2024年1月に本多劇場で上演される舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』。
原作は内田けんじさんが監督・脚本を務め、2012 年に公開された映画「鍵泥棒のメソッド」で、第85回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞や芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞し、韓国や中国でもリメイクされるなど、根強い人気を誇る作品です。
上演台本・演出を務めるのは、ジョビジョバのメンバーとして活躍し、数多くの TVドラマ、映画、舞台に出演するのみならず、脚本家としても話題作を手掛けるマギーさん。タイトルを『鍵泥棒のメソッド→リブート』と銘打ち、舞台版として大胆に脚本をアップデートし再起動させます!! そして、この舞台で主演を務めるのは、望月歩さん!!
宮部みゆきさん原作の映画「ソロモンの偽証」での怪演が話題になり、その後もドラマ「アンナチュラル」(TBS)や「3年 A 組-今から皆さんは、人質です-」(NTV)「事件」(WOWOW)などの話題作での好演が記憶に新しく、今・注目される若手俳優です。望月さんが演じるのは売れない若手俳優・桜井。NorieMでは、今回舞台初主演となる本作への意気込みを望月さんへうかがいました。

 

ー舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』へのご出演が決まったときの気持ちを教えてください。
ます嬉しいしかなかったです!!マギーさんとは、以前別の現場でご一緒させていただいた時に、演出や脚本もされているので、役者だけではない視点で、アドバイスをいただいたり、監督と和やかに話し合いをしながら芝居を作っていく姿に、かっこいいなって感じたのと、そういう視点や考え方をしたら確かに作品が良くなるなと現場ですごく感じました。そのマギーさんが演出する作品に出演させていただけることはすごく嬉しいです。更に、本多劇場の舞台に主演として立たせていただくということで、以前ご一緒した方や友人から、「すごいじゃん!!いいなぁ」と言っていただくので、多少のプレッシャーも感じつつも、すごく気合いも入って、頑張ろうというエネルギーが高まってる感じです!!

 

ー久しぶりの舞台への出演になりますが、望月さんが思う舞台の魅力とは?
以前マギーさんと「舞台って、観にくる方にとって1日のイベントして大きなものだよね」という話をしました。観劇した後に、一緒に観劇した人と「こうだったよね」と話すとエネルギー値がすごく上がりますし、自分は今まであまり舞台を観て来なかったのですが、この作品への出演が決まって、実際に観にいくとやっぱすごく楽しいんですよ(笑顔)!!帰り道に感じる他の人とのすごい温度差も「俺こんなにいい舞台を今、観てきたんだよ。いいでしょう!」って思わず言いたくなるような感じで、そこがすごく舞台のいいところだなと思いました。

 

ー初主演の作品で座長としてどんなカンパニーにしていきたいですか?
今まで映像の作品でいろいろな座長の姿を見てきました。いろんな人の気持ちを受け止める姿もかっこいいですし、隅々まで気を配る姿も素晴らしいことだなと思い、真似したていきたいと思うのですが、僕は話があんまり得意ではないので、自分が好きな方々が現場ですごく楽しそうにワクワクしていて、、そのワクワクが全体にも伝染していったらいいなと思います。その中で僕自身が現場や稽古中に一番楽しそうに芝居できたらいいのかな?って思っています。

 

ー取材中の望月さんはまさにそういう雰囲気ですよね。自分らしく楽しんでいらっしゃる感じがします。
そうですね。でも今日は作品のことをしっかりとお伝えしないといけないので、少しテンション高めに行ってます!!

ー舞台上演は1月ですが、稽古に向けて準備していることがあれば教えてください。
僕が演じるのは、売れない若手俳優・桜井という役で、僕自身の役者という職業と一緒なので、役に対しては、すんなり取り組めそうではありますが、舞台ならではの表現や喋り方、見せ方は今まであまりやってこなかったので、こうしたらこういう風に見えるんだというアウトプットと自分の中の感覚の差を埋めていけたらいいなと思っています。そこはマギーさんと一緒に教わりつつ埋めていきたいですね。

 

ー今回舞台に出演することで楽しみにしているご自身の成長はありますか?
なんだろう?同じことを何回もできるということは撮影の現場だとあまりないことで、そうやって取り組むことで、すごく深まっていくものがあると思います。同じシーンを何度も繰り返し、その役の深いところへ行けるという感覚を大事にしていくことができるきっかけになる作品になるのかな。あとは、映像の撮影現場に舞台で活躍されてる方がいらっしゃっると初速がすごいんですよ。瞬発力があるというか、段取りの時からすごく色濃いものを持ってきてくださると感じています。それを学べたらいいなと思います。

 

ー2016年に出演した舞台はどんな感じでしたか?
当時は高校生で舞台が怖いという感覚がなかったんですよ。イェーイって感じで毎日楽しんで行っていて、多分それはすごくいい形だったと今考えると思うので、そこは今回も大事にしたいです。あとは舞台の上演期間中は、相手のことが良く見える日、見えない日とか声が出やすい日や出にくい日などいろいろなコンディションがある中で、その日によって自分なりのアプローチで、お客さん1人1人に作品や役を届けられるようにきたらいいのかなって思っています。

 

