宇宙Sixの江田剛さん、山本亮太さん、原嘉孝さんが3兄弟役に挑戦する舞台『トムとディックとハリー』が7月10日から東京・サンシャイン劇場にて開幕しました。

写真左から原義孝さん、江田剛さん、山本亮太さん

 

本作は劇作家レイ&マイケル・クーニー親子の合作コメディ。初日前日に同劇場で会見とゲネプロが公開され、会見には長男・トム役の江田さん、次男・ディック役の山本さん、末っ子・ハリー役の原さんが姿を現しました。
初日を迎え、原さんは「何日ぶりですかね、4、5ヶ月ぶり?こうして舞台に立つのは」と語り始めます。「昨年はありがたい事にたくさんの舞台に立たせていただき、いい緊張感を得たんですが、これだけ期間が空くと恐怖というか台詞飛ばしたらどうしよう!!って夢を見ます」と語る原さんに「昨日その夢見たわ!!」と山本さんが乗っかって大笑い。
今回は特に江田さんの台詞量が多いそうで「1時間50分の芝居なんですが、江田ちゃんが1分しかハケてなくて、ずっと台詞を喋りっぱなしなんです。普段喋るキャラではないので慣れてないんです」と説明すると江田さんも「今回はたくさんお喋りさせていただいてます(笑)」と気恥ずかしそう。

「緊張していないといえば全然嘘になるので、せめてお客さんに楽しんでいただけたら」と言いますが、山本さんが「舞台に出るのが久しぶり過ぎて、今ここに会見で出ていますが、こう見えてフワフワしているんです」と素直な心境を口にしていました。
稽古中はフェイスマスクをして臨んでいた3人ですが「とはいえ、家族を描く話なのであまり距離を取ってもねえ。演出の中屋敷(法仁)さんも3人の兄弟感を大事にしたいとおっしゃっていましたし」と山本さん。
3兄弟を演じる3人の実際の関係性は?と聞かれると山本さんが「原ちゃんがいちばん年下なんですが、いちばんしっかりしているので(原さんが)長男、(山本さん自身が)次男、そして(江田さんが)パパ(笑)」と解説していましたが、もう一人、別の舞台に出演する宇宙Sixメンバーの松本幸大さんについては「今日、松本はゲネプロを観に来ますよ!!でもいくらメンバーとはいえ部外者なので舞台裏に入れません。楽屋にも通しません」とワザと距離を取るような態度の3人。
江田さんが「この舞台を(松本さんが)観たらきっと(僕らが)羨ましいなと思う作品になっていると思いますよ」と笑顔を見せると2人も大きく頷いていました。
さらに、この自粛期間中に元宇宙sixメンバーの林翔太さんが結婚した事について振られると3人とも歓声をあげながら、山本さんは「結婚発表の30分前くらいに翔ちゃんから電話がかかってきて“ちょっと話があるんだけど今出れる?”って。これまで翔ちゃんから電話がくるときは相談の内容が多かったので、“待って……このタイミングで(ジャニーズ事務所を辞めるとか)言わないでよ~”と、いろんなことを考えていたんですが、“俺、結婚する!!”って言われて“それは……おめでとう!!”と(笑)!! その直後江田ちゃんに電話しましたね」と嬉しそうに語っていました。
とはいえ原さんは「結婚発表が18時だったんですが、その内容を17時58分にマネージャーからメールでもらって……(林さんに)おめでとうってまだ直接言えてなくて」としょんぼり。

その言葉に「俺と江田ちゃんと翔ちゃんは“They武道”(ジャニーズJr.内ユニット)だったから、付き合いが長いからね」とフォローしていた“お兄ちゃん”2人でした。


会見の後行われたゲネプロでは、ロンドンに住むトムとリンダ(能條愛未さん)夫婦が念願の養子を迎えるため、最終面接を行う審査員(坂口理恵さん)の来訪を今か今かと待っている場面から始まりました。
ところが弟ディックがフランスから帰ってくる。トムから借りていた車には違法な量のタバコとブランデーが山のように乗せられていて。ディックとしてはこれを売却すれば少しでも養子を迎える際の足しになるだろうという考え。兄に協力しているつもりのディックに困惑するトム。さらに末弟ハリーも雑役夫として勤務している病院から帰ってくるが、彼も長兄の養子縁組に協力したくて、近所で破格値の不動産情報を兄に見せ「ここは庭から殺人事件の死体が出てきたから安値になっている。だからうちも庭から死体が見つかれば大家さんが安くこの家を売ってくれるに違いない」と驚きの発言。慌ててトムはハリーを追い返そうとするが、「じゃあ死体はどうする?もう庭に運んであるけど?」と笑顔で口にするハリーに仰天。次々に巻き起こる騒動に悪戦苦闘するトム。果たしてその結末は―。
人が良すぎる長兄トムと、愛すべきならず者ディック、そしてちょっと頭のネジがゆるいが妙に天才的発想をするハリーの3兄弟が、ステージ狭しとあちこちから出てきては走り回り、ドタバタの大騒ぎ!!

演じるのがアクロバットも長けている宇宙Sixなので、バック転も交えつつステージ上は空中戦のような状態!!最後まで大笑いとなりました。

舞台『トムとディックとハリー』は7月19日まで、東京・サンシャイン劇場にて、その後、8月5日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演されます。

 

【公演概要】

■タイトル 舞台『トムとディックとハリー』

■日程・会場

東京公演:2020年7月11日(土)〜7月19日(日) サンシャイン劇場

大阪公演:2020年8月5日(水) サンケイホールブリーゼ
■作 レイ&マイケル・クーニ―
■翻訳 小田島恒志
■演出 中屋敷法仁
■出演
江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)
山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)
原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)
能條愛未 市川しんぺー 福本伸一 坂口理恵 筒井俊作 原田樹里
■公式ホームページ https://stage.parco.jp/program/tomdickharry

(2020,07,12)

photo:御堂義乗(オフィシャル提供)/text:Saki Komura

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