ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート製作発表が2025年8月28日(木)に行われ、上野樹里さん、三浦宏規さん、松島勇之介さん、有澤樟太郎さん、高橋健介さん、華優希さん、清水美依紗さん、大久保祥太郎さん、竹内將人さん、なだぎ武さん、竹中直人さん、石井琢磨さんが登壇しました!!
『のだめカンタービレ』は、累計3900万部超の大ヒットを誇る二ノ宮知子による漫画で、2023年にミュージカル化。今回のシンフォニックコンサートは、2023年に上演されたミュージカル版のキャストが再集結して開催されるフルオーケストラコンサートです。ミュージカル版に引き続き、のだめ役を上野さん、シュトレーゼマン役を竹中さん、千秋真一役を三浦さんが務め、東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏で届けます。
上野さんは「これからいよいよ始まるんだなという気持ちです。素晴らしいコンサートになるよう一生懸命頑張りたいと思います。今回、台湾公演では追加公演も決まり、台湾の皆さんが待ちわびてくださっているというのがとても嬉しいです」と挨拶。
ドラマ版からは20年が経ちましたが、またのだめを演じることになる上野さん。改めてこの20年を振り返り、「クラシックは自分の人生から少し離れた世界のような感じがしていましたが、こうしてお芝居を通して皆さんと楽しさを共有できたのは良い経験です。夫も音楽をやっている人で、ミュージカルが大好きなので、家でも三浦くんが出ていたミュージカルを見て豆知識を教えてくれたり、音楽的な時間を過ごしています。音楽は自分にとってもすごく大きな存在になっています」と思いを馳せました。
今回、タイペイフィルハーモニックシンフォニーオーケストラと、東京フィルハーモニー交響楽団でタクトを振るという試みにも挑戦することになった三浦さんは、「すごく責任が重いし、普通はできないことです。特に僕の母親からは、『あんた、本当にふざけるんじゃないわよ。どれくらいすごいことか分かっているのか?』とずっと言われているので、とにかく真摯に向き合おうと今、頑張っている最中です。皆さまに満足していただけるように最後まで頑張りたいと思います」と意気込みました。
また、竹中さんは「納得がいっていない方々もたくさんいらっしゃると思いますが、私、またミルヒーをやることになりました。温かい目で見守っていただけたら嬉しいと思います」とコメントを寄せました。
峰龍太郎役は、松島さん、有澤さん、高橋さんのトリプルキャストです。松島さんは「3人で物語の1ピースになれるように精一杯務めてまいりますので、最後までよろしくお願いします」、ミュージカル版に続いて出演する有澤さんは「帰ってきたという感じです。稽古が少ないため心配していたのですが、僕は明日にでも(舞台に)立てます!! しっかりと峰が僕の中に入っていました!! 僕なのか、峰なのか。皆さん、期待していてください」、高橋さんは「稽古期間は短いですが、空気が良くて、みんなで非常にクオリティの高いものを作っています。まるでNBAの練習かというくらいいい空気です」とそれぞれ思いを語りました。
三木清良役は、華さんと清水さんのダブルキャスト。華さんは学生時代は吹奏楽部に所属しており、清水さんはバイオリンを習っていたそうで、お二人とも音楽とは深い繋がりがあります。そのため、学生時代から本作の原作にも親しんでいたそうで、華さんは「学生時代に拝見させていただいていました。漫画の単行本の表紙が何の楽器になるのか、次は私の楽器が来て欲しいと楽しみにしていて、青春時代の思い出が詰まっている作品だったので、この世界に入らせていただくのは不思議な気持ちです」、清水さんは「私はバイオリンを幼少期から高校生までやっていたので、まさかバイオリンを弾く役を演じることになるとは夢にも思っていませんでした。とっても嬉しかったです」と話しました。
奥山真澄役の大久保さんは「今日、初めてふわふわ(のカツラ)をつけさせていただき、周りの方には笑われたりしてますが、僕はもう馴染んでます。この格好で千秋様への愛をビシバシ出して楽しんでいただければいいなと思っております」、
ミュージカルに続き黒木泰則役を演じる竹内さんは「僕もやっと帰ってきたなという感じです。今度こそ恵ちゃんに振り向いてもらえるよう精一杯歌いたいと思います」、
江藤耕造役のなだぎさんは「2年ぶりに演じさせていただくので、覚えているかなと心配を抱えながら稽古場に行ったのですが、セリフを話しだすと2年前の記憶を一気に思い出しました。先ほど、有澤樟太郎は明日から立てると言っていましたが、私は今からでもいけます!! 有澤樟太郎には絶対に負けたくないという私の心意気を見ていただけたら」とそれぞれ思いを寄せました。
今回、ゲスト出演するピアニストの石井琢磨さんは本作の好きなシーンを聞かれ「1番好きなシーンは、マングースがピアニカで、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』を演奏するシーンです。もう一つ、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』をシュトレーゼマンと千秋が演奏する名場面も好きなシーンです」と答えました。石井さんは今回、この2曲のほか、三浦さんがバレエを踊る『ペトリューシュカ』の生演奏も行います。
最後に、竹中さんは「今回の音楽は、ミュージカル版と同じで(上野さんの夫でもある)TRICERATOPSの和田唱さんが作ってくださったのですが、どれもこれも名曲で本当に素晴らしい。和田唱くんあっての『のだめカンタービレ』だと思います。一生懸命、頑張って歌いたいと思います」と改めて力を込め、三浦さんは「それぞれの個性が光った面白いコンサートになると思います。原作を知らない方も全く見たことがないよという方も楽しんでいただける作品ですし、のだめは知っていてもミュージカルを観たことがないという方も満足できる内容になっていると思います」と自信をのぞかせました。
そして、上野さんは「(和田さんは前回公演で)ミュージカルに初めて携わることになり、50曲近い曲を作りました。それぞれのキャラクターに合わせていろいろなジャンルの音楽を融合させて作っていくという初めての挑戦だったと思いますが、自分も俳優としてなかなかない経験をさせていただいていると思います」と和田さんについても触れ、「初めての方でも音楽を楽しむことができると思います。今回はペンライトもあって、よりライブなコンサートになるので、お客さんと一緒に体感できる、暖かさに包まれる素敵な時間になったらいいなと思います」と笑顔を見せました。
【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート
■日程・会場
台湾公演: 9月6日・7日 Taipei Music Center
東京公演:9月13日~15日 東京ガーデンシアター
■原作 二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(講談社「Kiss」)
■作詞・上演台本・演出 上田一豪
■音楽 和田唱
■出演
上野樹里、三浦宏規、松島勇之介/有澤樟太郎/高橋健介、華優希/清水美依紗、大久保祥太郎、竹内將人、なだぎ武、竹中直人 ほか
ゲストピアニスト:石井琢磨(東京公演のみ)
(2025,09,01)
photo&text;Maki Shimada
#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #のだめカンタービレ