舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、2022年に東京公演が開幕し、総観客数130万人を突破、さらに通算1300回公演を達成したロングラン作品です。2026年12月27日(日)をもって千秋楽を迎え、4年半のロングラン公演に幕を下ろすことが発表されました。
TBS赤坂ACTシアターには連日多くのファンが公演に足を運ぶ人気作。
小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー·ポッターとその息子·アルバスの関係を軸に描かれる新たな冒険物語は、世界中で多くの演劇賞を獲得するなど好評を博し、第48回菊田一夫演劇賞では、高い舞台成果を評価され菊田一夫演劇大賞を受賞しました。
NorieMでは、4thシーズンよりハーマイオニー・グレンジャーを演じる松井玲奈さんへインタビューを行いました。作品の見どころや想い、そしてNorieMならではのファッションについてお話しいただきました。
ー舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
大好きな「ハリー・ポッター」シリーズの舞台は、1年目から3年目のシリーズを何度か拝見していたので、オーディションを受け、合格が決まった時はすごく嬉しかったです!
ー松井さんがオーディションを受けたいと思った作品の魅力はどんなところでしょうか?
最初に拝見したときに、舞台上で起こる数々の魔法がすごく魅力的でした。その裏側が知りたいと言ってしまうと夢がないかもしれませんが、あの魔法がどうやって作られ、そしてどのようにこの舞台が作られているんだろう。それを知りたいという気持ちは最初に拝見した時からずっとありました。
ー実際にご出演し、魔法の裏側を見るという経験をされていますが、印象に残ってることやエピソードがあれば教えてください。
魔法の授業が定期的にありましたが、自分が使う魔法以外は基本的には教えてもらえないんですよ!
ーそうなんですか?
そうなんです。ですので、今実際に公演をやってる中でも「どうやってるんだろう?」と分からない魔法もあるんです。その魔法をお稽古のときにいとも簡単にぱっとやってるのを見ると本当に魔法みたいだなってと思いましたし、すごく楽しかったですね。

ーこの作品は、世界観をすごく大切にされていますが、舞台や役作りに関する決まり事などはたくさんあるのでしょうか?
決まり事というよりも物語で何が描かれているのかということを大切にしていると思います。私自身は「ハリー・ポッター」が大好きだったので、そこに書かれているどのことに関しても、これはあの時のとか何作品目の話だなってすぐにわかるのですが、必ずしも全員が「ハリー・ポッター」に明るいわけではなかったので、お稽古の中ではそれをみんなでひとつずつ勉強をしていく時間があって、それがすごく楽しかったですね。教えてもらえることで、より詳しくなれることができて、自分自身も作品に対して深く理解ができるので、どう演じていこうかと考えるきっかけにもなりました。そういう座学の時間が楽しかったです。
ー好きだからこそより深く知れる機会があるというのはすごく貴重な時間でしたね。
すごく楽しかったです。明日このシーンのお稽古があるからきっとこれを演出補のエリックは絶対聞いてくるって予想して、これは何年に起きた出来事で、みんなで話してるこの事件は、いつの、なんの、どこに書かれているかみたいなことを予習して全部ノートにまとめてお稽古に行って、エリックが「この事件はみたいな何年に起きたでしょう?」って質問した時にぱっと手を挙げて、「何年です!」と答えたときに「ハーマイオニーみたいだね」って言ってくださり、その時は嬉しかったですね(笑顔)。
ー松井さんご自身がハーマイオニーに対して持っていたイメージはどんなものでしたか?
第一に聡明なところがすごく素敵だなと思っていて、友達のために自分を犠牲にできるというか、人のために動くことができる情熱を持っているところもすごく魅力的だなと思っていましたし、演じていてもそう感じています。
ーハーマイオニーを演じる時に意識していることはありますか?
私が演じるハーマイオニーは他のキャストの方よりもかなり強いというイメージがあると思います。それは自分で演じていても感じることで、でもその強さというのは、彼女の魔法大臣としての強さであって、女性としての弱さ、1人の人間としての弱さをどこで表現したらいいかな?というのは、お稽古の時からずっと自分自身悩んでいます。緩急として彼女の弱さやもろさみたいなものが見ている方に伝わったらいいなと思いながら演じています。不慣れがゆえにこう出てしまうことやちょっと慌てたり心が揺れてしまう。 そういう機微を出せたらいいなと思っています。

ー4thシーズンで松井さんは3人のハリー・ポッター役の方とご一緒していましたが、稲垣さん、平岡さん、大貫さん、皆さんそれぞれに違いがありますか?
全然違います!もう三者三様ですごく面白いなと感じました。
大貫さんは、全体を巻き込んでいく感じで舞台の上でとても影響力のあるハリーだなといつも感じていて、一緒にお芝居をさせていただいていると、ちゃんとしがみついていないとこのまま台風に飲み込まれてしまうかもしれないという感覚があります。頑張ってついて行こう!しっかりしろ私!みたいな気持ちにさせてくださり、その突っ走っていく感じが、この作品の中でのハリーの父親としてうまくいかない部分をすごく素敵に表現しているなと思っています。
平岡さんは、いろいろなことに一番翻弄されながらも、すごく息子を大事に思っているというのが伝わってきて、1幕の最初にハリーの執務室で2人でお芝居をするシーンあるのですが、平岡さんが一番私のことを煽ってくるので。それがすごく楽しいです!なんかこんなこと僕言っちゃうよ。 どうするの? みたいな目で見てきたり、机に足を乗せたり、いつもそのライブ感がとても楽しいですね! 今日はどんな風に私のことを挑発してくるのか?
と思っています(笑)。
吾郎さんのハリーは、本当にその日によって特にお芝居が違います!それ以上にその日のアルバスのキャストによって、ハリーの言い方が全く違っています。そのアルバスとのやり取りを経て、執務室のシーンになるので、そこで向き合った時に「今日の吾郎さんはこういう感じなんだ」と感じられるのがとても楽しかったです。お客様に対してもすごく意識を向けていらして、常にお顔のどこか一部が絶対客席に向いていたり、お客様が喜んでる反応があると、それにどんどん応えていくというエネルギーを一緒にやらせていただいてすごく感じるので、「あっ!吾郎さん、今すごい!楽しんでる!」という風に私自身も一緒に楽しんでいましたね。
ー本当に三者三様ですね。
その日のハリーで私自身も受け方が全く違うので毎回楽しいです。お客様にもぜひ同じように感じていただけたら嬉しいです。
ー最後に改めて作品の見どころをお願いします!
「ハリー・ポッター」シリーズを見ていないと物語がよく分からないんじゃないかと思う方もいらっしゃると思うのですが、全くそんなことなくて、目の前で起きる魔法の数々を楽しみ、さらに作品の中で描かれている家族愛、いろいろな愛の形を劇場に来て感じていただけたら嬉しいです。一度この作品をご覧いただくと魅力に気がついて、さらに「ハリー・ポッター」シリーズに触れたくなるのではないかと思います。

