King & Princeの岸優太さんと神宮寺勇太さんが主演を務める舞台『ドリームボーイズ』が12月10日、東京・帝国劇場にて初日を迎えました。

ボクシングにダンス、アクション、アクロバット、そして青春のきらめきを詰め込んだ本作は、故ジャニー喜多川氏の想いを堂本光一さんが受け継いで演出を務めることでも話題となっています。本作のゲネプロが同日日中に公開されました。

集合写真左から中村嶺亜さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん、那須雄登さん、岩﨑大昇さん

 

岸さん演じるユウタと神宮寺さん演じるチャンプ・ジンを中心に歌とダンスで熱いバトルの数々や心情などが表現され、なかでもジンをモデルにしてユウタが主演する映画を撮影する場面では新曲「Start Shooting」が初披露。またユウタとジンのファイト直前の登場曲もユウタが「運命の扉」、ジンは「Fighter」に刷新、さらにユウタの逃亡シーンは光一さんプロデュース曲の「DEATH SPIRAL」に一新されており、過去の『ドリームボーイズ』と比較すると、全体を通してストーリー性がより一層パワーアップされていたように感じました。

 

ゲネプロの後で行われた囲み会見では岸さん、神宮寺さんと美 少年の那須雄登さんと岩﨑大昇さん、7 MEN 侍の中村嶺亜さんが出席して今の心境を語りました。

観客の前で生でパフォーマンスをするのは実に344日ぶり。

岸さんは「改めて生でパフォーマンスを披露出来る事を感謝しています。今まで正直、当たり前と思っていたことが急に出来なくなり、そして今日こうして再び出来るようになり、たくさんの方々に支えられたおかげで幕を開ける事が出来たんだと感謝しながらステージに立ちたいです」と語り、神宮寺さんも「千秋楽までまだまだ油断はできませんが、皆さんの顔を見てパフォーマンスが出来る事って、当たり前ではなかったんだなと改めて肌で感じます」と岸さんの言葉に同意するように話していました。

 

光一さんの演出を受けての感想を聴かれた那須さんは「指導いただいてめちゃくちゃ勉強になりました。ぜひ演技のワークショップを開いてほしい」と力説、「“もっと大きく動いていい”とか“心臓が痛いという芝居をする時、リアルなら前かがみでうめくと思うけど芝居なのでむしろ身体を後ろにそらした方が印象に残る”などと教えてくださった」と実戦型の稽古を付けてもらった日々を振り返っていました。

岩﨑さんも「ミュージカルのすべてを教えてもらえるようで、本当にすごいなって」また、中村さんも「正解はないから毎日毎回自分が一番いいと思った事を挑戦していけばいいと言ってくれてお芝居の面白さを教えてくれたました」とコメント。
このほかにも「歌と芝居がセパレートしないように」「ダンスの途中に動きを止める場面があっても休憩ではないから」と多岐にわたる光一さんからの演出に「どこかジャニーさんに似てきたと思う」と5人はそれぞれに話していました。

 

今回はコロナ禍の影響もあって客席上空のフライングではなく、ステージの中央に下ろされたロープに自力でよじ登る演出に変更。岸さんはこのパフォーマンスに「力岸(りきし)」と命名。「力(ちから)を出して岸が登る、という意味です」と解説しましたが直後に「ぬるいなあ~」と自分にダメ出しして笑っていました。

 

最後に岸さんと神宮寺さんから締めの挨拶。岸さんは「『ドリームボーイズ』は新たな一年目の『ドリームボーイズ』となります。楽しみにしてくださっている方がたくさんいるかと思います。自分たちが出来る限りの事をして満足して帰っていただけるよう全力を尽くします」と力を込め、そして神宮寺さんは「今年は12月、1月公演という事で帝劇の“年またぎ”を僕らに任せていただきすごくワクワクしており、また久しぶりにお客さんに会える喜びがものすごく大きくなっています」と嬉しそうに語って会見はお開きとなりました。

舞台『ドリームボーイズ』は、2020年12月10日から2021年1月27日まで、東京・帝国劇場にて上演されます。

 

【公演概要】
■タイトル 『ドリームボーイズ』​
■日程・会場 2020年12月10日(木)~2021年1月27日(水) 帝国劇場
■エターナルプロデューサー ジャニー喜多川
■演出 堂本光一
■出演
岸優太 神宮寺勇太
美 少年(那須雄登、佐藤龍我、金指一世、藤井直樹、浮所飛貴、岩崎大昇)
7 MEN 侍(中村嶺亜、菅田琳寧、本高克樹、佐々木大光、今野大輝、矢花黎)
紫吹淳 鳳蘭 樹里咲穂

■公式サイト https://www.tohostage.com/dreamboys/

(2020,12,11)

photo&text:Saki Komura

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