ー現時点で望月さんが感じている作品への想いを教えてください。
最初に見た時は、中学生くらいだったと思うのですが、面白かったなっていう印象でした。
その時は「面白いな」というだけで終わっていたのですが、改めて今回作品への出演が決まって、桜井という役をやらしていただくと思って見直すと、こんなに練られた脚本だったんだなということ、それぞれの役にあわせてこういう芝居を選んでやっていたんだなと感じました。なので、今回役者として楽しみつつ、真剣に取り組んだら面白くなるんじゃないかというワクワクがすごく大きくなっています。コメディ的な要素に関しても、コントというのではなく、1人1人が自分の目的や目指したいところに対して真っ直ぐで、その絡みが面白い作品なので、そこを信じてやっていけばいいのかなと思っています。

 

ー最後に、この作品を楽しみにしてくださる皆さんにメッセージをお願いします。
原作がすごく面白くて、台本も絶体的に面白くて、更にそれをマギーさんが演出されます。どう考えても面白くないわけないじゃないですか?そして、それはある意味で自分にとってはすごくプレッシャーでもあります。映画を見て好きだった方にもご覧いただき、舞台版で加わる新しいスパイスとこの作品が噛み合った瞬間の空気は、映像では楽しめない部分があるとは思うので、そこを楽しんでいただきたいです。また、原作をご覧になったことがない方には、みんなが持っているどこに行くかわからない矢印が混ざり合い、この先どうなっていくんだろうというところを舞台の空気と一緒に楽しんで笑っていただけたらと思っています。


▶️望月歩さんのファッション事情◀️
ー今日の衣裳のお気に入りのポイントは?
今日の衣装は私服でどんなものを着ようか選ぶのが難しかったです。この服を選んだ一番の決め手は、鮮やかな青が写真にどう映るのか気になったところです。

 

ー普段のファッションスタイルでお気に入りのスタイルやアイテムはありますか?
革靴をめっちゃ持ってます!!スニーカーは2、3足しか持ってなくて。先輩からあまり着なかった服とか靴とかいる?というときに見に行ってまずこれ欲しいっていうのが大体革靴だったりしますね。昔からなんかかっこいいなって思って、憧れがあるのかなと思います。
あと何だろう?自分では買わないですし、持っていないのですが、アクセサリーをつけてる人ってかっこいいなって思います。自分が踏み込めない領域にいるんだなっていう憧れです。

 

ー自分でこれを買ってみたいと考えているアクセサリーはありますか?
うーーーん。最初はもらいたいです(笑)!!なんかよく分からないから、これとこれをつけるといいよっていう物をもらいたいですね。そこから慣れていくと自分で気に入ったものを探せるようになると思います。

 

ー疲れた時のリラックス方法はありますか?
元々ゲームが好きでそれはでもなんか趣味っていうよりはもう日常の一部みたいになっているので気分転換って感じではないんですよね。あとは散歩かな?一番外と繋がってる気がするというか。仕事のことをまったく考えずに歩いてると、「ここってこんな道だったっけ?」とか「この人がここを歩いてるのは何か用事があるのかな?」とか普段見ている景色でも違って見えたりすることもありますし、人との繋がりを感じられて、自分の中ではリラックスしたり、気分転換になってるのかなと思います。

 

【profile】
望月歩/Ayumu Mochizuki
2000年9月28日生まれ。長崎県出身。
2014年にデビューし、2015年に上演された映画『ソロモンの偽証』に柏木卓也役で出演し、注目を集める。以降数多くのテレビ、映画作品へ出演、幅広い活躍が注目されている。2016年には真田大助役で堤幸彦さん演出の『真田十勇士』に出演。2024年1月に上演の舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』で初主演を務める。
■公式ホームページ
https://www.hirata-office.jp/talent_profile/entertainment/ayumu_mochiduki.html
■公式Instagram
https://www.instagram.com/ayumumochizuki_official/
■公式X

@hiratahirata18

■公式TikTok
https://www.tiktok.com/@ayumumochizuki_official?lang=ja-JP

photo:Hirofumi Miyata/interview&text:Akiko Yamashita


【STORY】
売れない若手俳優・桜井(望月歩)と伝説の殺し屋・コンドウ(少路勇介)、ひょんなことから二人の人生は入れ替わる。 記憶を失ったコンドウは雑誌ライターの香苗(秋元真夏)と出会い、桜井は裏社会の男(⻑谷川朝晴)から依頼された殺しの標的、綾子(鈴木杏樹)と接触する。四人の運命は絡み合いやがて一本の線となり、思いもよらぬラストへ と突き進む。 日本映画界に燦然と輝く名作『鍵泥棒のメソッド(作・内田けんじ)』が、舞台として新しく生まれ変わる。 コメディ要素増量の完全リブート!『鍵泥棒のメソッド→リブート』

 

【公演概要】
■タイトル
舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』
■日程・会場
東京公演:2024年1月11日(木)〜1月21日(日) 本多劇場
大阪公演:2024年1月27日(土) 森ノ宮ピロティホール
■原作
映画「鍵泥棒のメソッド」内田けんじ作
■上演台本・演出 マギー
■出演
望月歩 少路勇介 秋元真夏
街裏ぴんく 森本華 岩本晟夢
⻑谷川朝晴
鈴木杏樹
■企画・製作:ニッポン放送
■公式ホームページ
https://event.1242.com/events/kagidorobou_reboot/
■公式 X
@kagidororeboot

(2023,12,12)

#NorieM #NorieMmagazine #ノリエム #望月歩 さん #鍵泥棒リブート

CHECK!!

▶️望月歩さんからのコメントメッセージ&アザーカットをNorieM shop&magazineのInstagramで公開中!!

下記のリンクからご覧いただけます!!

https://www.instagram.com/noriem_press/