ミュージカル『トッツィー』日本初演開幕前日 囲み取材&公開ゲネプロが202419()に行われ、山崎育三郎さん、愛希れいかさん、昆夏美さん、金井勇太さん、岡田亮輔さん、おばたのお兄さん、エハラマサヒロさん、羽場裕一さん、キムラ緑子さんが登壇しました!!

 

本作は、ハリウッドの名優ダスティン・ホフマン主演で有名な映画『トッツィー』を原作としたコメディ・ミュージカルです。演出家やスタッフと衝突ばかりしていた俳優が、あることがきっかけで女性になりきってミュージカルのオーディションに応募したところ瞬く間に人気者になるマイケル・ドーシーを描きます。

山崎さんは、「初めに稽古場で本読みをしたときに、演出のデイヴ(・ソロモン)がみんながあまり笑っていないことにびっくりして、不安だというところからスタートしたこの作品ですが、稽古場でもみんながこれはいける、楽しんでいただけるという確信を持って稽古が進んできました。実際にお客さんが入ってようやく完成する舞台なので、皆さんが作ってきたものをどう受け取ってくださるのか楽しみです」と挨拶。

 

ジュリー役の愛希さんは「みんなで意見を出し合いながら、話し合いながら稽古してきたので、お客さまが入っての反応が楽しみです」と笑顔を見せ、

サンディ役の昆さんは「こんなに稽古場で笑っていた作品は初めてというくらい、何回観ても笑ってしまいます。それがお客さまにも伝わる公演ができたらいいなと思います」とコメントを寄せました。

 

ジェフ役の金井さんは「とても楽しくて華やかなお話なので早く皆さんに披露したい。アンサンブルの方たちもとっても素敵なので、そこも楽しみにしていただけたら」、マックスをWキャストで演じる岡田さんは「初日にワクワクしています。お客さまも僕たちとともにトッツィーを楽しんでいただけたら」、同じくマックスをWキャストで演じるおばたのお兄さんは「とにかく観てほしいと心の底から思う作品。小さい子どもや中高生が観たときに、こんな舞台に立ちたいと憧れて、この世界を目指す子が多いんじゃないかと思う舞台です」とそれぞれアピールしました。

さらに、ロン役のエハラさんは「気合いが入りまくっております。それを見せようとパーマをバシッと決めて、眼鏡をかけたら韓流ドラマの上司みたいになっていますが、それくらい気合いが入っています」、

 

スタン役の羽場さんは「若い頃、ニューヨークのブロードウェイで観たミュージカルのスピード感やキレ味がこの舞台に満ち溢れていて、参加できるのが嬉しいです」、

 

リタ役のキムラさんは「今年1本目のお芝居がこの作品で良かったなと心から思っています。エネルギーが満ちていて、みんなを元気にし、幸せにし、明日頑張ろうと思ってもらえるお芝居なので、たくさんの人に観ていただきたいと思っています」と思いを語りました。

日本初演の本作。山崎さんは初演ならではの苦労を「英語をそのまま日本語訳すると、伝わりにくい表現がたくさんあって。みんなで何回も話し合って、何回台本が変わったか思い出せないくらい変わりました。演出のデイヴをはじめ、みんなでテーブルを囲んで、劇団のようにディスカッションした」と話しました。

また、山崎さんはほぼステージに出ずっぱりで、男性と女性の声を使い分けて歌って、お芝居をします。山崎さんは「早替えが30回ある。一番早い時は、40秒(で着替えている)。ぜひ舞台裏をみんなにも見てもらいたいというくらい。F1のピットのように(立っている山崎さんに)メイクをしていただき、ネイルをつけて、全部やってもらうので、本当に大変なんです」と苦笑いで明かしました。

そして、最後に「2024年は震災もありましたが、被災された皆さんには1日も早く心穏やかに過ごせる日が来ればと心から祈っています。こういうことがあると、当たり前にある日々は当たり前ではなくて、もし、明日がなくても今日の公演でやりきったと思える公演を目指してやっていきたいと思います。トッツィーカンパニーとして日生劇場に募金箱も置かせていただきますので、少しでも寄り添うことができたらと思っています」と能登半島地震についても触れて、会見を締めくくりました。

 

その後に行われたゲネプロでは、マックス役は岡田さんが担当しました。

物語は、華やかで楽しい楽曲からスタートします。山崎さんは女装姿のドロシーの衣裳に着替えたり、本来の男性役マイケルに戻ったりと大忙し。ステージ上で着替えるシーンもあり、ドロシーになる過程まで観客に明かしていても、ドロシー姿になった途端に男性らしさが一切消え、全くの別人に見える演技力はさすがです。コメディ要素もたっぷりで、クスリと笑えるシーンが全編にわたって散りばめられています。

そして、昆さん演じるサンディと愛希さん演じるジュリーのお衣裳がどれもとってもキュート!! ジュリーが劇中劇で着ているジュリエットの衣裳は、ジュリエットらしいシルエットのドレスにパンツを合わせた現代風のコーディネートがかわいらしく、特に印象的でした。お衣裳にも注目してもらいたい作品でした!!

 

【公演概要】

タイトル

ミュージカル『トッツィー』

日程・会場

東京公演:2024110()130() 日生劇場

大阪公演:202425()219() 梅田芸術劇場メインホール

名古屋公演:2024224()33() 御園座

福岡公演:202438()324() 博多座

岡山公演:2024329()330() 岡山芸術創造劇場 ハレノワ

音楽・歌詞 デヴィッド・ヤズベック

脚本 ロバート・ホーン

演出 デイヴ・ソロモン

振付 デニス・ジョーンズ

オリジナル演出 スコット・エリス

出演

山崎育三郎 愛希れいか 昆夏美 金井勇太 岡田亮輔/おばたのお兄さん エハラマサヒロ 羽場裕一 キムラ緑子 ほか

■公式ホームページ

https://www.tohostage.com/tootsie/

(2024,01,10)

photo&text:Maki Shimada

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