2020年2月7日に公開された三吉彩花さんが主演『犬鳴村』の主題歌を歌うシンガーソングライターMs.OOJAさんの新曲「HIKARI」のアーティスト写真のプロデュースに初挑戦した三吉彩花さん、そしてMs.OOJAさんにインタビュー。
プライベートでも仲良しと語る三吉彩花さんがMs.OOJAさんのアーティストビジュアルをプロデュースするきっかけや、ビジュアル作りへの思い、そして映画への思いを語っていただきました。
ーまず、ビジュアル撮影を終えてみての感想を教えてください。
Ms.OOJAさん「衣裳を変えて3パターン撮影しましたが、見たことのない自分がいて、三吉ちゃんがプロデュースしてくれたから引き出せた新しいMs.OOJAに出会えてすごく楽しかったです」
ー撮影時間はどのくらいでしたか?
三吉彩花さん「朝の光から夕日まで撮影したかったので、朝7時位から撮影を始めて、夕方5時くらいまでたっぷり撮りました」
Ms.OOJAさん「朝の光から夕方っていう発想が撮れるプロだなって。アイデアや発想力がすごいなって思いました」
三吉さんがプロデュースしたアーティスト写真
ー今回の撮影に向けて三吉さんがプランを立てはじめたのはいつくらいですか?
三吉彩花さん「OOJAさんと出会ったのが一昨年の夏の終わりくらいで、曲は知っていましたが、どんな人柄でどんな方なのかというところは知らなかったので、今回お仕事をご一緒させていただくことになって、プライベートでも仲良くさせてもらっていく中で、身長も高くて、顔もすごく小さくて、めちゃくちゃ美しい方なので、プロモーションビデオやジャケットの写真を見ていて、“OOJAさんメイク薄い方が綺麗じゃないですか”っていう話から始まり、“私だったら、こういうテイストの服を着せたいし、こういうメイクやって欲しい、こういう髪型似合いそう!!”という話をして、それを聞いていた共通の知り合いが、“やっちゃったらいいんじゃない!?”って(笑)。そこから本格的に考え始めて、具体的な構想は今年に入ってからです」
ー実際に撮影してみていかがでしたか?
三吉彩花さん「とても素敵でした!!信頼しているスタッフの皆さんに集まっていただいたので、自分の想像を遥かに超えてすごくいい雰囲気でしたし、衣裳やメイクの感じもこうしたいということを曲げずに言って良かったなって思いました」
ー三吉さんから撮影のプラン、イメージは事前に聞いていらっしゃったと思いますが、実際に撮影を終えてどうでしたか?
Ms.OOJAさん「三吉ちゃんがキャステングしてくれたカメラマンさんということだけでも楽しみでしたが、メイクをして衣裳を身につけて撮りはじめた時に、“すごい!!すごいな!!間違いなかったな”って思いました。三吉ちゃんは撮られる方のプロで、10代の頃からのたくさんの経験で感性が研ぎ澄まされています。今回はプロデュースする側としてその感性を初めて発揮する場に関われたことが嬉しかったですね。どう転んでも良くなると思っていましたが、まさに最高の出来になりました!!」
「HIKARI」ジャケット写真
ー三吉さんはいつもは撮影される側で、今回は撮影をする側、違う立場になって一番難しかったことはなんですか?
三吉彩花さん「いやぁーーー。皆さん信頼してくださって、“三吉ちゃんの好きな様に”って言ってくださったのですが、逆にそれがめちゃくちゃ難しくて!!本当に大事な曲ですし、2020年最初にリリースされる曲で、映画もとても大切です。そこに携わる方たちの全責任を私が担うという気持ちがあって、私で大丈夫かな!?って。プロデュースするのは初めてでしたので、スタッフの皆さんに集まってもらって会議打ち合わせをしましたが、その時も、私が仕切って行かなくちゃいけないんだと思って、私はこう考えています。ということを伝えて、スタッフの皆さんに“面白い!!”と思っていただき、やる気にさせるという空気を作らなければならないということを感じて、いかにいつもプロデュースをやってくださっている方々が、大変なんだということが分かりました(笑)。自分の中に考えている世界観はあっても、自分だけが満足して、楽しくやっているのは絶対にいい作品にならないので、ヘアメイクさん、スタイリストさん、カメラマンさんたちにも、“今のこれいい!!”とか“もっとこうした方がいいかも!!”とか“三吉ちゃんのその視点いいね!!”などそういうのが生まれないといけないと思っていたので、プレッシャーはものすごくありました。でも、初めては初めてなりに、やり切るしかないと思って、普段自分が撮られている時に感じる洋服の質感や天気、光感、スタジオの感じという今までの自分の経験を信じて、皆さんに協力していただきました」
Ms.OOJAさん「その感じがすごく出てたよ!!」
三吉彩花さん「本当に??良かったぁ(笑顔)」
Ms.OOJAさん「現場では気づいたらみんな(三吉さんを)先生って呼んでました(笑)」
ーそうなる雰囲気づくりを三吉さんがされていたんですね!!
