高校生の瑞々しい心の機微を軽やかに描いた、高松美咲さんによる青春学園漫画を原作とした、ミュージカル『スキップとローファー』が2026年3月6日(金)から上演されます。
脚本・作詞は高橋亜子さん、演出・振付をTETSUHARUさん、音楽は兼松 衆さんが担当し、清水美依紗さんと吉高志音さんがダブル主演を務めます。
物語は、石川県の小さな町から岩倉美津未が上京するところから始まります。都内の進学校に首席入学した美津未は、勉強は得意だけど、ちょっとズレていて、どこか愛おしい女の子。高校生活でみんなを惹きつける人気者の志摩聡介と出会い、2人の関係性がやがてクラスメイトや周囲の人々の心に変化をもたらしていきます。
美津未役の清水さんと志摩役の吉高さんに本作の魅力や公演への意気込み、そしてファッションについてなどを語っていただきました!!
―お二人とも初めての主演になりますが、出演が決まったときのお気持ちでしたか?
吉高さん「初主演なの?」
清水さん「そうです!」
吉高さん「そうなんだ、同じだ。すごく身が引き締まるというのはもちろんですが、僕は座長だから引っ張っていこうという思いを強く持っているわけではなくて、パフォーマンスや自分のお芝居で引っ張っていければいいなと思います。役本来が持つものとリンクしていけば、自然とクラスメイトのような感覚でまとまるのかなと。軸となるのは美津未ちゃんだと思うので、僕もそれに影響をもらって、いろいろと動いて、みんなで一緒に華々しい青春ができたらいいなと思っています」
清水さん「私は逆に、『引っ張っていかなくちゃ』と気負っていたところがあったのですが、今の吉高くんの話を聞いて、そっかぁ!と思って」
吉高さん「(清水さんは)引っ張っていく力を持っていると思う。そういう姿を見せることで、みんなが頑張れるというのは、僕も先輩たちを見てきて思うので、それでいいと思うよ」

