『成瀬は天下を取りにいく』記者会見が2026年5月29日(金)に行われ、山下美月さん、藤野涼子さん、山崎静代さん、ISSEIさん、天宮良さん、田畑智子さん、演出のG2さんが登壇しました!!

 

本作は、2024年に本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈さんのデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)と続編『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)をもとに構成された舞台作品です。

 

主人公の成瀬あかりを演じる山下さんは、本作が初の舞台単独主演となります。山下さんは「久々に舞台に立たせていただくので、ゼロからのスタートだと思って挑みたいと思っています。10代で舞台に立たせていただいていたときよりも今の方がお芝居のことが大好きになっています。なので、久々に舞台に立てるのが本当に楽しみです。この原作を読んだときに、これはきっと宝物のような役になるだろうと想像がついたので、全力でやり切るしかないと思っています」と主演への思いを語ります。

主演として意識していることを聞かれると、「今のところはないのですが」と戸惑いながらも「今回はほぼ皆さんと初めましてなので、まだ緊張していて。人見知りなところをあまり出さずに、皆さんとコミュニケーションを取りながら稽古をできたらと思っています。きっと座長らしいことは何もできないと思うので、皆さんにたくさん叱っていただけたらありがたいです」と話しました。

 

成瀬の親友・島崎みゆき役の藤野さんは「原作を読んだときは、成瀬あかりがいろいろなことにチャレンジしていく姿に憧れと尊敬の気持ちを持ちました。『こんな子が友達だったらいいな』と思ったので、自分がその親友の島崎を演じることができることがすごく楽しみです。今回は、成瀬あかりの大ファンとして、隣で見守っていけたらいいなと思っています」とコメント。

山下さんと藤野さんは、本作が初共演になります。お互いの印象を聞かれると、山下さんは「藤野さんには映像作品でのイメージが強いので、ちょっとクールな方なのかなと思っていました」と回答。それを聞いた藤野さんは「そう言っていただけて嬉しいです! 普段、ふわふわしていると言われてしまうので」と喜び、「ポスター撮影の時にご一緒させていただいたのですが、その時に共通の趣味があることが分かったんです。(山下さんは)一人旅をされるのがお好きみたいですが、私も一人旅をするので、そのときの話をしたいですし、共通点が見つかって良かったなと思います」とエピソードを明かしました。

 

また、成瀬のバイト先のクレーマー・呉間言実役の山崎さんは「私は今回、クレームをたくさんつける役ですが、普段、私は溜め込むタイプなので、クレームはつけないんですよ。なので、役作りのためにクレームをつけていこうと思ったんですが、なかなかできずにいます。まずは、相方にクレームをつけるところから始めようと思います」と冗談めかして話して、会場の笑いを誘いました。

 

男子高校生の西浦航一郎を演じるISSEIさんは「原作がある作品なので、責任やプレッシャーも感じましたが、今年の夏をめちゃくちゃ盛り上げて、素晴らしい舞台にできたらと思っています。成瀬あかりの自由なところに振り回される西浦くんの心の変化をしっかりと演じられたらと思います」、

 

あかりの父・成瀬慶彦役の天宮さんは「G2さんは普通にはやらないだろうと思いますから、この作品をどう演出するのかを非常に楽しみにしています。今回、本役で出るところはそれほどありませんが、いろいろな役で出ることになると思いますので、それも楽しみにしております。素敵な舞台になることを楽しみにしていてください」、

 

あかりの母・美貴子役の田畑さんは「この作品は滋賀県が舞台になっていますが、今回は、滋賀県でも公演があるということで、滋賀の皆さんもすごく楽しみにしてくださっていると思います。一生懸命、パワフルに、この作品とともに暑い夏を乗り切りたいと思います」とそれぞれ意気込みました。

 

そして、演出のG2さんは「今回は、少し変わったビジュアル演出を考えています。劇場に入ったら、面白いと思っていただきながらも『これはどうやって芝居をするんだろう』というビジュアルをお見せしようと。それから、音楽劇のように生ピアニストがいながらコラボレーションして作っていきます。そして、原作は連作短編なので、それぞれの回のキャラクターが登場する部分が少ない。そうすると中途半端なバラバラな作品になってしまうので、全員がなぜか全場面に出ているという、全員が一丸となって作る作品にしたいと思っています」と演出について言及しました。

 

今回、高校生を演じる山下さん、藤野さん、ISSEIさん。高校生という役柄について、山下さんは「成瀬は、あまり年齢が関係ないんです。幼少期から、成瀬あかりというキャラクターが強く出ていて、そのまま育ったんだろうなと想像できるので、あまり高校生や若いということにとらわれすぎずに、自分たちの青春を楽しみたいなという意気込みでいます」と話します。その言葉に藤野さんも「同じ気持ちです」と同意。ISSEIさんは「僕のいとこがちょうど今、高校生なので、そのいとこをイメージしたいと思います」と役作りについても思いを語りました。

【公演概要】
■タイトル
舞台『成瀬は天下を取りにいく』
■日程・会場
東京公演:2026年7月4日(土)~12日(日) サンシャイン劇場
京都公演:2026年7月16日(木)~26日(日) 南座
滋賀公演:2026年7月28日(火)・29日(水) 大津市民会館
■原作 宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)
■脚本・演出 G2
■音楽 かみむら周平
■出演
山下美月、藤野涼子、山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子 ほか

(2026,06,01)

photo&text:Maki Shimada

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