舞台『球詠』の公開ゲネプロ&キャスト囲み取材が6月24日(木)に、草月ホールで行われ、ラストアイドルの大森莉緒さん、長月翠さん、小澤愛実さん、岡村茉奈さん、間島和奏さんが初日開幕に向けた思いを語りました。

写真左から岡村茉奈さん、小澤愛実さん、大森莉緒さん、長月翠さん、間島和奏さん

 

本作は、女子野球が女性らしいメジャーなスポーツとして認知されているという設定の現代日本を舞台に、埼玉県越谷市から全国高校野球大会への出場をめざす美少女たちの青春を描いた作品です。

囲み取材で大森さんは「(ラストアイドルの)メンバーは野球経験がほぼなくて、最初はグローブを持っての構え方、バットの構え方から分からなくてヘンテコでしたが、女子プロの方に教えてもらって、なんとかここまで成長することができたなと思います」と語っていましたが、劇中では、ラストアイドルのメンバーたちが、グローブを片手に駆け回り、バッティングをし、熱い野球の試合を見事に再現していました。そして、大森さんが演じる主人公の武田詠深を初めとした登場人物たちの野球への熱い想いやそれぞれの悩み、成長、友情が、“ムネアツ”シーン満載で繰り広げられました。

 

ゲネプロを終え、大森さんは「ステージに出る前は、今日が本番だという実感もなかったんですが、ステージに出た瞬間、一気に実感が湧いてきて、演じている間も緊張しっぱなしでした。本番はゲネ以上のものを見せられるように頑張りたいと思います」と笑顔を見せました。そして、「今回はラストアイドルのメンバーだけでの初めての舞台なので、一生懸命気合いを入れて頑張りたいと思います」と意気込みました。

 

山崎珠姫役の長月さんは「最後まで妥協せずに成長し合っていい舞台とを作れるように頑張ります」と本作への思いを語り、「自分なりの山崎珠姫を作らせてもらいました。作中に珠ちゃんは『強気にリードする』と出てくるので、強気に見せるにはどうすればいいかをすごく考えて演じてきたので、強気な私を見てください」とアピール。

また、長月さんは7月末にラストアイドルを卒業することを発表していますが、卒業後について「この舞台を通して改めてお芝居の楽しさに気付いたので、今後も舞台をやっていくつもりでいます」と言及し、「ラストアイドルの(出演する)舞台は、今後も絶対に続けていってほしいと思っているので、今回、私たちがその土台を作れればと思っています。いいものを残して卒業できるように頑張ります」と思いを寄せました。

 

本作が初舞台という、中村希役の小澤さんは、自身の見どころについて「私は右利きですが、希ちゃんは左投げ、左利き。バッティングも、『最強打者』と言われるくらい、チームで一番打率が高い子なので、毎日家で素振りをして、とにかくバッティングの練習をたくさんしてきました。スイングのフォームを見てもらいたいです。それから、今回は博多弁も話しているので、そこも聞いていただけたら嬉しいです」とコメント。

 

岡田怜役の間島さんは「1カ月間、みっちり野球とお芝居をみんなで毎日顔を合わせて稽古してきたので、その成果をお見せできたらと思います」と話し、川口芳乃役の岡村さんは「野球のシーンがすごく多くて、スピーディーに動くシーンも多いので、けがのないように、最後まで全力で楽しんでまいります」と意気込みを語りました。

 

さらに、間島さんは篠原望さんが演じる藤原理沙とのプールサイドでのシーンについて「名シーンになっているので、原作ファンの皆さんにも満足してもらえるように努力していますのでよろしくお願いします」と話し、注目ポイントとして挙げていました。

最後に、大森さんが「舞台未経験の子もいたりして不慣れな部分もありましたが、たくさんの方に支えてもらいながら成長できたと思います。千秋楽までみんなで力を合わせて、ケガのないように健康に、楽しく走り抜けていきたいと思います」と挨拶して取材を締めくくりました。

 

【公演概要】
■タイトル 舞台『球詠』
■日程・会場
2021年6月24日(木)〜6月30日(水) 草月ホール
■作・演出 伊勢直弘
■原作 マウンテンプクイチ 「まんがタイムきらきらフォワード」連載(芳文社刊)
■出演
大森莉緒  長月翠 小澤愛実 松本ももな・白石真菜(Wキャスト) 篠原望 畑美紗起・高橋みのり(Wキャスト) 大場結女・籾山ひめり(Wキャスト ) 間島和奏 栗田麻央 岡村茉奈 奥村優希 鈴木遥夏 町田穂花 髙橋美海 宇田川桜夢
■公式サイト https://tamayomistage.com/
■公式Twitter  @tamayomistage

(2021,06,24)

photo&text:Maki Shimada

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