―そうしたら、清水さんは今、頑張らなくちゃと気合いが入っているところなのですね!!
清水さん「入っていますね(笑)。空回りしそうですが(笑)」
吉高さん「それも美津未ちゃんっぽくていいよね」
清水さん「あはは(笑)。でも、すごく楽しみです。早くキャストの皆さんにも会いたいです。まだ、きちんとお話ができていないのですが、これだけ同年代のキャストが集まる作品は私は初めてなので、それもすごく楽しみです。入学式に向かうような気持ちで稽古場に向かいたいと思います」
―原作や脚本を読んだ率直な感想を教えてください。
吉高さん「もともと、原作が大好きで読んでいたのですが、ミュージカルになって歌が増えることで、より心の動きが丁寧に表現されるのかなと思います。考えていること、感じていることが歌詞や歌によってより増えていく作品になると思うので、(脚本を読んで)より楽しみになりました。展開が早いので、どのように学校生活が流れていくのか、その中での志摩くんの気持ちを大切にしたいと考えています」
清水さん「原作通りの作品になると思います。原作で感じた温かさがきちんと脚本にも出ているし、それが音楽と合わさって、より丁寧に描かれていると思います。私はこの作品のお話をいただいてから原作を知ったので、もっと早く出会いたかったなと思いました。美津未ちゃんの言葉の一つひとつにすごく心が救われるんですよ。そうした温かさをミュージカルでも届けられたらいいなと思っています」
―それぞれの役柄については、今、どのようにとらえていて、どのようなところをポイントに演じたいと考えていますか?
吉高さん「志摩くんはイケメンで、何事もスマートにできる子ですが、基本的に感情がニュートラルで、大きく動いたりはしない人なんだと思います。なので、僕もそう演じていきたいと今は考えています。ただ、そうした志摩くんが美津未ちゃんと接することで、いろいろと変わっていくので、そのときそのときにもらったものを心の中で消化する姿をどう見せていくのかが課題です。自分から発するというよりは、美津未ちゃんから目一杯吸収しようという気持ちです」
清水さん「そうですね、美津未ちゃんは発信します(笑)」
吉高さん「その分、演じるのも大変そうだよね」
清水さん「真っ直ぐな子なので、真っ直ぐに向き合いたいと思います。それがきっとお芝居にも表れると思うので、ストーリー1つ1つに、キャラクター1つ1つに向き合っていきたいです。きっと美津未ちゃんが太陽だとしたら志摩くんが月みたいな存在なんだと思うんですよ」
吉高さん「確かに。美津未ちゃんが輝いてくれるから月である志摩くんも輝けるという、素敵な関係性ですよね」
清水さん「そう。本当にそう思います」
―今回、初共演となるお二人ですが、お互いの印象や俳優としての魅力を教えてください。
吉高さん「そういえば、この質問、(取材日の)今日は初めてです(笑)」
―そうなんですか!?
吉高さん「以前の取材で聞かれたことはあるのですが、そこからまた時間が経って、今、こうして密な時間を過ごしたので、そのときとは少し変わっているかなと思います。(清水さんに)シンパシーを感じることが多いんですよ。共通点も多いですし、境遇も似ていたりするのかなと。音楽が好きだったり…」
清水さん「うん、多いですね。それから、話していると落ち着きます」
吉高さん「分かる!! いい意味で、変に気を遣わなくていい。僕は、共演が決まる前から美依紗ちゃんの歌を聞いていて一ファンだったので、かしこまってしまうかなと思ったのですが、それよりも居心地の良さがありました」
清水さん「嬉しい、ありがとうございます!!」
―とてもかわいらしいメインビジュアルも公開されていますが、この撮影が初めてお会いしたときだったのですか?
吉高さん「そうです。初めましてと言いながら、めちゃくちゃ近い距離で撮影しました(笑)」
―撮影時にどんなお話をされたのですか?
吉高さん「なんだろう…『曲、聞いています』と伝えたのは覚えていますが」
清水さん「そう言ってもらって、すごく嬉しかったです! この撮影時に、コメント撮りもあったのですが、そのときに私が『清水美依紗役の岩倉美津未です』とボケたんですが、全然気づいてくれなくて(笑)」
吉高さん「ごめんね(笑)。聞き流しちゃった(笑)」
清水さん「でも、その感じがすごく良かった(笑)」
吉高さん「良かったの!?」
清水さん「初対面でそうしたやりとりができたということが自分でもびっくりだったんです。普段は『今、ボケたんだけど…』ということは言えないですが、あのときは自然と言えたので!!」
―清水さんは人見知りなのですか?
清水さん「そうですね。頑張って話そうとするんですが、多分、人見知りなんだと思います。失礼なこととはわかっているのですが、初対面だと、人の目を見て話せなくて。恥ずかしくなってしまうんですよ。ただ、役を演じていく中で人見知りが解消されていくということはあって。それもまた面白いですね」
―それぞれの役柄と似ているところはありますか?
清水さん「私は三重県出身なのですが、田舎の小さな町から東京に出てきたというのが似ているところです。町の人たちの顔は全員が知っていて、『誰々の家の子だ』とすぐ分かるような本当に狭いコミュニティで育ったので、そこから一気に都会に出てきて、視野がわーっと広がっていく感じはすごく理解できます」
―物語の冒頭で、美津未が入学式に出席するために学校に向かったけれども道に迷ってしまったり、満員電車に酔ってしまったりするシーンが出てきますが、それに近い経験をしたことはありましたか?
清水さん「ありました!! 新宿駅は迷いますよね(笑)。東京駅も最初は迷いました。難しすぎて、どこにいけばいいのか分からなくなります」
吉高さん「分かる、いまだに分からないことがある(笑)」
清水さん「私も(笑)。(途中で分岐していたりするので)このホームから乗ればここに辿り着くというのが変わっていたりするので、どこ行きの列車なのかをその都度、確認しないといけないですし、いまだに間違えてしまったりします(笑)」

