「道頓堀から石油が湧いた!?」という奇想天外な高遠響さん著の同名小説が、数々のヒット作を世に送り出した江頭美智留さんの脚本、「劇団赤鬼」の川浪ナミヲさんの演出で初の舞台化を迎えます。
浜中文一さん演じる大阪市役所“どないしょう課”職員の前田拓郎を中心に、個性豊かなキャラクターたちと一緒に繰り広げられるストーリーは、大阪人のパワフルさとエネルギーがほとばしる、観るだけで元気をもらえる作品です。
NorieMでは、今回主演を務める浜中文一さんに作品への思い、さらにはファッションのこだわりをうかがいました。

 

ー今回の作品タイトルに「大阪」と入っています。浜中さんの出身地でもある大阪の魅力を教えてください。
大阪の魅力は明るいところです!人も最初は取っ付きにくいイメージがあるかもしれませんが、慣れたら心地よい人柄ですし、住みやすい街だと思います。

 

ー今回の作品のタイトルとキャッチコピーだけでも楽しい作品になると期待が高まりますが、改めて作品の魅力はどんなところにあると感じてますか? 
もしこのお話が東京だったらもしかしたらシリアスな作品だったかもしれませんが、大阪なのでハッピーな感じに持っていけてるんじゃないかなって思います。観るだけでハッピーになるところが作品の魅力です。

 

ーそういう意味では熱量や団結力など大阪ならではという雰囲気がありますか?
そうですね!関西人ってノリがいいイメージがあると思いますが、そこがこの作品の「大阪は踊る!」に通じる部分ですね。舞台が大阪だからこそ成立する部分が大きいと思います。

 

ー浜中さんが演じるのは、“どないしょう課”に勤務し、のほほんと過ごしてい た前田拓郎という人物です。どんな風に演じていこうとか考えてらっしゃいますか?
本格的には稽古に入ってからになりますが、現時点では明るくて、若々しい感じを出していけたらなと思っています。

 

ーありがとうございます。今まで多くの舞台作品へ出演されていますが、舞台に立つときに大切にしていることや舞台ならではの魅力を教えてください。
何でしょうね・・・。その時その時の客席の皆さんとの空気感、感覚を一番大切にしたいですね。

ー今回、座長として作品を迎えますが、座長として意識することはありますか?
座長だからというのは特にないですね。僕は普段と変わらないです。

 

ーそうすると浜中さんにとって居心地のいい稽古場とは?
楽しくて充実感のある稽古場が一番だと思います。

 

ー今回もそういう稽古場になりそうですね!
そうですね。せっかく約1ヶ月通う稽古場ですので、なんか行くのが嫌だなってなるようなところにはしたくないので、そんな空気作りをしていきたいですね。

 

ー今回いろいろな出演者の方がいらっしゃいます。楽しみにしていることを教えてください。
初めての方々ばかりですので、どんな感じになるのか楽しみです。

 

ー作品をご覧いただいた方にどんな気持ちを持って帰ってもらいたいと思っていますか?
ハッピーな気持ちになってもらえるのが一番ですね!もし嫌な気持ちがあっても、この作品を観てハッピーになってもらえたらと思います。この作品では、ハッピーを全面に押し出していこうと思います!

ーこの作品をご覧になる皆さんにハッピーな帰り道をお約束していただけますでしょうか?
お約束します!(笑)

 

ー今万博で盛り上がっている大阪が次は「大阪は踊る!」盛り上がるということで間違いないでしょうか?
はい! 多分(笑)。期待して楽しみにしていてください。


▶︎浜中文一さんのファッション事情◀︎
ー今日のお衣装のジャケットがすごく素敵ですね!今回の衣装のお気に入りのポイントもしくは選んだ決め手を教えてください。
実は今はファッションにあまりこだわりがなくて、今回の衣装はスタイリストさんのおすすめなんですが気に入ってます。着心地もすごくいいですね。

 

ーレース素材のジャケットがすごく素敵です!
そういう服を選んでくれるスタイリストさんの存在がありがたいですね。

 

ーご自身が選ぶ普段の服はどんなものが多いですか?
僕はジャージがメインです。

 

ーお稽古場でも?
ジャージです(笑)!

