あいまい劇場 其の壱「あくと」公開ゲネプロと囲み取材が2021年11月19日(金)に、東京・EXシアター六本木で行われ、IMYの山崎育三郎さん、尾上松也さん、城田優さんと、皆本麻帆さん、清水美依紗さん、キムラ緑子さん、本作で演出を務める成河さんが公演への思いを語りました!!

 

このプロジェクトは、山崎さん、松也さん、城田さんの3人が2015年のミュージカルでの共演を機に、自分たちの感性でオリジナル作品を製作したいという思いを共有し、3人の名前の頭文字から「IMY」と名付け、2019年から始動したプロジェクトの、第一弾となる舞台公演です。

全4話からなるオムニバス形式で構成され、そのうちの1話で城田さんが初めて脚本に挑戦しました。俳優としても活躍する成河さんは、本作で初演出を担当します。

第1話は「朝ドラオーディション」。3人が即興で芝居を繰り広げます。続く、第2話は、城田さんが脚本を務めた「Lateral thinking」。第3話は「1996年の鳥山明」で、清水さん も舞台での芝居に初挑戦します。そして、最後の第4話は「EXシアターのジャン・ヴァルジャン」。それぞれの話の間には、清水さんや皆本さんの歌唱もあり、観客を楽しませる要素が詰まった作品に仕上がっていました。

 

囲み取材では、山崎さんは「いよいよ始まるんだと実感が湧いています。2015年に雑談したところからスタートして6年経って、こういうステージを用意してもらって感動しております」と開幕を直前に控えた心境を語ります。

 

松也さんも「この作品を皆さんで一生懸命、素敵なものにしようとしてくださっている姿を見るだけで感動しておりました。その結晶をこれから観ていただくのは非常に楽しみでもあり、我々3人が言い出しただけに不安もありますが、一生懸命務めたいと思っています」と挨拶しました。

その松也さんの言葉を受けて、「その不安を一番感じていたのが私です」と城田さん。「20年近くミュージカル、演劇をやらせていただいていますが、その中でも群を抜いて劇場に来た時から言葉にできない不安感とか緊張に包まれています。でも、今回、自分たちが楽しいと思えるものを作ろうと思ってやってきた。なので、くだらないと思ってもらいたいという思いもあって、そうなるとプレッシャーを感じる必要もないなと、ようやく少し心が落ち着きました。我々が目指した、エンターテインメントの全てのいいところが凝縮した、IMYならではのものが完成したと思うので、あとは僕らがそれを一生懸命演じればきっと素敵な時間を過ごしていただけると思っています」と熱弁しました。

 

そもそもIMYの結成の経緯について、山崎さんは「僕個人は、オリジナルミュージカルでデビューしたので、オリジナルミュージカルに強い思い入れがあり、何か日本で生まれた作品をという思いを持っていました。そんな中で2人と意気投合して、何か僕たちの世代で今までにないエンターテインメントを作りたいねと話したのがきっかけで作りました」と説明。

 

3人はプライベートでも仲が良く、城田さんと松也さんは高校時代からの友人だと言います。何かを決めるときに言い争いになることもないそうで、松也さんは「何か決めるときは、2票入ったらそれに絶対従うというルールがあるので、揉めることはない」と明かしました。

さらに、松也さんは、IMYの目指すところを、「我々が楽しいと思えるものを作るということと、固定概念にとらわれず、自分たちが純粋にやってみたいと思った人と出会って発見するものを作りたい。それから、日本発のものを作ろうというのが大きな根源になっています」と掲げました。

 

本作が初演出となる成河さんは、「頼りない演出家ですが、こんな場所と一流のスタッフ、俳優さんと作らせていただいて、もったいないと思いました。僕にお願いしてくださったからには、僕が一番好きなものになっていると思います」とコメント。今回、成河さんへのオファーは山崎さんからの提案だったそうで、山崎さんは「本当に素晴らしい演出家が誕生しました。僕の目は間違っていなかった。信頼できる方」と絶賛しました。

 

また、キムラさんは「稽古場がとにかく楽しかったです。こんなにも楽しいなんてありなんだって。(3人の)信頼関係を感じ、毎日、幸せだなって思いました」と稽古場を振り返ります。

 

皆本さんは「稽古場では、毎日、楽しく、自由に、伸び伸びとやらせてもらったんですが、今はすごい緊張してきています。御三方が体当たりで大真面目に面白いことをやっている姿がとってもかっこよくて、それが毎日観られたのが本当に幸せだったので、お客さまにもきっと楽しんでもらえると思います」とアピール。

 

そして、本作が初舞台出演となる清水さんは「右も左も分からない状態で臨みましたが、皆さんがフラットに話しかけてくださり、リラックスできる環境を作ってくださったので今日まで来られました。初めてで今も震えていますが、芸歴の長い城田さんでも緊張すると聞いて安心しました」と思いを語りました。

【公演概要】
■タイトル
あいまい劇場 其の壱「あくと」
■日程・会場
2021年11月20日(土)~12月5日(日) EXシアター六本木

※開場は開演の45 分前(予定)、開場・開演の時間は変更になる場合がございます。

■脚本 福原充則、城田優

■演出 成河

■音楽監督 桑原まこ
■出演 山崎育三郎 尾上松也 城田優 皆本麻帆 清水美依紗 キムラ緑子

■料金
全席指定・税込

SPセット(特典付きS 席) 20,000円 ※特典内容…開場前IMY3 人のステージ準備見学、公演プログラム、オリジナルグッズ

S席 12,000円/A席 9,800円/S席-U25   6,000円/A席-U25 4,900円/IMYシート(U18) 1,500円

※未就学児入場不可
■主催:ニッポン放送 テレビ朝日

■公式ホームページ

https://imytheater.com/

■公式twitter
@imytheater

(2021,11,20)

photo:Maki Shimada(会見)、Akiko Yamashita(舞台)/text:Maki Shimada

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