―吉高さんは志摩と近いところはありますか?
吉高さん「人との関わり方の中で志摩くんが当たり障りのない対応をしていることがあるのですが、それが僕にもたまにあって。それは自分を守るためだったり、怖いという気持ちからそうしてしまうのですが、そうした彼が心の奥で持っている寂しさは似ているところがあるのかなと思います。それから、僕も人のことを観察してしまうので、そうしたところも志摩くんと共通しています」
―では、作品にちなんで、お二人が「青春だな」と感じたエピソードや出来事を教えてください。
吉高さん「最近、平成のヒットソングを聞くと、すごく懐かしくて、青春だったなと感じます。CMソングもそうですが、今は売っていないお菓子や飲み物とか。『ふるふるシェイカー』って分かる?」
清水さん「懐かしい!!」
吉高さん「あれ、今、売ってないんですよ。学生の頃、よく飲んでいたなとか、コンビニで紙パックのジュースを飲んでいたなとか。平成の歌を聞くと、そうした日常のありふれていた出来事を懐かしく思い出します」
清水さん「令和に生きているんだなと思うよね。平成生まれでしょ? 平成っていうと、つい最近のように思えるけれど、もう過去のことだもんね」
吉高さん「そうそう。オリンピックを見ると、時の流れが早いことを感じる」
清水さん「紙パックのジュースで思い出しましたが、高校生のときに学校に紙パックのジュースの自動販売機があって、ミルクティーをずっと飲んでいました(笑)。それから、購買があったのですが、毎日、争奪戦だったんですよ」
吉高さん「人気メニューは何だった?」
清水さん「チョコチップメロンパン。すごく人気があって、私も1番好きだったから、購買のおばちゃんと仲良くなって予約制にしてもらっていました(笑)」
吉高さん「分かる分かる、そういうのあった(笑)。確かに青春の思い出ですね(笑)」
―たくさんのお話、ありがとうございました!! 最後に作品に向けての意気込みと読者へのメッセージをお願いします。
清水さん「まずは、原作の持つ素晴らしさ、温かさをお届けしたいと思います。そして、そこにミュージカルとしての新しい息吹を加えられたらと思っています」
吉高さん「この作品が持つ温かさと舞台の持つエンタメの力を掛け合わせ、『観て良かった』と思っていただける作品をお届けしていきたいと思います。心に残る温かな作品にしたいと思っているので、ぜひ期待して待っていてくださると嬉しいです」

▶︎清水美依紗さん&吉高志音さんのファッション事情◀︎
―今日のお衣裳のお気に入りのポイントは?
吉高さん「何パターンか服のイメージをスタイリストさんから見せていただいた中でこれを選んだんですが、そのいくつかご用意していただいた洋服はアースカラーが多かったんです。唯一、このジャケットだけ色が多く使われていたので、直感でこれを選びました。青春というと青のイメージがあるかもしれませんが、僕の中ではお花やひまわりのイメージもあって。それで、この作品の青春をイメージできる黄色を選びました」
清水さん「私はデニムっぽいスカートが気に入りました。もう1パターン、用意していただいていて、どちらも素敵だったんですが、このスカートが気に入って選びました」

