舞台『ヒプノシスマイク』(通称ヒプステ)の新作公演『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-Rule the StageMAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》 51日から東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演されます。

『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rule the Stageは、キングレコード EVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化作品です。

新たなD.R.Bに向けたストーリーを描く今作に出演するヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW” 碧棺 左馬刻役・植原卓也さん、入間 銃兎役・YUKIさん、 毒島 メイソン 理鶯役・益永拓弥さんに本作に懸ける意気込み、さらには恒例のファッション事情をお伺いしました!!

 

ー皆さんが感じている作品の魅力を教えてください。

植原さん「ラップが軸となっている作品で、ラップでバトルしたり、感情を伝える場面があって、他には無い唯一無二の作品というところが魅力です」

YUKIさん「キャラクターひとりひとりの色が構築されていて、キャラクターの魅力が深掘りされているところが魅力です。いろいろな場面での伏線回収も楽しくて、ストーリーだけを見せていくのではなく、それぞれのラップのリリックにもいろいろなものが隠れていて、五感を使って楽しめるステージです」

益永さん「お芝居の部分で描かれている人間ドラマもこの作品の魅力のひとつです。それぞれのキャラクターの濃さも魅力的で、ご覧いただけばきっとどこかのディビジョンで推しができると思います」

 

ーキャラクターの深掘り、濃さも魅力のひとつとお話しいただきました。皆さんが演じるそれぞれのキャラクターの魅力はどんなところですか?

植原さん「碧棺 左馬刻は、信念があって義理堅く、ヤクザの若頭で曲がったことが大嫌いで、リーダーであるけれどヨコハマというチームでは一番年下のポジションなのも興味深いところだと思います。隣にいるメンバーに支えられ、真っ直ぐで強くてかっこいい男です」

YUKIさん「僕が演じる入間銃兎は、スーツや髪型などわかりやすい外見の魅力もありますが、一番の魅力は、ブレない信念です。『徹底的にやる』とかそういう言葉を使えるキャラクターってすごくいいなと感じています。その他にも警察官でありながらも違法捜査だったりダークな部分もあり、様々な魅力を併せ持つキャラクターなので、演じていてすごく楽しいです」

益永さん「理鶯は、元軍人という設定からすごく濃いキャラで、身体も大きくて、怖そうに見えるけど優しくて、天然なところもあるという見た目とのギャップが魅力だと思います。仲間思いの魅力的なキャラクターだと思うので、皆さんも知れば知るほど、好きになっていくと思います」

 

ーヨコハマ・ディビジョンの強みやチームとしての魅力はどんなところですか?

植原さん「チームとしてはカラーがとてもクールで、THE・かっこいいというチームだと思うので、そこは自分達もしっかりと感じて背負って演じています。かっこいいものが好きな方に刺さるチームだと思います」

YUKIさん「割と大人っぽくて、キャラクターの年齢も他のディビジョンより高めなので、スタイリッシュな印象を持ってもらえると思います。その中で、じっくりと見ていくと、それぞれが目標に向かい、お互いを想い合う、チームの根底に熱いものがあるというギャップも魅力だと思います」

益永さん「かっこいいのが好きな人はもちろんですが、ギャップに弱い人は落ちちゃうのではないかなって(笑顔)。わかりやすく表現するとヤンキーが捨て猫にご飯をあげるみたいな良さがあると思っているので、そういう魅力に弱い方はヨコハマ・ディビジョンにハマると思います」

YUKIさん「わかるわかる!」

 

ーそれぞれ作品を作っている中でお互いに尊敬できるところを教えてください。

YUKIさん「たっくん(植原さん)は、いろいろな経験やキャリアがあるにもかかわらず、一回僕の目線に合わせてくれて、僕を尊重しながらアドバイスをしてくれるんです。これって、自分が歳を重ねていく中でなかなかできないことですし、その人の良さを出そうとしてやってくれているんです。自分が後輩に対して同じようにできるか?と言われたら意外とできないことが多くて、全面的にリスペクトしています。スキルの面でも、前回の-Grateful Cypher-では、一緒に踊っているときにこうやって踊るんだ、このタイミングで動くんだとかいろいろな気づきがありました。そういうところをリスペクトしていますが、ごくまれにしか見せない一面というのもあって。そこに後輩心をくすぐられるというか、そういうところを見るとすごく笑顔になっちゃう瞬間があります!拓弥は、一見1番クールな印象ですが、すごく愛嬌があって、なんでも話してくれるのがめちゃめちゃ嬉しいです。自然に人の懐に入るのが上手いというか。愛嬌もありつつ闘争心を持っていて、こうしたいという確たるものを感じるので、そういうところは僕も見習わなきゃいけないなと思います。すごく良いバランスで僕がニュートラルに居させてもらっているので、3人で集まったり、こういう取材の機会があるとずっとニヤニヤしちゃう感じです」

益永さん「おふたりは、尊敬できるところしかないのですが、会ったときにこれだと思ったのはおふたりの顔が好きです!」

植原さん・YUKIさん「わはははは!!!!!面白い()

