ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のプレビュー公演が、2022106()に開幕しました!! これに合わせ、出演キャストからのコメントも到着しました。

 

本作は、マーシャル・ブリックマン&リック・エリスの脚本、ボブ・ゴーディオの音楽、ボブ・クルーの詞によるミュージカル作品。日本では2016年に初演、2018年に再演されてきました。今回の2022年版では、チームBLACKとチームGREENの完全2チーム制で上演されます。チームBLACKは中川晃教さん、藤岡正明さん、東啓介さん、大山真志さん。

 

チームGREENは、花村想太さん、尾上右近さん、有澤樟太郎さん、spiさんが出演します。

 

物語の舞台は、ニュージャージー州の貧しい片田舎。天使の歌声を持つフランキーは、成功を夢見る兄貴分のトミーとニックのバンドグループに迎え入れられます。早速、3人で音楽活動をスタートさせますが、フランキーの歌声をもってしてもグループは未だに何かが欠けていて、鳴かず飛ばずの日々が続きます。そんな中、作曲の才能あふれるボブが加入します。フランキーの歌声に魅了されたボブは、その声のために曲を書きたいと思ったのでした。

しかし、金もコネもない彼らを待っていたのは過酷な下積み生活。そんな中でも彼らは自分たちの音楽を磨き、それぞれの才能を開花させていきます。そして、ついに彼らの楽曲が大物プロデューサーの目に留まり、「ザ·フォー·シーズンズ」としてレコード会社と契約するのでした。富も名声も手にしたはずの4人でしたが、輝かしい活躍の裏では、莫大な借金やグループ内の確執、家族の不仲など、様々な問題が勃発していきます。

今回は、チームGREENのプレビュー公演を観劇。これまで、フランキー·ヴァリは、中川晃教さんが1人で演じてきました。フランキーは、中川さんにとって、まさに当たり役とも言っていいほどの役柄です。そんなフランキー役に、チームGREENのとして花村さんが初めて挑みます。

フランキーは天使の歌声とも称される、力強いファルセットが特徴。花村さんは、そのフランキーを彷彿とさせる見事な美しい歌声で、中川さんともまた違うフランキーを作り上げていました。

右近さんのトミー·デヴィートは、どれだけバカなことをやらかしても憎めない愛らしさが感じられ、spiさんのニック·マッシは生き生きとその時々を生きながらも、spiさんらしさが溢れ出ていました。そして、有澤さんの演じるボブ·ゴーディオは、クールさと冷静さが際立ち、それが物語に真実味を与えていました。

 

プレビューに先立って発表されたコメントで、中川さんは「僕や藤岡さんは初演から経験してきていますが、初参加の皆さまや、2020年の帝劇コンサートが本作デビューとなる東さん大山さんは凄まじいスピードで進む稽古に順応して、尊敬するに値するものでした。美しいハーモニー、息の合った芝居、お客さまの心に届く作品のテンポ感を、稽古場最終通し稽古で味わうことができました。とにかく全身全霊でこの作品をお客さまにお届けしていきますので、どうぞ応援をよろしくお願いします!!」と思いを寄せます。

 

花村さんは「このご時世に劇場へ足を運ぶと決めてくださった皆さま、本当にありがとうございます。その皆さまの覚悟に添える最高の音楽と、不安を吹き飛ばす最高の感動を必ずお届けしたいと思います。僕たちと大切なお時間を過ごすと決めてくださった事、本当に感謝しかありません。お気をつけてお越し下さいませ」と呼び掛けました。

 

また、トミー役の藤岡さんは「2020年、新型コロナの脅威によって中止になった『ジャージー·ボーイズ』本公演が、とうとう開幕いたします!!2年分の悔しさと、待っていてくださったお客さまへの感謝の思いを胸に、最高の『ジャージー·ボーイズ』をお届けいたします!!」、右近さんは「やっぱり楽しんでいただくためには自分が楽しんでいなければとつくづく感じます。その意味ではチームGREENは本当に楽しい空気に包まれているので、お客さまに楽しんでいただけること間違いなしだと思います!!」と思いを語りました。

 

ボブ役の東さんは「いよいよ開幕!!2年前のコンサートから、やっと本公演ができるという喜びがまずあります。不安やプレッシャーなどもありますが、それよりも楽しみの方が大きいです!!皆さまに早く見て頂きたい気持ちでいっぱいです!!」、有澤さんは「いい意味でドキドキです。稽古で作り上げてきた関係性、4人の空気感、『ジャージー·ボーイズ』という素晴らしい作品。これを皆さまにお届けできるのが楽しみでなりません」と話します。

そして、ニック役の大山さんは「難しい事は言いません。キャッチーな音楽!!ハーモニー!! 個性!!観たら必ず楽しんで頂ける圧倒的な面白さが詰まっていると思います。劇場でお待ちしてます」、spiさんは「作品を見終わる頃には、皆さまの大切な人と時間を過ごしたくなるような、素敵な気持ちになれると思います。何を聴くか、何を見るか、じゃなく、誰と聴くか、誰と見るか。そんな事を皆さまに問いかけれたらいいなと思ってます。ニックの新解釈お楽しみに!!」とアピールしました。

 

【公演概要】

タイトル

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』

日程·会場

東京公演:2022108()1029() 日生劇場(プレビュー公演:2022106()107()

大阪公演:2022113(木·祝)116() 新歌舞伎座

福岡公演:20221110()1113() 博多座

愛知公演:20221126()1127() 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

秋田公演:2022123()124() あきた芸術劇場ミルハス

神奈川公演:20221210()1211() 横須賀芸術劇場

脚本 マーシャル·ブリックマン&リック·エリス

音楽 ボブ·ドーディオ

詞 ボブ·クルー

翻訳 小田島恒志

訳詞 高橋亜子

演出 藤田俊太郎

出演

チームBLACK/中川晃教、藤岡正明、東啓介、大山真志

チームGREEN/花村想太、尾上右近、有澤樟太郎、spi

加藤潤一、山路和弘、戸井勝海 ほか

公式ホームページ https://www.tohostage.com/jersey

(2022,10,10)

photo:東宝演劇部提供/text:Maki Shimada

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