ミュージカル『ビートルジュース』プレスコール・囲み取材が2025年5月8日(木)に行われ、SixTONESのジェシーさん、勝地涼さん、愛加あゆさん、清水美依紗さん、山﨑玲奈さん、吉野圭吾さん、瀬奈じゅんさん、演出の福田雄一さんが登壇しました!!
本作は、2019年春にブロードウェイで初演され、同年のトニー賞では作品賞・脚本賞・音楽賞をはじめ8部門にノミネートされるなど大きな話題を呼んだ作品です。コミカルなストーリーやイリュージョンを取り入れた演出、卓越したセンスの衣裳・メイク・美術、耳に残るキャッチーな楽曲で大ヒットし、2023年にジェシーさん主演で日本でも初上演されました。今回は、待望の再演となります。
最初に、ジェシーさんは「全国の皆さんに観ていただきたいという気持ちが(初演の)千穐楽を終えた後もあったので、こうして再演が決まって嬉しい気持ちです」と今の心境を述べました。
初演の千穐楽から1週間後には再演が決まっていたという本作。福田さんは「正確にいうと、(初演の)公演中に再演が決まっていたんです。ただ、ジェシーがどう思っているんだろうなというのがあって。ジェシーが千穐楽が終わって1週間後に、カンパニーのみんなを飲み会に招集したんですよ。そこで酔っ払って、『日本全国のみんなが観るまで僕はこれをやり続ける』と言ったらしくて(再演が決まった)」と明かしました。
ビートルジュースという役柄は、ジェシーさんにとってまさにハマり役です。ジェシーさんも「お客さんが入ったらまた全然違うと思うので、抑えながらも自分のスパイスを入れていけたらと思います。ジェシーしかできないと言っていただけるので、全国の皆さんにも観ていただけたらと思います」と胸を張ります。
再演に当たっては、「全体的にパワーアップしています。1回、上演しているのでフッと力を抜いて、出すところは出してという切り替えを考えながら、いい意味で適当にやっています」とコメント。福田さんも「ジェシーには何も言わないです。自由にやってもらうのが一番面白い役者さん。初演には、ミュージカル俳優の方も観にきてくれていましたが、『これはジェシーくんにしかできないから悔しい』と言ってくれていました。ジェシーにしかできない役だし、ふざけても成立する役は他にはない」と太鼓判を押しました。
また、幽霊のアダムを演じる勝地さんは「初演の時は、冒頭で歌う楽曲は、最初の音が当たるか不安だったのですが、福田さんから『そこは気持ちでいいんじゃない? 音は気にしなくていいよ』と言われたことで、やりやすくなって伸び伸びとやれるようになりました」と自身の注目してほしいポイントを紹介。
福田さんはこれについて、「以前に小栗旬くんとミュージカルをやったことがあったんですが、そのときにも同じことを言ったんです。小栗くんも勝地もお芝居が完璧に上手な人なんですよ。だから、お芝居で引っ張っていけば大丈夫なんです。勝地はお芝居が100点でうまいから、歌をそれで引っ張っていけば上手に聞こえる。お芝居に引っ張られて歌も100点になります」と説明しました。
デリア役の瀬奈さんは「前回は40代でしたが、今回は50代になって、かなり年齢を感じております。でも、頑張って、息切れしながら走り回っています」と苦笑いを浮かべると、チャールズ役の吉野さんも「走ることが増えたんですよ。全体的に走っている」と同意し、「ご期待ください!」とアピールしました。
幽霊のバーバラ役の愛加さんは「脚本が面白いところに福田さんの要素がモリモリに積まれて、笑いの絶えない稽古場が新鮮で、楽しく稽古をさせていただいたので、きっと初見の方にも前回ご覧になった方にも、楽しんでいただけるのではないかなと思います。福田さんに『楳図かずおみたい』と言われているシーンがあるので、楳図かずお節で頑張りたいと思います」と笑顔で語りました。
リディア役は清水さんと山﨑さんのダブルキャストです。清水さんは「前回は一番真面目な役だったのですが、リディアにもコメディ要素が増えました。キャラクターを乗せてコメディをやるのは私にとって挑戦。自分でやってみると難しいなと思います。皆さんのことを尊敬しています」と話し、山﨑さんは「大好きな歌を歌わせていただけてハッピーで幸せです。私も初めてコメディをやらせていただき、新鮮で、稽古をするたびに楽しい気持ちで溢れていました」と初参加の思いを語りました。
なお、この日のプレスコールでは、ジェシーさん、勝地さん、愛加さん、清水さん、吉野さん、瀬奈さんによる「Creepy Old Guy」とジェシーさんと山﨑さんによる「That Beautiful Sound」の2曲が披露されました。
【公演概要】
■タイトル
ミュージカル『ビートルジュース』
■日程・会場
東京公演:2025年5月9日(金)〜5月28日(水) 日生劇場
大阪公演:2025年6月4日(水)〜6月29日(日) 新歌舞伎座
■作詞・作曲 エディ・パーフェクト
脚本 スコット・ブラウン&アンソニー・キング
■演出 福田雄一
■翻訳・訳詞 福田響志
■出演
ジェシー(SixTONES) 勝地涼 愛加あゆ 清水美依紗/山﨑玲奈 吉野圭吾 瀬奈じゅん ほか
(2025,05,12)
photo&text:Maki Shimada
#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #ビートルジュース