PARCO PRODUCE 2026『ジン・ロック・ライム』開幕前会見が2026年3月9日(月)にPARCO劇場で行われ、作・山本卓卓さん、演出の白井晃さん、髙木雄也さん、黒羽麻璃央さん、蓮佛美沙子さんが登壇しました!!
本作は、ノルウェーの作家イプセンの代表作のひとつ『ヘッダ・ガブラー』を下敷きに、現代の日本の芸能界で、愛すること愛されることを求め、ありのままの自分自身でありたいともがく人々を描いた作品です。当時の封建的な道徳観や常識を破壊する作品を発表し続けたイプセンへの現代的返歌として、演劇集団「範宙遊泳」を率いる山本さんが書きおろし、演出を白井さんが担います。
山本さんは、本作を書くに至った思いを「原作の『ヘッダ・ガブラー』は、当時の女性の生きづらさをあぶり出して社会に衝撃を与えた戯曲です。それを今回、現代のオフィスに置き換えるにあたって、僕にとって見えない存在ってなんだろうと考えたときに、スターはテレビなどで露出をしていても本当の心の中は見えないと思いました。同じように見えない問題を取り扱ってみたいと思って作りました」と語りました。

白井さんは山本さんとは初タッグとなりますが、「イプセンの『ヘッダ・ガブラー』をどういうふうに考案していくかといろいろとお話をさせていただきました。どのような形で現代の我々のこの社会の中に持ち込むか、山本さんとディスカッションさせていただきましたし、メールでも何度も往復しながら進めさせていただいきました」とやり取りの中で物語を作り上げていったことを明かしました。

物語は、人気ロックミュージシャンのジンがライブで我を失い、そのことがネットをにぎわわせてしまったことから、事務所の社長や元恋人との現在や過去、世間からの眼差しと自身とのギャップや自らの立場と将来への見通しが絡み合い、事態が思いがけない方向に動いていきます。
主人公のジンを演じる髙木さんは、役柄との共通点を聞かれ、「ほとんどの事柄に共感できてしまいます。僕は普段はアイドルをやらせてもらっていますが、何かにチャレンジする時の恐怖や、どう見られるかと考えてしまうところは同じだと思いながら台本を読みました。ただ、これが僕の気持ちなのではないかとお客さまに思われてしまうことが怖いです。ジンはジンなりの、誹謗中傷の受け止め方があり、自分はジンとは違うところもあるので、『そこは違うよ』と先にお伝えしておきたいです」とコメント。

ジンの元カレ・エート役の黒羽さんは「台本を読むと生々しい言葉がたくさん出てくるので、この世界にいる身としては共感できる部分もたくさんあります。ただ、この業界に限らず、生きていると時には生きづらさを感じることもあると思うので、いろいろリンクしていくと思います。業界関係なく、言葉がどんどん刺さってくる印象があります」と本作の魅力にも言及しました。

ジンの事務所の社長でジンの妻・ショウコを演じる蓮佛さんは「私(の役柄)は、芸能界に身を置いてはいますが、所属事務所の社長の役なので、芸能人をサポートする側です。(その立場から)世界を見ると、自分が今までお世話になってきたスタッフさんたちもこういう気持ちになったことがあるのかなということを考えました。自分事として考えると、誹謗中傷がお褒めの言葉より刺さってしまうというのはすごく分かります。芸能界はキラキラした場所に見られると思いますが、俯瞰で見たときに幸せそうに見える人が本当に幸せなのかということは普段から感じることなので、すごく生々しく描かれている作品だなと思いました」と本作に思いを寄せました。

今回は、元恋人役を演じる髙木さんと黒羽さん。「稽古場で感じたお互いのラブポイントは?」という質問が挙がると、髙木さんは「初めて会った瞬間に、あいさつよりも先に『めちゃくちゃかっこいいね』って。一目惚れってこういうことなんだろうなと思うほど、魅力的でした」と黒羽さんを絶賛。

黒羽さんは「でも、次にお会いしたときはひげ面でしたよね」と照れ臭そうに笑いながら、「(髙木さんとは)初めて共演させていただきましたが、座長としてのカッコいい姿をたくさん学ばせていただきました。焼肉もごちそうになりましたし、差し入れもありました(笑)。男としてカッコいい部分をたくさん見させていただき、キュンです」と髙木さんの魅力を話しました。

会見の最後には、髙木さんは「この客席に座っている1人1人が違う受け止め方をすると思います。でもそれはそれぞれの心なので、どういう受け止め方をしてもいいと思います。この舞台を観て、こういう考え方をする人間がいるんだということも感じ取ってもらえたら嬉しいです。純粋に舞台を楽しんでいただけたらと思います」とアピールして締めくくりました。

【公演概要】
■タイトル
PARCO PRODUCE 2026『ジン・ロック・ライム』
■日程・会場
東京公演:2026年3月10日(火)~3月31日(火) PARCO劇場
広島公演:2026年4月4日(土)・4月5日(日) JMSアステールプラザ 大ホール
愛知公演:2026年4月11日(土)・4月12日(日) 東海市芸術劇場 大ホール
大阪公演:2026年4月18日(土)・4月19日(日) SkyシアターMBS
福岡公演:2026年4月25日(土)・4月26日(日) J:COM北九州芸術劇場 大ホール
■作 山本卓卓
■演出 白井晃
■音楽 曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
■出演
髙木雄也 黒羽麻璃央/蓮佛美沙子/永田崇人 駒木根隆介 小日向星一 銀粉蝶
(2026,03,10)
photo&text:Maki Shimada
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