Ms.OOJAさん「そうですね。ミーティングの時からね(三吉さんの方を見ると)」
三吉彩花さん「ミーティングは本当に一番緊張した!!皆さん本日はお集まりいただきありがとうございますっていう挨拶からスタートしてね(笑)」
Ms.OOJAさん「手腕を発揮してましたよ!!」
ーご自身の主演映画の主題歌のビジュアルをプロデュースするという三吉さんにとって本当に貴重な経験になりましたね!!主題歌としてOOJAさんがこの曲に込めた想いを教えてください。
Ms.OOJAさん「この映画は、ホラー映画というジャンルで、めちゃくちゃ怖いんですが、三吉さん演じる奏(かなで)が、個人の葛藤や家族の問題を抱えながら運命に抗いながら強く生きていくということをテーマに曲を書きました。ひとりの女性の人生の映画でもあると思っていて、そこの部分をフォーカスしたいと思って、三吉ちゃんのいろいろなシーンを思い浮かべながら、私も奏になりきって、歌詞を書きました」
ーそんな思いのつまった曲を最初に聞いたときはどんな印象を持ちましたか?
三吉彩花さん「想像していたホラー映画の主題歌と180度違う感じで、ホラーの中にも人間的なヒューマンストーリーがちゃんと描かれていて、皆が自分に置き換えて、自分の人生を誰のために生きていくのか、親のために生きるのか、それとも自分のために生きるのか。そこには必ず通る葛藤や壁があって、そういう人間味のあるところが映画を観てくださっている方に伝わるといいなと思っていたので、そこが歌詞に見事に表現されていて、映像もメロディーもリンクしていて、とても好きな曲です」
ー映画の主題歌として作られた曲ではありますが、この曲だけでも女性の人生、歩んできた道を想像させ、聞く人自身のそれぞれの風景が頭の中に広がっていく感じがして、ずっと聞いていたいなって思う曲だなと感じました。映画をご覧になるお客さまにこの曲を通して、どんなことを届けたいと思っていますか?
Ms.OOJAさん「映画を拝見して、こんなに主題歌がリンクしている映画っていうのはなかなか無いと思うくらいに、映画の世界観にあっている曲です。それはなぜかというと、この作品の監督の清水崇さん、映画音楽の海田庄吾さんとある種戦いながら歌詞を書いたということ。それくらい切磋琢磨して作って、最後のタイトルを決めるまでもいろいろな案を出し合って作った曲です。そこもぜひ感じていただけたらと思います。全体的には悲しいストーリーではありますが、悲しいだけではなく、エンドロールが流れる時に「HIKARI」を聞いていただき、それこそ光を見出して欲しいという思いがあります」
ー映画をご覧になっていただいたお客さまにどんな気持ちを持って帰っていただきたいと考えていますか?
