが見れるのでそれも嬉しいですね」

 

ーオーディションの時の印象に残るエピソードはありますか?
「今回は歌とダンス、お芝居の全部を見ていただいて、役者個人と向き合う時間をしっかりと取っていただけたので、オーディションを終わってみて力を発揮できなかったということでは無く、自分が今できることをすべて出し切ったオーデイションをしてくださったということに、クリエイティブチームの作品に対する愛情を強く感じました」

 

ー最後に作品への意気込みをお願いします。
「新たな作品への挑戦です。舞台装置も衣裳もとても豪華で、楽曲も豊かでとても壮大です。聴覚、そして視覚の両方で楽しめる作品です。時代背景は知っていた方が、ストーリーは頭に入りやすいかもしれませんが、初めてご覧いただく方でもとても分かりやすい作品になっています。感性に任せて楽しめるミュージカル『アナスタシア』。ぜひ劇場でご覧ください」

【profile】
1987年10月1日生まれ。千葉県出身。
2004年映画でデビュー。スーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』シンケンブルー(池波流ノ介役)で人気を博す。舞台、映像出演の他、吹き替え等活躍の場を広げ、海外ドラマ「S.W.A.T.」ジム・ストリート役の日本語吹替を担当。近年の主な舞台出演作は、『ダンス オブ ヴァンパイア』『レ・ミゼラブル』『タイタニック』など。


【公演概要】
■タイトル ミュージカル『アナスタシア』
■日程・会場
東京公演:2020年3月1日(日)〜3月28日(土) 東急シアターオーブ

大阪公演:2020年4月6日(月)〜4月18日(土) 梅田芸術劇場メインホール

※2020年2月27日追記 公式発表より

【公演一部中止のお知らせ】
新型コロナウイルス感染症対策本部での首相の要請に従い、感染拡大防止の観点からミュージカル『アナスタシア』東京公演の内、3月1日(日)から3月8日(日)までの9公演を中止とすることを決定いたしました。
最新の情報は公式HPをご参照ください。https://www.anastasia-japan2020.jp/information-0226.html

■出演
葵わかな 木下晴香
海宝直人 相葉裕樹 内海啓貴
山本耕史 堂珍嘉邦(CHEMISTRY) 遠山裕介
大澄賢也 石川禅
朝海ひかる マルシア 堀内敬子
麻実れい ほか
※海宝直人さんは東京公演のみ出演。
■公式ホームページ https://www.anastasia-japan2020.jp/

photo:Hirofumi Miyata/styling:Die-co★
hair&make-up:Kei Kokufuda/interview&text:Akiko Yamashita
Jacket、Necktie、Shirts、Pant、Shoes/ARCHETIPO(NOVARESE 銀座 tel:03-5524-1117)


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(2020,02,26)

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