「平成中村座 十月大歌舞伎」製作発表記者会見が、2026年7月28日(火)に行われ、中村勘九郎さん、中村七之助さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さんが登壇しました!!

十八世中村勘三郎の熱い想いで誕生した「平成中村座」が、4年ぶりに誕生の地・浅草に帰ってきます。江戸庶民を熱狂させた中村座の熱気と興奮を現代に復活させるべく、江戸の芝居小屋を再現した期間限定の仮設劇場を浅草に建設。江戸情緒あふれる魅了的な舞台で、午前11時開演の第一部は『初帆上成駒宝船』、『仮名手本忠臣蔵』「九段目 山科閑居」、『連獅子』、午後4時開演の第二部は、『御存 鈴ヶ森』『助六曲輪切花桜』を上演します。

 

勘九郎さんは「4年ぶりに『平成中村座』が浅草・浅草寺境内に帰ってまいります。昨今の物価高な中、1から1カ月の興行だけのために建てるのはなかなか難しくなっています。松竹の皆さまをはじめ、フジテレビさん、そして浅草寺さんも含めた浅草の皆さまのご協力のもと、中村座ができることを本当にうれしく思います。父が残してくれた財産の一つでもありますし、私たちも中村座での芝居は本当に楽しい。お客さまもワクワクできるような芝居を、役者陣もワクワクしながら勤めたいと思います」と挨拶。

 

続いて、七之助さんも「4年ぶりに中村座が帰ってくることを本当に幸せに思っております。いろいろな方々のご協力のもと、中村座で1カ月間勤めさせていただけることを本当にうれしく思います。演目もとても楽しみです。発表があったときに、久しぶりに友達などの界隈がざわつきまして。とても期待してくださっているのをひしひしと感じます。その期待に応えられるように、その倍、3倍、4倍超えられるように一生懸命勤めてまいります」と意気込みました。

 

また、勘太郎さんは「僕も4年ぶりに中村座に出演することができて、とても楽しみです。僕は第二部の『御存鈴ヶ森』に白井権八で出演させていただきますが、とても憧れていた役で、小さい頃から立ち回りをずっとやっていたので、うれしい気持ちでいっぱいです。『連獅子』は三人で踊るのが初めてなので、振りも違いますしし、頑張りたいと思います」とコメント。

 

長三郎さんは「4年ぶりの中村座ですが、再び参加できることをうれしく思います。祖父が残した、この大きな芝居小屋でできることが本当にうれしいです」と力強い挨拶で会場を盛り上げました。

 

 

今回、『助六曲輪切花桜』では、祖父・十七世勘三郎さんがたびたび演じた助六を勘九郎さんが初役で挑みます。勘九郎さんは「ぶっちゃけやるとは思っていなかったです」と本音をこぼしつつ、「ただ、やっぱり華やかで芝居も面白い。古風ですが、新しく見えるという不思議な感覚に誘ってくれる舞台だと思います。各お家で外題が違うだけで、やっていることは同じだというのも面白いなと子どもの頃から思っておりました。やろう、やる、やりたいと思ったのは、やはり仁左衛門のおじさまが、父の追善供養のときです。やっぱりかっこいいなと思って。そこからです、やってみたいと思い始めたのは。それから、父が中村座で助六をやるというのが夢の一つでした。父はそれが叶いませんでしたが、その父の意志を継いで、父が出来なかった悔しい想いを私の肉体を通して父の思いをぶつけることが出来たらいいなと思いまして選びました。」と思いを語りました。

 

また、『連獅子』は、今回、親子三人での公演となります。勘太郎さんは「前回は、『連獅子五か条』というものを作ってくれたので、それを観て、そして映像を観ながら踊ったことが記憶に残っています」、

長三郎さんは「僕は3年ぶりの『連獅子』です。祖父とおじがやっていた『三連連獅子』がこんなにも早くできるというのは驚きです。一生懸命やりたいと思います」とそれぞれ思いを話しました。


 

【公演概要】
■タイトル
「平成中村座 十月大歌舞伎」
■日程・会場
2026年10月1日(木)~10月25日(日) 平成中村座(浅草寺境内・仮設劇場)

(2026,07,29)

photo&text:Maki Shimada

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