ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』の公開ゲネプロが2022年9月30日(金)に東急シアターオーブで行われました!!
本作は、2013年にトニー賞で最多となる13部門にノミネート、6部門を受賞した傑作ミュージカル。日本では、2016年に初演、2019年に再演され、チケットは全公演即日ソールドアウトの大ヒットとなりました。主人公のチャーリー役は初演・再演に引き続き小池徹平さん、ドラァグクイーンのローラ役は三浦春馬さんから引き継ぎ、城田優さんが務めます。
物語の舞台はイギリスの田舎町ノーサンプトン。老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライスは、父親の意向に反発して街を飛び出すものの、父親の急死で工場を継ぐことになってしまいます。チャーリーは、工場が実は経営難で倒産寸前であることを知り、途方に暮れます。そんな時、従業員のひとり、ローレンに新しい市場を開発すべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラにヒントを得て、ドラァグクイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”を作る決意をします。
見どころは、何といってもローラとエンジェルスと呼ばれるドラァグクイーンたちの華やかなダンスと歌の数々。音楽担当のシンディ・ローパーの楽曲が観客の気分を盛り上げます。特に、ラストナンバーの「Raise You Up/上げたげる~、Just Be/ただなりなさい」は圧巻。客席も巻き込んで盛り上がること間違いなしです!!
また、長身の城田さんは、立っているだけで存在感も抜群。城田さんの演じるローラからは、力強さを感じました。それは、ローラの生き方にも重なり、ローラの想いがヒシヒシと伝わってきました。
そして、3度目のチャーリー役となる小池さんは、人間ドラマをしっかりとした芝居と歌で見せ、観客を物語に引き込んでくれます。
まだまだ、カンパニーは走り出したばかり。これからさらに磨きをかけ、新しい『キンキーブーツ』を作り上げていくことでしょう。
なお、この日、演出のジェリー・ミッチェルさんから初日に向けてのコメントも発表されました。
【演出のジェリー・ミッチェルさんコメント】
3回目のキンキーブーツと共にまた東京に戻って来ることができて嬉しいです。
徹平、ソニン、成実、勝矢、あらた、そして今回は優が率いるカンパニーのステージを見てとても興奮しています。
徹平演じるチャーリー・プライスとそれぞれの登場人物の関係性がキンキーブーツのストーリーの中で完成されていて、全てのエンジェルスとファクトリーワーカーがこの作品に魔法をかけています。
そして城田優は美しく、背が高く、ローラとしてとても感動的な存在です。彼の歌声は一流で、そして素晴らしい俳優でもあります。彼のローラを日本の皆さまに紹介できることを楽しみにしています。
改めてまたこの東京で、特に私たちが一緒に耐え忍んだこの2年間の後に、皆さまをこの作品で元気づけることができて(=Raise everybody up)とても嬉しいです。
愛と共にみんなで前に進みましょう。素晴らしい公演になりますように。
【公演概要】
■タイトル
ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』
■日程・会場
東京公演:2022年10月1日(土)~11月3日(木・祝) 東急シアターオーブ
大阪公演:2022年11月10日(木)~11月20日(日) オリックス劇場
■脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
■音楽・作詞:シンディ・ローパー
■演出・振付:ジェリー・ミッチェル
■日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗
■訳詞:森雪之丞
■出演
小池徹平、城田優、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた
穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、佐久間雄生、遠山裕介、浅川文也
飯野めぐみ、多岐川装子、施鐘泰(JONTE)ほか
■公式ホームページ
(2022,10,01)
photo&text:Maki Shimada
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