益永さん「本当にかっこいいなと思うし、たっくんは、このディビジョンのリーダー・左馬刻として引っ張ってくれる。作品内だけではなく、稽古でもそうですし、終わった後も一緒に帰ろうよって声をかけてくれたりするところもリーダーとしてすごく尊敬しています。本当に追いかけたくなる背中、ついていきたくなる背中で、左馬刻と通じるところがあると思います。YUKIくんは、これ言ったらなんかお前そればっかやなと思われちゃうかもしれないんですけど。」

YUKIさん「蹴りだよね?」

益永さん「そう!蹴りとダンス」

YUKIさん「何回も言ってくれるから本人もわかってきてる(笑顔)

益永さん「ダンスや音楽で魅せる上手さをすごく尊敬します。前回、理鶯は銃兎と一緒のシーンが多くて、改めて魅せるというところがすごいと感じましたし、尊敬するところが多いふたりです。このディビジョンでは、僕が一番年下なので、頑張ってくらいついていきたいです。」

植原さん「ヒプステで出会って、その中での印象で共通しているのが、2人ともヒプステで自分の役を 盛り上げたい、とにかく良くしたい、ヒプステが大好きということがまっすぐ伝わってくるから、シンプルに楽しいというか、いつまでもずっとヒプステのことも話せそうな熱量を自然と感じられるのが素敵なことだなと感じています。本当に作品が大好きなんだな、ダンスをやっていることが楽しいんだな、ラップが好きなんだろうなという気持ちを感じて、自分も同じように好きだから違和感が全くなく居られます。YUKIは普段はアーティストとしてパフォーマンスをしている分、いい意味でプライドを感じるし、拓弥は、自分で背中を追っかけているみたいなようなことも言ってましたけれども、本当に油断したら抜かれちゃうんじゃないかなぐらいの勢いで、油断できないなと思わせてくれるようなポジションにいるので、自ずとチームが強くいられるんじゃないかなって気がしています。今こうやって取材ではみんな真面目に話していますが、普段はこんなにガチガチなのかって言ったらそうでもないです()。お互いの気持ちを感じ、お互いを理解した上でふざけたりもしますし、ジョークを言い合ったりもします。そのバランスがすごくいいチームだなと思います。稽古場でもめちゃくちゃいい雰囲気ですね」

 

ーありがとうございます!では最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

植原さん「今回NorieMさんで初めてヒプステが紹介されるということで、初めて観に行くけど楽しめるかな?ついて行けるかな?と不安に思う方がいるかもしれませんが、全く心配することなく楽しんでいただけます。シリーズではありますが、続きというよりは、1から毎回新鮮な気持ちで作り上げているので、楽しんでいただけると思います。これまでの公演をご覧になっていた方は、また新しいエンターテイメントが待っていると思うし、新しいキャストもいますので、どちらの面でも楽しみにしていてもらえたらいいなと思います」

YUKIさん「エンタメとしてすごく完成されている作品だと思っていて、僕らもそれに参加できていることがすごく嬉しくて、この作品の素晴らしさを皆さんにも体感してもらいたいです。初めての方もそうでない方もその世界に浸れる内容になっていると思うので、ぜひ観に来てください。今回銃兎というキャラクターにスポットが当たるので、僕ができる最大限のパワーで魅力を膨らませていきたいなと思います」

益永さん「初めて見に来てくださる方は多分びっくりすると思います。会場が爆音で、出演している僕もびっくりしました()。でもそれがヒプステの魅力だと思います。ヒプステの圧倒的な爆音に注目してハマっていただければと思います」


▶︎植原卓也さん&YUKIさん&益永拓弥さんのファッション事情◀︎

ー本日のお衣装のお気に入りポイントを教えてください。

植原さん「春っぽくて、ヨコハマを感じられるブルーとジャケットスタイルが相まってすごく嬉しいなと思いました」

 

YUKIさんはどんなところがお気に入りですか?

YUKIさん「僕は自分で服を選ぶと割と原色を選びがちですが、今日この衣装に袖を通した時に、淡い色の良さを感じました。パンツのラインもフレアな感じもいいなと思いました」

 

ー益永さんはどんなところがお気に入りですか?

益永さん「僕のお気に入りポイントはここです!この襟のような紐です!パリコレモデルのような雰囲気ですね!」

植原さんTHE・衣装って感じだね」

益永さん「普段の洋服を選ぶ時にもちょっと変わっている服を選ぶことが好きなので、いくつかご用意していただいた中で、このスタイリングが一番好きでした」

 

ー輝くために皆さんが心がけていることを教えてください。

植原さん「今年の配信とかで掲げた漢字があって、明という漢字です。今年意識していることは、内面的なことになりますが明るくいたいなと思っています。ヨコハマ・ディビジョンでいると自ずとクールな感じになるんですが、他の現場でも明るくいることを心がけていると、良い空間が生まれている実感があります。いつもより前のめりに人とコミュニケーションを取ったり、落ち込みそうな時も楽しいことを想像したり、楽しみなことを想像するというマインドでいると、すごくテンションが上がります」

 

ーその漢字を選んだ理由やきっかけは何かあったのでしょうか?

