ミュージカル『マチルダ』製作発表が20221124()に行われ、嘉村咲良さん、熊野みのりさん、寺田美蘭さん、三上野乃花さん、大貫勇輔さん、小野田龍之介さん、木村達成さん、咲妃みゆさん、昆夏美さん、霧矢大夢さん、大塚千弘さん、田代万里生さん、斎藤司さん(トレンディエンジェル)が出席しました!!

 

本作は、「チャーリーとチョコレート工場」でも有名な英国の国民的作家、ロアルド・ダールによる児童文学を原作としたミュージカルです。

2010年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー製作で上演されると、ウエストエンドでもっとも人気のある作品となり、2013年にはブロードウェイに進出。全世界で1100万人以上を動員、99もの国際的な演劇賞に輝いています。

そんな大ヒットミュージカルの日本オリジナルキャスト版の初上演がついに決定しました。今回、海外クリエイティブスタッフによるオーディションを経て、日本のミュージカル界の未来を担う実力を持った顔ぶれが集結します。

主人公のマチルダ役は、1000名以上が参加したオーディションを勝ち抜いた嘉村さん、熊野さん、寺田さん、三上さんが決定。嘉村さんは「観に来てくださったお客さんたちに来て良かったと思ってもらえる舞台にしたいので、マチルダになりきって頑張ります」、熊野さんは「私は歌が大好きです。このミュージカルにはとても素晴らしい曲がたくさんあるので、一つ一つ丁寧に歌っていきたいです」、寺田さんは「この作品は、一人では作れない作品だと思っています。なので、ハニー先生やマチルダ4人、校長先生、スタッフの皆さまや、お客さまと一緒に素敵な舞台を作れたらいいと思います」、三上さんは「お芝居のレッスンが始まったら苦手なところも何回もレッスンで練習して、全部を得意にできるように頑張りたいです」とそれぞれ意気込みを語りました。

 

恐怖で子どもたちを支配するミス・トランチブル校長役は、大貫さん、小野田さん、木村さんのトリプルキャスト。大きな体にひっつめ髪で子どもたちに対峙する個性的な役どころです。

大貫さんは、「ちょうど10年前に、たまたまウエストエンドでこの作品を観て、素晴らしいセットと衣裳、作品の構成・振り付けが印象に残っていました。それから、トランチブル校長がリボンを振りながら変な動きをしながら歌い踊り狂うシーンが印象に残っていたのですが、まさか自分がやるとはと思いました。僕の身体能力を生かして、役を作っていきたいと思います」とコメント。

小野田さんは「この作品で一番楽しみなのは、いかにマチルダ、そして生徒、ミス・ハニーたちと対峙していけるか。非常に戦い甲斐のある子供が揃ったなと思っていますので、我々3人で子供たちに立ち向かっていきたいと思います」と語り、

木村さんは「スパルタで、威圧的な校長先生役なので、恐れられるように演じられればいいなと思います。役の扮装をした自分を見たときに、こんな顔をしているんだとちょっとおかしくなってしまいましたが、それがしっくりくるような舞台を作っていきたいと思っています」と想いを寄せました。

 

マチルダの担任の先生で、マチルダの良き理解者ミス・ハニー役は咲妃さんと昆さんのWキャストです。咲妃さんは「両親が学校教諭をしておりますので、生徒たちに携わる両親たちの奮闘する姿をずっと見てきたので、形は違えど、両親が長年勤めてきた仕事に向き合うことができるのを幸せに思います。両親にも太鼓判を押してもらえるような良き先生を作り上げられるように頑張ります」と話し、

昆さんは「この役は今まで自分がやってきた役とはちょっと離れていると思います。引き出しがない状態からのスタートになると思いますので、一生懸命頑張っていかなければいけないなと思っています」と力を込めました。

 

霧矢さんと大塚さんは、マチルダの母ミセス・ワームウッドをWキャストで演じます。霧矢さんは「ビジュアル撮影の時に、『とにかく世界で一番自分が美しいと思っている。でも、実は違うんだ』ということをしつこいくらい言われたので、そういう役なんだと思うようになりました。社交ダンスに夢中で、マチルダのことをほったらかしで顧みない母親ですが、大人がそれだけ熱中するものがあって一生懸命夢中になって取り組んでいる姿を愛おしいなと思って見ていただけたらと思います」と役柄について語り、

大塚さんは「オーディションの時に、歩いてくるだけで空気の色が変わってくる人だとおっしゃっていたので、(オーディションでは)それを意識しながらお芝居をやらせていただいたのですが、ビジュアル撮影の時に、あの衣裳とメイクをしていただけるとその気持ちが3倍にも、4倍にも膨らんで。歩くだけで空気が変わるような存在になって、いじめたいと思います」とオーディションを振り返りました。

 

そして、マチルダの父ミスター・ワームウッド役は田代さんと斎藤さんのWキャスト。奇跡だと思うことを聞かれた田代さんが「ロイヤルシェイクスピアカンパニーの皆さんが、斎藤さんと俺を同じ役にしたことだと思います。ご一緒することを聞いて、びっくりしました」と笑うと、斎藤さんも「こんなに好青年な方が私と同じ役なのかと驚いていますし、このミュージカルに選ばれたこと自体が奇跡」と同意して、会場を盛り上げました。

 

また、この日は、マチルダ役の4人による「Naughty」の楽曲披露も行われました。この楽曲は、5歳とは思えない、類まれな知能と想像力を持ったマチルダを全く理解せず、日々辛く当たる両親に対して、マチルダが仕返しを試みながら歌うものです。「人生が不公平なら 我慢より行動しなきゃ ただひたすら耐えていたら変わらない」「誰も動いてくれないし 変えられるのは自分だけ」という強いメッセージが込められた、本作を代表するナンバーを4人が表情豊かに、元気いっぱい歌い上げました!!

 

【公演概要】

■タイトル

ミュージカル『マチルダ』

■日程・会場

プレビュー公演:2023322()324() 東急シアターオーブ

東京公演:2023325()56() 東急シアターオーブ

大阪公演:2023528()64() 梅田芸術劇場 メインホール

■出演

マチルダ:嘉村咲良/熊野みのり/寺田美蘭/三上野乃花(クワトロキャスト)

ミス・トランチブル校長:大貫勇輔/小野田龍之介/木村達成(トリプルキャスト)

ミス・ハニー:咲妃みゆ/昆 夏美(Wキャスト)

ミセス・ワームウッド:霧矢大夢/大塚千弘(Wキャスト)

ミスター・ワームウッド:田代万里生/斎藤 司(トレンディエンジェル)(Wキャスト)

ミセス・フェルプス:岡 まゆみ/ 池田有希子(Wキャスト) 原 慎一郎

寺井竜哉* 仲本詩菜* 春口凌芽* 山花玲美*

石井亜早実 大久保徹哉 小島亜莉沙 斎藤准一郎 酒井大 坂口杏奈 白山博基 

髙原華乃 出口稚子 緋乃慧 深沢萌華 本田大河 森莉那 森内翔大

片岡蒼哉 後藤レイサ 堀 蒼寿 松浦歩夢/髙橋維束 髙橋 輝 廣門来輝 渡邉隼人

*スイング

■公式ホームページ

https://matilda2023.jp/

(2022,11,25)

photo&text:Maki Shimada

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