DINO‐A‐LIVE PREMIUM「TIME DIVER 2021 MESOZOIC ODYSSEY 中生代への旅」プレビュー公演が10月28日(木)に、IHIステージアラウンド東京で開催され、スペシャルサポーターのココリコの田中直樹さん、ON‐ART代表の金丸賀也さん、演出の小栗了さんが登壇しました。

 

本作は、まるで生きているかのような、ダイナミックかつ繊細な動きを表現する恐竜体験「DINO‐A‐LIVE」の公演です。360度のステージと映像美によって完全没入型となっており、子どもだけでなく、大人も楽しめるコンテンツになっています。

公演に登場するのは、大人気のティラノサウルスやトリケラトプスをはじめとした15頭以上の恐竜たち。今回は、全長13mを超えるブラキオサウルスも登場し、恐竜の生態を軸とした生死をかけた物語を見せてくれます。

本作に登場する恐竜たちには表情はありませんが、その動きで見事に彼らの感情が表現されていて、親子の愛や絆に心を打たれます。また、客席通路を練り歩き、観客に向かって咆哮するシーンも多く、その迫力は息を呑むほど。ティラノサウルスが倒れ込んでいる様子など、貴重な姿が見られるのもこの作品ならではです。

今回の作品では、ナレーションを最小限に抑え、五感を使ってその世界に入り込む「ノンバーバルアートバージョン」と、それをベースに恐竜の世界をより深く学び、観察できる「解説付きアカデミックバージョン」の2バージョンを上演します。それぞれの好みに合わせて、公演を楽しめます。

 

ゲネプロ後に取材に応じた田中さんは、本作の感想を聞かれ、「見終わったばかりでドキドキしています。感動しました。本当に中生代に自分がタイムスリップしたかのような気持ちになりました。毎日を大事に生きよう。地球で生活できていることに感謝しようという気持ちになりました」と興奮気味に語りました。

360度回転する劇場という、これまでにないステージでの上演となった本作ですが、「DINO‐A‐LIVE」の生みの親でもある金丸さんは「今回は、生の植物も使っているので、それを搬入したりという苦労はありました」と明かしました。そして「恐竜たちが主役のショーですが、僕はその奥にある植物なども第2の主役だと思って作りました。中生代というと恐竜が目立っていますが、実はものすごく自然が豊かで、その中で恐竜たちが生きていました。それを表現するには、360度回転する劇場が最適で、素晴らしい劇場でやらせていただいて、本当に感謝しています」と思いを述べました。

また、金丸さんは「前方の席に座ると、アトラクティブで恐竜が間近に迫ってくるのを感じられます。後方の席は全体像が見えて、中生代の風景の中で恐竜が動いている姿が見られます。自分でもこんなにも違うのかとびっくりしましたが、ぜひ両方見てもらいたい」とアピール。さらに、「映像で、恐竜たちが生きた時代をどう表現するかはすごく悩んだし、こだわったところです。とてつもない迫力を映像に込めたいという思いがありました。それから、抽象的なシーンもたくさん入れました。例えば、トリケラトプスの子どもが夢を見るシーンは、恐竜が生き物としてそこに存在していたことを感じられると思います。命というものの多様性や素晴らしさ、儚さをこの恐竜たちから感じていただければと思います」と力を込めました。

演出の小栗さんは「今日のゲネプロを見て、恐竜も緊張するんだなというのがよく分かりました。前半はちょっと(恐竜たちが)硬くなっていましたが、公演が続くと(緊張がなくなって)柔らかくなっていくんだと思います」と冗談めかして話し、「恐竜たちがステージ上に本当にいるんじゃないかと感じていただけるように作ってきました。なので、幕が開いて、ステゴザウルスが見えた時に感嘆の声が漏れると嬉しいです」と呼びかけました。

小栗さんは、俳優の小栗旬さんの実兄としても知られています。今回の公演では、小栗旬さんがナレーションを務めていますが、それについて聞かれると「こうして弟と仕事をするとバーターと言われますが、僕の方が先に決まっていました」と答えて笑わせました。今回の収録には、演出として立ち会い、指示を出したそうですが「お互いに“兄弟”にならず、“仕事”になったと思います」と自信も覗かせます。今回は、2つのバージョンの公演に合わせて、ナレーションも2種類収録したそうで、「ナレーションを聞きたいと思って来る人は、両方来ると聞き分けられると思います」とコメントしました。

 

【公演概要】
■タイトル
DINO‐A‐LIVE PREMIUM『TIME DIVER 2021 MESOZOIC ODYSSEY 中生代への旅』
■日程・会場
2021年10月29日(金)~2022年1月10日(月・祝) IHIステージアラウンド東京

■問い合わせ ステージアラウンド専用ダイヤル TEL 0570-084-617(11:00~16:30)
■主催 TBS ディスクガレージ ローソンエンタテインメント 電通
■コンテンツ・ショー・制作・出演 株式会社ON‐ART
■公式ホームページ https://www.tbs.co.jp/stagearound/dino-a-live2021/
(2021,10,29)

photo&text:Maki Shimada

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