植原さん「当たり前のように辛いことや悲しいことは1年を通してありますよね。そういう瞬間に自分が出会ったときに、そういった感情をなるべく引きずらないように、楽しみなことでワクワクしたり、明るいマインドで気分転換していけたらいいなと思っています」

 

YUKIさんはいかがですか?

YUKIさん「僕は結構いろいろなことを考えて勝手にパンクをしてしまうことがあったり、割と自分の殻にこもっていたい時期があって、そういう時に思いやりという言葉がすごく大切だなと感じています。人が輝いている時って、いろいろなことがクリアになって、もやもやしていることがない時期だと思うので、そうやって過ごせるように人に対しても思いやりを持って過ごしていきたいと思っています」

 

ー益永さんはいかがですか?

益永さん「ふたりはすごい美容男子なんですよ。初めて2人と会ったときに、YUKIくんがパックの話をしたら、たっくんも「俺も朝晩パックしてるよ」って話をしていて、朝晩やるの??とびっくりして。2,3日に1回とかのスペシャルケア的なものだと思っていたので()

植原さん「拓弥も十分美容男子だよ」

益永さん「影響されてますよ!ふたりに!」

植原さん「本当?」

益永さん「グループLINEでも、このパックがおすすめですとか言ってくれて()

植原さん「それはYUKIだよ!あれ、助かるよね」

益永さん「本番前にはこのパックが良いです、これは寝る前のやつです、って連絡してくれて」

YUKIさん「今度またおすすめを渡します」

益永さん「見た目的なところで言うと、そういうところもふたりに影響されて気をつけるようになりましたし、内面的には僕も結構周りの環境に影響されて、ネガティブに陥ることが多いので、今は無理をせず好きな人と一緒にいようという考えに至りました。」

YUKIさん「これだけ聞くとこの3人もともとすごく暗かったみたいな感じになりますよね?()僕も今年の目標を明るくにしようかな」

植原さん「本当に!不思議だけど目標を明るくって言うだけで本当に明るくなるんだよ!」

益永さん「そこも2人に影響されて、僕も明るくいれるよう心がけたいと思います!」

YUKIさん「僕も明るく!明るいヨコハマ・ディビジョンです」

 

profile

植原 卓也/Takuya Uehara

1988622日生まれ、大阪府出身。

主な出演作は、ミュージカル「黒執事」シリーズ、浪漫活劇「るろうに剣心」(2018年)、ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」、「エリザベート」、「キューティ・ブロンド」(2019年)、ミュージカル「フラッシュダンス」(2020年)、ミュージカル「王家の紋章」、「屋根の上のヴァイオリン弾き」(2021年)、ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」、MusicalThe Parlor」(2022年)、ミュージカル「ファースト・デート」、「ダーウィン・ヤング 悪の起源」、「ミア・ファミリア」(2023年)など。

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https://www.instagram.com/takuyauehara_official/

 

YUKI

1994727日生まれ。東京都出身。

5 人組ダンス&ボーカルグループ「MADKID(マッドキッド)」のメンバー。

グループではラップ、作詞を担当。2018 年日本コロムビアにてメジャーデビュー。現在はアーティスト活動に加えてモデル、俳優活動、さらに楽曲提供や様々なアーティストとのコラボなど活動中。

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https://www.instagram.com/zeeeeero_yuki_/

 

益永拓弥/Takumi Masunaga

19971017日生まれ。群馬県出身。

主な出演作は、ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stage亜久津仁役(2022)、「ブルーロック」 剣城斬鉄役(2023)20256月上演のキ上の空論『人骨のやらかい』への出演が控えている。

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【公演概要】

タイトル

『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-Rule the Stage

MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》

日程・会場

大阪公演:2025 4 18 ()~4 20 () COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

東京公演:2025 5 1 ()~5 11 () 品川プリンスホテル ステラボール

出演

ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”
碧棺 左馬刻:植原 卓也 入間 銃兎:YUKI 毒島 メイソン 理鶯:益永拓弥

オオサカ・ディビジョンどついたれ本舗
白膠木 簓:北出 流星 躑躅森 盧笙:飯田 寅義 天谷奴 零:喜史川大私

寶井 灯依里:世界

道頓堀ダイバーズ
小鳥遊 ハル:星野 勇太 綿本 裕孝:北乃 颯希 茜ヶ久保 遼太郎:高橋 祐理(映像出演)

ディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”
Toyotaka RYO SHINSUKE HILOMU Dolton KENTA GeN KIMUTAKU kaito

公式ホームページ

https://hypnosismic-stage.com/

Photo:Hirofumi Miyata

Styling:MASAYA(PLY)

Hair&make-up:ITSUKI MURATA,CHINATSU MIWA

interview&text:Akiko Yamashita