舞台『エクウス』公開ゲネプロ及び取材会が2026年1月28日(水)に東京グローブ座で行われ、織山尚大さん、村川絵梨さん、岡本玲さん、千葉哲也さんが登壇しました‼

ピーター・シェーファーの戯曲『エクウス』は、実際に起きた事件をもとに描かれた、心理劇の傑作です。6頭の馬の目を突くという衝撃的な事件を起こした少年を治療することになった精神科医が、彼の心の奥底を探っていくうちに、少年の異常な「信仰」と「情熱」の正体に迫っていきます。

 

1973年にロンドンで初演されて高い評価を得た本作は、1979年にブロードウェイで上演。トニー賞で主演男優賞など多数部門にノミネートされ、最優秀作品を受賞されました。日本では、1975年に劇団四季により初演。今回、小川絵梨子さんによる新訳・演出で上演されます。

 

主人公の少年アラン・ストラングを演じる織山さんは、初日を目前に控え、「稽古期間中は、毎日がフラッシュ暗算のように、本当に早いスピードでここまで走ってきたので、あっという間に本番だという感覚です。まだ緊張しています」と思いを話しました。

自身の演じる役柄については「エクウスというものすごく大きい秘密を抱えていて、その秘密は言葉で表すと内臓むき出しで歩いているような状態です。ダイサートさんたちがラブを送ってもナイフを向けられているようにしか思えない。それほど大きなものを抱えています。この物語は一週間ちょっとの期間を描いていますが、その物語の中で彼はすごく成長しています」と言及しました。

 

これまでの上演では男性が演じてきた精神科医のダイサートを女性として演じる村川さんは、「過去に中年男性が演じている役なので、オファーをいただいたときに(演出の)小川さんはそういうふうに変えるんだという衝撃から始まりました」と率直な思いを語りました。続けて、「私自身は男性、女性という意識をなくしてこのダイサートという役を演じさせてもらっているので、お客さんが観てくださってどう受け取っていただけるのか本当に楽しみにしています」と期待を覗かせました。

 

ジル役の岡本さんは「私が演じるジルは、物語に出てくるのはアレンの記憶の中のシーンだけなんです。なので、アランの記憶に残っているジルはどういうものなんだろう。日常よりも強く見えたり、人の記憶に残る女の子ってどういうことなんだろうと、楽しみながら作ってきました」と役作りについて明かしました。

 

アランの父フランクを演じる千葉さんは、「同じく父親もアランの記憶の中に出てくる父親なので、普段、優しいときもあっただろうと思いますが、アランの中では強制的で上からという父親をデフォルメして作っています」と説明しました。

 

今回、稽古の中で織山さんや岡本さんは、実際に乗馬のワークショップも体験したそうで、織山さんは「ジルと一緒に毛ブラシでブラッシングするシーンがありますが、そうしたことを体験したり、乗馬をしたりしました」と振り返ります。馬を目の前にしたのは初めてだった織山さんは「迫力がすごかったです。首も長いし、背が高いし、あったかい。こんな匂いがするんだって。それは嫌な匂いではなくて、『あ、馬だ』という匂いでした。そうした体験ができたのはめちゃくちゃ貴重な時間でした」と笑顔で語りました。

 

取材会の最後に織山さんは改めて「この『エクウス』をこの時代に皆さんに共有してお送りすることで、何か気づきがあればいいなと思っております。健康と安全面を第一に、キャスト、スタッフ一同精進してまいります」と意気込んで、締めくくりました。



【公演概要】
■タイトル
舞台『エクウス』
■日程・会場
東京公演:2026年1月29日(木)~2月15日(日) 東京グローブ座
大阪公演:2026年2月20日(金)~2月24日(火) サンケイホールブリーゼ
■作 ピーター・シェファー
■翻訳・演出 小川絵梨子
■出演
織山尚大 村川絵梨 岡本玲 須賀貴匡 近藤隼 津田真澄 坂田聡 長野里美 千葉哲也

(2026,01,29)

photo&text:Maki Shimada

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