 

ー行き帰りも?
ジャージです(笑)!

 

ータイトルにちなんで心が躍ったこと、テンションが上がったことはありますか?
僕はね、よっぽどのことがない限り心が踊らないんですよね。

 

ーそうなんですね!
少しのことではびくともしないので、何か心が踊ることがあればいいですね。

 

ー浜中さんが素敵でいるために心がけていること、普段の生活で意識していることを教えてください。
昔は服やファッションが好きだったんです。でもいつからか、おしゃれよりも、素の自分が良くないといけないだろうと思うようになってきて、素敵かどうかはわかりませんが、自分のやるべきことしっかりとやっていく方が大切なんじゃないかなと思うようになって、自分自身、そのものがおしゃれになるように頑張りたいなと思っています。

 

【profile】
浜中文一/Bunichi Hamanaka
1987年10月5日生まれ。大阪府出身
俳優として舞台・ドラマなど数多くの作品に出演し、 幅広く活動している。『50Shades〜クリスチャン・グレイの歪んだ性癖〜』にて舞台初主演。2023年には『わが街、道頓堀〜OSAKA1970〜』にて大阪松竹座開場100周年記念公演の掉尾を飾った。近年では、舞台『笑わせんな』、『ブラックコメデ ィ』、映画版・舞台版「僕らの千年と君が死ぬまでの 30日間」など主演作が続いている。最近の主な出演作に、舞台『犬神家の一族』、『ダブル・トラブル』、『レオポルトシュタット』、『午前0時のラジオ局』、映画「鳩の撃退法」、ドラマ「大奥」Season2、「初恋、ざらり」など。現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」にも朱楽菅江役で出演。松竹の出演舞台にはほかに、『ザ・オダサク』、『ガラスの 仮面』、『もとの黙阿弥』などがあり、大阪松竹座へは 2024年11月の『劇走江戸鴉〜チャリンコ傾奇組 〜』以来の出演となる。
■公式ホームページ
https://fan.pia.jp/hamanakabunichi/
■公式Instagram
https://www.instagram.com/bunichi.hamanaka_official/


【STORY】
大阪ミナミは道頓堀。普段から賑やかなこの街が今日は一段と騒がしい。 “道頓堀に石油が湧いた!?”と、大張り切りの大阪市長による大阪再生プロジェクト「道頓堀油田
開発計画」が始動。大阪市役所の雑用処理係“どないしょう課”に勤務し、のほほんと過ごしてい た前田拓郎(浜中文一)は、気がつけば担当者となり右往左往の東奔西走。商店街では次々に便乗 商品が発売され、街中がお祭り騒ぎに。
そんな最中、巨大利権を大阪だけに保有させたくない政府による、油田差し押さえ計画が勃発!
真実を探ろうとする美人リポーター、拓郎の上司、立ち上がる道頓堀商店街の人々、協力者がひ とり、またひとりと増え、やがて大阪は一丸となって自衛隊との攻防戦を繰り広げる。
守るべきは油田か!大阪人の誇りか!!道頓堀はクライマックスを迎える。

 

【公演概要】
■タイトル
舞台『大阪は踊る!』
■日程・会場
2025年10月4日(土)〜10月12日(日) 大阪松竹座
■原作 高遠響「大阪は踊る!」/アルファポリス
■脚本 江頭未智留
■演出 川浪ナミヲ
■出演
浜中文一
有沙瞳 松本梨香 長江健次 前田耕陽 大鳥れい 曽我廼家寛太郎
■公式ホームページ
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202510oaska/

(2025,09,02)

photo:Hirofumi Miyata/interview&text:Akiko Yamashita

#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #浜中文一 さん #大阪は踊る

下記のリンクのインスタグラムにインタビュー撮影時のアザーカットを公開致します!!

お見逃しなく!!インタビューの感想もぜひコメントください。

https://www.instagram.com/noriem_press/