▶︎松井玲奈さんのファッション事情◀︎
ー今日の衣装のお気に入りポイントを教えてください。
このワンピースは素材がしっかりしていて、襟がふわっとしているデザインで、ジャージ素材なので着心地抜群です!どこへでもお出かけしていけそうな感じで、おしゃれに見えてお気に入りです。

ー松井さんが素敵でいるために、輝くために意識していることを教えてください。
舞台に参加するのをきっかけに、積極的にタンパク質を摂るようになりました。それは、体力を使う作品ですので、筋肉をつけたいと思って。体感を鍛えたり、筋トレをするにあたって、タンパク質をとにかく摂る、プロテインと鶏肉!みたいに普段の食生活に気をつけようとしていたら爪がすごく硬くなりました(笑)。いかに普段の生活でタンパク質が足りていなかったか。タンパク質は身体にとって大切なんだと実感してます。筋肉量もだいぶ上がって、身体が徐々に良い方向に向かっていってるなと思っています。
【profile】
松井玲奈/Rena Matsui
1991年7月27日生まれ。愛知県出身。
2008年デビュー。2016年上演のつかこうへい七回忌特別公演「新・幕末純情伝」で主演を務める。舞台、テレビドラマ、映画など幅広く活動し、ファッション誌や新聞、WEB媒体にて連載を担当。
作家として、小説『カモフラージュ』『累々』『カット・イン/カット・アウト』、エッセイ『ひみつのたべもの』『私だけの水槽』を出版。1月30日には初の全篇書き下ろしエッセイ『ろうそくを吹き消す瞬間』を発売。
■公式ホームページ https://www.aplus-japan.com/talent/matsuirena
■公式Instagram https://www.instagram.com/renamatui27/
■公式X https://x.com/renampme

【公演概要】
■タイトル 舞台『ハリー·ポッターと呪いの子』
■日程·会場
上演中~2026年12月27日(日) TBS赤坂ACTシアター
■出演
※キャストによって出演期間が異なります。
※各キャストの出演時期の詳細については公式サイトをご確認ください。
ハリー・ポッター:藤原竜也/石丸幹二/向井 理/藤木直人/大貫勇輔/吉沢 悠/稲垣吾郎/平岡祐太/上野聖太/小野賢章
ハーマイオニー・グレンジャー:中別府 葵/酒井美紀/松井玲奈/奥村佳恵
ロン・ウィーズリー:エハラマサヒロ/ひょっこりはん/上山竜治/関町知弘
ドラコ・マルフォイ:内田朝陽/姜 暢雄/渡辺邦斗
ジニー・ポッター:白羽ゆり/安藤 聖/吉井 怜
アルバス・ポッター:福山康平/佐藤知恩/原嶋元久
スコーピウス・マルフォイ:門田宗大/浅見和哉/久保和支/大久保 樹
嘆きのマートル:佐竹桃華/出口稚子
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:倉澤雅美
デルフィー:宝意紗友莉/乃村美絵/高山璃子/野邑光希
組分け帽子:尾尻征大
エイモス・ディゴリー/アルバス・ダンブルドア/セブルス・スネイプ:間宮啓行/市村正親
マクゴナガル校長:榊原郁恵/高橋ひとみ/岡 まゆみ/白木美貴子
秋山和慶/安楽信顕/浅野郁哉/チョウヨンホ/古沢朋恵/半澤友美/隼海 惺/肥田野好美/久道成光/星 郁也/石原健太郎/加茂享士/肥塚綾子/小結湊仁/黒田 陸/前東美菜子/馬屋原涼子/森田万貴/小川 希/岡 直樹/織詠/大竹 尚/坂入美早/佐藤雄大/篠原正志/鈴木翔吾/田口 遼/髙橋英希/手打隆盛/薬丸夏子/横山千穂
ルード・バグマンの声:吉田鋼太郎■上演時間 3時間40分 ※休憩あり
■主催 TBS ホリプロ ATG Entertainment
■特別協賛 東海東京フィナンシャル·グループ
With thanks to TOHO
In association with John Gore Organization
■公式ホームページ
https://www.harrypotter-stage.jp/
(2026,02,18)
photo:Hirofumi Miyata/styling:Shota Funahashi(DRAGONFRUIT)/hair&make-up:MISU(SANJU)/interview&text:Akiko Yamashita
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下記のリンクのインスタグラムにインタビュー撮影時のアザーカット&コメント動画を公開致します!!
お見逃しなく!!インタビューの感想もぜひコメントください。


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