三吉彩花さん「実際の都市伝説にあるお話なので、怖いというイメージを最初に持つと思います。確かに怖いシーンはたくさんありますが、その中でそれぞれの生き方や、私が演じる奏が戦っていく姿に、共感とまで行かずとも何かそれぞれが持っている悩みや葛藤がある中で、それでも前を向いて人生を生きていかなければいけないという気持ちを持つと思います。怖さも楽しみつつ、自分だったらと感じてもらえる作品だと思います。最後の主題歌で少しずつ希望の光に向かっていくという形になっています。見る前より見終わった後のほうが見て良かったなって思っていただける作品です」
ー三吉さんにとっては、主演に主題歌のビジュアルプロデュースと思い出深い作品になりますね。
三吉彩花さん「そうですね!!新しいチャレンジで、2020年最初の公開作品です。縁起の良いスタートになります」
Ms.OOJAさん「巨匠である清水崇さんの作品で、三吉彩花が演じる奏は本当に芯の強い女性です。映画の中では本当に怖い目に合うよね?」
三吉彩花さん「いっぱい怖い目に合うし、実際の撮影現場も普通に怖かったです(笑)」
Ms.OOJAさん「トンネルにも、村にも行かせていただきましが、本当にすごい状況で撮影されてたんだなって思いました。ぜひ思いっきり怖がって観てください」
ー最後にご覧になるお客さまにメッセージをお願いします。
Ms.OOJAさん「冬のホラーってより一層怖さが増して、背筋まで冷え切る様な清水崇さんならではの作品で、何回も観たくなる作品です。癖になる怖さを楽しみつつ、エンドロールまで見切ってこその映画だと思います。ぜひ楽しんでください」
三吉彩花さん「そうだ!!エンドロールで帰ってしまうお客さまがいらっしゃると思うんですが、エンドロールの一番最後に本当!?っていうことがあるので、一番最後までぜひ観てください。もうひとつ言いたいことがあるけど、そこまで言っちゃうとあれだな…。うん。その方々は特に最後まで観てください!!(改まって)とにかく最後まで観てください!!」
【profile】
■三吉彩花
1996年6月18日生まれ。埼玉県出身。
ファッション誌「Seventeen」専属モデルを経て2012年映画「グッモーエビアン!」で女優デビュー。2013年映画「旅立ち の島唄~十五の春~」でヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。ドラマ「エンジェルハート」や映画「いぬやしき」などドラマや映画に多数出演。8月に公開した主演映画「ダンスウィズミー」では特技の歌とダンスを披露。2020年2月7日に主演映画「犬鳴村」が公開。
■Ms.OOJA (ミス オオジャ)
三重県出身。
2011年2月16日、Single「It‘s OK」でユニバーサル シグマよりメジャーデビュー。2012年仲間由紀恵主演のTBS系金曜ドラマ「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~」主題歌に5th Single「Be…」が大抜擢。全国テレビ·ラジオ50局でパワープレイを獲得、レコチョク2012年上半期ランキングで4冠を獲得し、配信合計100万ダウンロー ドを超える大ヒットを記録。ヒット曲「Be…」が収録された 2nd Album「HEART」は、オリコンアルバムデイリーチャート初登場1位を獲得し、10万枚を突破。その後、シングルに収録してきた自身のライフワークとも言えるカバー曲を、自身が青春時代に聴いた名曲をセレクトした泣けるラブソングカバーアルバム「WOMAN -Love Song Covers-」「MAN −Love Song Covers 2−」「THE HITS ~NO.1 SONG COVERS~」を発表。2018年10月にover30代の今を強く生きぬくジャンルを越えた同世代女性著名人との対談を元に、リアルストーリーを歌詞に乗せ、Ms.OOJAが歌う、女性クリエーターで創りあげたコンセプトミニアルバム「Stories」をリリース。そして今年、1年半ぶりのオリジナルアルバム「SHINE」を完成させた。
【「HIKARI」配信リリース情報】
映画『犬鳴村』主題歌 「HIKARI」 2月5日(水)デジタル配信
配信はこちらをチェック→https://umj.lnk.to/Msooja_HIKARI
◆「HIKARI」ミュージックビデオ→https://youtu.be/BLEnWCSNG8Q
【作品概要】
■タイトル 映画『犬鳴村』
■監督 清水崇
■脚本 保坂大輔 清水崇
■企画プロデュース 紀伊宗之
■主題歌 Ms.OOJA「HIKARI」(UNIVERSAL SIGMA)
■出演
三吉彩花
坂東龍汰 古川毅 宮野陽名 大谷凜香
奥菜 恵 須賀貴匡 田中健 寺田農 石橋蓮司 高嶋政伸 高島礼子
2020年2月7日(金)東映系全国ロードショー
(2020,02,27)
photo:Hirofumi Miyata/interview&text:Akiko Yamashita
☆PRESENT☆
今回インタビューで初登場いただいた三吉彩花さん、Ms.OOJAさんのサイン入り写真を1名さまにプレゼントいたします。
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(2020,02,27)
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