『家政夫のミタゾノ THE STAGE ~お寺座の怪人~』公開ゲネプロと取材会が、20221117()に、EX シアター六本木で行われ、松岡昌宏さん、矢作穂香さん、原嘉孝さん、六角精児さん、余貴美子さんが登壇しました!!

本作は、女装した大柄な家政夫・三田園薫が、派遣された家庭·家族の内情を覗き見し、そこに巣食う根深い汚れまでもスッキリ落としていく痛快覗き見ヒューマンドラマシリーズの舞台化。三田園薫役を松岡さんが演じ、テレビ放映されたシリーズは全てが異例の高視聴率をマークしているという人気作です。

今回の舞台では、ミタゾノが200年の歴史を誇る天言宗の古刹·座捨得寺(ざすてえじ)からの依頼で家事雑事を手伝いながら、家庭の秘密、お寺の秘密を暴いていきます。

ミタゾノによる家事の裏技紹介コーナーなど、ドラマでお馴染みのシーンは舞台でも健在。ドラマの世界観も見事に舞台で再現されていました。さらに、舞台ならではのアドリブコーナーもあり、生であることを楽しめる作りになっていました。

 

取材会では、美田園役の松岡さんは「この作品を皆さまにお届けできることが嬉しい気持ちでいっぱいですし、今日、お客さまの前にお出しできることをとても幸せに感じます」と挨拶。手応えを聞かれると、「手応えは原次第です」と冗談めかして答えた後、「大丈夫だと思いますよ。ね? お互いにお互いの傷口を舐め合いながらやっているので、大丈夫だと思います」と原さんに声をかけて会場を盛りあげました。

 

一方、物語の舞台となる寺を継ぐのが嫌でミュージカル俳優を目指して家出中の跡取り息子・雀尊を演じる原さんは「僕はミタゾノの世界に入るのは今回が初です。最近やっていた作品はシリアスな作品が多かったので、今回、こうしたファンタジーの世界に思い切り飛び込んで、世界観を楽しみたいと思います」と意気込みました。

 

むすび家政婦紹介所の所長・結頼子役の余さんは「ちょっと早い忘年会に参加するような気持ちで、皆さんに楽しんでいただけるようにお勤めしたいと思います」、寺の僧侶でどこか怪しい小田切尊徳役の六角さんは「僕は映像に出演したことがないですが、世界観をしっかりと受けながら、ストーリー構造を支えていきたいです」、ミタゾノの新しい相棒・穴井仁奈、通称アニー役の矢作さんは「あっという間に初日でびっくりしています。相棒というには頼りないキャラクターですが、邪魔しないようにしっかり頑張ります」とそれぞれコメントしました。

また、本作での松岡さんの座長っぷりについて聞かれると、余さんは「松兄(まつにい)って呼んでいて、本当に尊敬しています」と話しました。

六角さんも「我々の方が年上なんですが、(松岡さんは)兄さん。なぜか頼ってしまう。“俺に任せておけ”って感じのオーラがいつもある」と明かし、矢作さんは「(舞台前は)いつもは緊張して上がってしまうことが多いのですが、松岡さんがいれば大丈夫だと思っているので、今回は緊張せずにできています」と答えていました。

さらに、人気シリーズの舞台化とあって、「映像でやってきたことを舞台でする難しさは勉強になりました」と話す松岡さん。「映像でお見せしている部分とシンクロするところがあったら面白いという村上大樹さんの演出があったので、それを取り入れながら舞台らしく作っています」と言います。

そして、「ありがたいことに長い時間やらせていただいているので、ミタゾノがもうしっかりと骨にまで沁みてきています。ガラの悪い歩き方も(ミタゾノのようになって)ちょうどいいかな」と三田園役についても思いを語りました。

取材会の最後には、改めて松岡さんは「生のミタゾノと、そして皆さんが作り上げているカンパニーの強さと、スタッフ全員が作り上げている舞台の熱を素直に楽しんでいただければと思います」と呼びかけて、締めくくりました。

 

【公演概要】

タイトル

家政夫のミタゾノ THE STAGE ~お寺座の怪人~

日程·会場

東京公演:20221117()1127() EX シアター六本木

大阪公演:2022123()・124() 森ノ宮ピロティホール

作 八津弘幸

演出 村上大樹

出演

松岡昌宏 矢作穂香 原嘉孝 矢島舞美 本折最強さとし 奈良原大泰 平田敦子 しゅはまはるみ 浦嶋りんこ 六角精児 余貴美子

公式ホームページ https://www.mitazono-stage.jp

(2022,11,18)

photo&text:Maki Shimada

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