ミュージカル『太平洋序曲』決起集会プレス会見が2022126日(火)に行われ、山本耕史さん、松下優也さん、海宝直人さん、廣瀬友祐さん、ウエンツ瑛士さん、立石俊樹さんが登壇しました!!

 

本作は、梅田芸術劇場と英国メニエール・チョコレート・ファクトリー劇場が共同制作するミュージカル。初のコラボレーションとなる今回は、ミュージカルの巨匠と呼ばれたスティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により、1967年にブロードウェイで初演された意欲作を上演します。

物語の舞台は、江戸時代末期。日本が鎖国を解き、開国し、西洋化へと向かう激動の過程を描きます。物語全体を俯瞰しながら進行する狂言回し役を山本さんと松下さん、浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、次第に西洋文化に傾倒していく香山弥左衛門役を海宝さんと廣瀬さん、流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚めるジョン万次郎役をウエンツさんと立石さんがそれぞれWキャストで演じます。

この日の会見は、物語にちなみ、ペリーにゆかりのある海を臨む会場で行われました。狂言回しを演じる山本さんは「名前が別にあって、担っているものが狂言回しということはよくありますが、役名が『狂言回し』というのは面白いと思います。逆手をとって面白くやれそうな気もしますし、色々なことを想像しながらチャレンジできる役かなと思います。全体像はまだこれからですが、僕もこれだけの大作は久しぶりなので、初心に返った気持ちで頑張りたいと思います」と意気込みました。

同じく狂言回し役の松下さんも「まだ未知ではありますが、ステージ上で大半の時を過ごし、時には誰か別の人物を演じたりとカメレオンみたいな存在だと思います。観る方や演じる人によっても解釈が変わるお話だと思いますので、Wキャストならではの楽しみがあると思います」と語りました。

海宝さんは、香山弥左衛門という人物を「将軍から黒船を追い出せという無茶な大役を押し付けられ、そこで奮闘し、トンチや知恵を使って役割を果たして出世していくキャラクター」と説明し、「日本で上演することにとても意味がある作品だと思いますし、その時代時代で伝わるものがある作品だと思います。それを海外のクリエイターチームと日本人のキャストたちで作ることに意味を感じていますので、ぜひ楽しみに劇場に来ていただけたら」と呼び掛けました。

また、廣瀬さんは「かなり濃い登場人物の中で、至って普通の香山はお客さんが感情移入できると思うので、寄り添えるような表現を目指していきたいと思います」とコメントしました。

そして、ジョン万次郎という役柄についてウエンツさんは、「彼は本音だけでは生きていけない立場にいた人物なので、本音とはまた違う気持ちも交えて演じていこうと思います。その中で香山との関係性が後半に向けてどうなっていくのかも楽しみにしてもらいたい」と話し、「この作品が素敵だと思うのが、海外の方によって日本が描かれていること。日本人から見た日本史や歴史の受け取り方とは違う側面が楽しめると思います。その中でしっかりと役を務められたら」とアピールしました。

立石さんは「漁師から始まり、漂流して生きながらえたジョン万次郎は、生命力に溢れていて、偉大な人物だと思います。素敵な俳優さんたち、そして日英合作ということで刺激的な毎日なると思います。楽しみにしていてください」と力を込めました。

 

【公演概要】

タイトル

ミュージカル『太平洋序曲』

日程・会場

東京公演:202338() 329() 日生劇場

大阪公演:202348() 416() 梅田芸術劇場メインホール

作詞・作曲 スティーヴン・ソンドハイム

脚本 ジョン・ワイドマン

演出 マシュー・ホワイト

出演

山本耕史・松下優也(Wキャスト)/海宝直人・廣瀬友祐(Wキャスト)/ウエンツ瑛士、立石俊樹(Wキャスト)ほか

公式ホームページ

https://www.umegei.com/pacific-overtures

(2022,12,07)

photo:Maki Shimada,Akiko Yamashita/text:Maki Shimada

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