舞台『ポルノ』の合同取材会が2026年3月5日(木)に行われ、出演する玉置玲央さんと前田敦子さん、演出の松居大悟さんが公演に向けた思いを語りました!!

 

『ポルノ』は、長塚圭史さんが率いる阿佐ヶ谷スパイダースの旗揚げ公演『アジャピートオジョパ』に新たなエピソードを加え、2002年に上演された作品です。今回、この『ポルノ』が劇団ゴジゲンの主宰であり、映画監督としても活躍する松居大悟さんが演出を務め、24年ぶりに上演されます。

 

松居さんにとって、2002年に地元福岡の劇場で本作を観た経験が演劇の原点となっているといいます。それだけに本作への想いも強く、取材会では「とにかく衝撃的でした。映画でも小説でも漫画でも表現しないような、言ってはいけないことを言ってしまったり、やってはいけないことをやったりしながら、暗闇の中でそれをみんなで共有するという、いけないことをしている感がすごく気持ちよかった。何が面白いのかは分からないままでしたが、(舞台上の演出でバラまかれて)足元に落ちたビラを持って帰ったときの『これは何だったんだろう』(という気持ち)が続いている気がします」と本作を観劇したときの衝撃を明かしました。

 

今回、主人公の国旗耕二を演じる玉置さんも本作に衝撃を受けた一人。玉置さんは「僕も(松居さんと)同じです。高校生のときに面白いお芝居あるから観に行こうと大人に連れられて観ました。それまでは王道的な芝居ばかり観ていたので、『舞台って、こういうことをやってしまってもいいんだ。こういう作品もあっていいんだ』と初めて知ったんです。価値観がひっくり返るような、新しい価値観をぶち込まれるような体験でした。なので、僕にとっても今でもそれが原体験としてありますし、自分のお芝居や舞台をやる上での道しるべとなっています」と語りました。

 

また、前田さんは「(長塚)圭史さんの飄々としている感じが作品からも伝わってくるというのが面白いなと思います。お二人が10代でこの作品を観て、ずっと残っているとおっしゃっていましたが、なかなかないことだと思うので、それほどの体験っていいなというのが、参加したいと思ったきっかけです」と出演を決めた思いを語り、「癖のある人たちがたくさん出てきますが、みんな必死に生きているです。真っすぐだからこそ笑ってしまうし、愛おしい。こんなにも魅力的なキャラクターがたくさん出てくる作品もなかなかないと思いますし、皆さんにはどう見えるのか楽しみです」と本作の魅力にも言及しました。

 

今回、夫婦役での共演となる玉置さんと前田さん。お互いの印象を聞くと、玉置さんは「初めて共演したときも夫婦役でしたが、僕は前田さんのことをすごく信頼していますし、現場がすごく楽しかった。なので、きっと今回も面白い創作が前田さんとできるのではないかと思います」とコメント。

 

前田さんは「“演劇妖怪”だと思っているので、安心しています。稽古場の雰囲気もすでに玲央くんのおかげで出来上がってきているんですよ。とてもハッピーな現場を作ってくれるので、(『トイストーリー』の)ウッディーみたいだなと思っています。みんなに寄り添ってくれて、みんなのことを見ていてくれて、『友達だよ』って。そうした人の良さが嘘じゃないことを長年、ご一緒してきて分かっているので、今回は何の心配もありません」と笑顔を見せました。

 

さらに、今回の演出プランについて聞かれると松居さんは「阿佐ヶ谷スパイダースの『ポルノ』を再現するわけではなく、今回集まった座組みで『ポルノ』を作ります。今は、(本作が前回上演された)24年前よりも(観客が)作品を浴びる量が増えた気がします。なので、お客さんが作品を追い抜かないように、冷静に考えるよりもスカッとするものを届けたいです。登場人物を追いかけながら、作品をどんどん気持ち良い状態で進めていき、ハートに残ったままで劇場を出るような、考察するというよりも必死に食らいつきながら作品を観ていただけるように作りたいと思っています」と説明しました。



【公演概要】
■タイトル
舞台『ポルノ』
■日程・会場
東京公演;2026年4月2日(木)~4月12日(日) 下北沢・本多劇場
福岡公演:2026年4月15日(水)~4月16日(木) 西鉄ホール
大阪公演:2026年4月25日(土)〜4月26日(日) サンケイホールブリーゼ
■作 長塚圭史
■演出 松居大悟
■出演
玉置玲央 前田敦子 鳥越裕貴 藤谷理子 小野寺ずる 岩本晟夢 うぇるとん東

■公式ホームページ

https://www.prn-stage.jp/

(2026,03,06)

photo&text:Maki Shimada

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