―普段は、どんなファッションをされることが多いのですか?
清水さん「私はファッションに本当に疎くて…。夏だったらTシャツに短パン。冬はスウェットにダウンというような、カジュアルな格好ばかりしています(苦笑)」
吉高さん「僕はカジュアルからストリートまでいろいろなものを着ていると思います。普段、モノトーンになってしまうことが多いので、最近は色の入ったものを買うようにしていますね。これは自慢なのですが、僕がこの色いいなと思った色が、その時期のトレンドカラーになるんですよ。これってセンスがいいってことかなと(笑)。それが嬉しくなって、その色をよく着ています」
―そうすると、そのシーズンによってお気に入りの色が変わるんですね。
吉高さん「そうですね。ラッキーカラーも意識したりするので、毎朝、占いを見て、『じゃあ、今日はこの色にしよう』と靴下の色を変えたりします。そうはいっても、一番は、自分が着たいものを着るようにしているんですが。この職業をしていてありがたいと思うのは、スタイリストさんや衣裳さんがついてくれたときに、普段は着ないような服を着ることができるということだと思うんです。それで自分の可能性を知ることができる。『これが似合うんだ』という新しい発見があるので、そうしたことも普段のファッションに取り入れようと思っています」
―清水さんはご自分の中でファッションのルールやこだわりはありますか?
清水さん「私は同じ服を飽きずにずっと着るタイプなので、こういう運勢だからこの色にしようというものも全くないんですよ。もちろん洗濯はしますが、可能であれば同じ服をずっと着ていたい(笑)。ただ、吉高くんと同じで、お仕事でいろいろな衣裳を着るようになってから視野が広がりましたし、自分はこんな色も似合うんだと新たに知れることが多くて楽しいですし、ワクワク感もあります」
―では、お二人が素敵でいるために、かっこよく居続けるために意識していることはありますか?
吉高さん「僕は今、無敵マインドでやってます」
清水さん「素敵!」
吉高さん「なんでもできると思って、強気に過ごしています(笑)。この職業をやっているなら自分の才能を信じたいと思って。昔は、それが過信だったりもしましたが、今は地道にいろいろと積み重ねてきたからこそ自信が少しずつ増えてきたのかなと思います。なので、その気持ちを強く持つようにしています」
清水さん「きっと何かしら乗り越えてきたから、そうした気持ちが生まれるんだろうね」
吉高さん「そうかもしれないけれど。でも、この間、ソロライブを行ったときは、歌は大好きなのに歌うのが怖かったんですよ。そういう時期はありません?」
清水さん「あるある」
吉高さん「そういうことがたくさんあっての今ではあるのですが」
清水さん「私は『ありがとう』という気持ちをしっかり伝えるようにしています。ありがとう。大好き。愛しているよ。助かったよ。そういう感謝の気持ち、愛の気持ちを周りの人にきちんと届けるようにしています」
【profile】
清水美依紗/Miisha Shimizu
2000年3月10日生まれ。三重県出身。
18歳でNYへ単身留学し、ミュージカルや演技、ダンスを学ぶ。2021年ディズニーのグローバルな祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソング「Starting Now~新しい私へ」の歌唱アーティストを担当。2022年にシングル「High Five」でメジャーデビュー。主な出演作は、ミュージカル『フィスト・オブ・ノースター~北斗の拳~』、ミュージカル『ビートルジュース』、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』、ミュージカル『レ・ミゼラブル』、『バグダッド・カフェ』など。また映画『ウィキッド ふたりの魔女 / 永遠の約束』では主演グリンダ役の日本語吹替を担当し話題となる。
■公式Instagram
https://www.instagram.com/miisha3148/

吉高志音/Sion Yoshitaka
1999年7月2日生まれ。東京都出身。
2018年にデビュー。主な出演作は、MANKAI STAGE『A3!』、舞台『吸血鬼すぐ死ぬ』、ミュージカル『ジェイミー』、ミュージカル『SPY×FAMILY』など。TVドラマや声優としても活躍中。2025年12月には2ndLIVEを開催。中国語や英語などの語学も堪能なトリリンガル。
■公式ホームページ
https://yoshitaka-sion.com/
■公式Instagram
https://www.instagram.com/sion_yoshitaka/

【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『スキップとローファー』
■日程・会場
東京公演:2026年3月6日(金)~3月15日(日) シアターH
大阪公演:2026年3月20日(金・祝)~3月22日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
■原作 高松美咲「スキップとローファー」(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
■脚本・作詞 高橋亜子
■演出・振付 TETSUHARU
■音楽 兼松 衆
■出演
清水美依紗 吉高志音/
林 鼓子 田中梨瑚 小多桜子 神永圭佑 今牧輝琉/阿部 凜 福島海太 平井桃伽 原田千弘/横山賀三/佐々木 崇/
アンサンブル:國松沙織 中村 拳 七理ひなの 本田大河 大宮由依 一斗
オンステージスウィング:社家あや乃 佐々木逢介
志摩慧理 役:井伊 巧、中 優真(Wキャスト)
KEYBOARD:田中幸美(東京公演) 田中 葵(大阪公演)
(2026,02,17)
photo:Hirofumi Miyata/styling:Yuta Kotani (清水さん) MASAYA(吉高さん)/hair&make-up:Kozue Ito/interview&text:Maki Shimada
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下記のリンクのインスタグラムにインタビュー撮影時のアザーカットを公開致します!!
お見逃しなく!!インタビューの感想もぜひコメントください。


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