これまで海外戯曲を上演してきたPLAY/GROUND Creationが、初の日本人作家による新作2本を上演することが発表されました。

昨年上演された新国立劇場『私の一ヶ月』など活躍の場を広げているMo’xtraの須貝英さんを作家に迎え、PLAY/GROUND Creationの井上裕朗さんが演出を担当し、家族と死別し遺された者たちが、その死といかにして向き合っていくのかというドラマを描く2作品を上演します。

 

side-A「桜川家の四兄弟」では、鍛治本大樹さん、林田航平さん、小早川俊輔さん、河原翔太さんが母親と死別した四兄弟を演じ、亡くなった母親を永井幸子が、四兄弟を訪ねてくる母親の知人を池田努が演じ、side-B「春を送る」では、辻親八さんが息子と死別した父親を、三津谷亮さんが遺された兄を演じ、亡くなった弟および彼らの従弟の2役を竹田光稀さんが演じます。

チケットの一般前売は4月15日(土)10時スタート。一部公演では出演者らによるアフタートークも予定されています。

 

【STORY】

『Spring Grieving』side-A「桜川家の四兄弟」

2022年3月、母はこの世を去った。古い家と、桜の木と、たくさんのメモを遺して。 個人塾を経営する長男「恵一」、高校教師の次男「勇気」、居酒屋で働く三男「制多」、ミュージシャンになりたい四男「正義」。
お母さん、僕はあなたに愛されていましたか。

『Spring Grieving』side-B「春を送る」

2011年3月、弟はこの世を去った。通っていた大学の渡り廊下から落ちて死んだ。 その大学で准教授だった父と、商社で働く僕はどうもそりが合わない。正直、弟のことも苦手だった。 だけどあいつのことばかり考えてしまう。こんな春の日には。

 

【公演概要】

■タイトル
PLAY/GROUND Creation #5『Spring Grieving』
side-A「桜川家の四兄弟」/side-B「春を送る」

あの日 私の世界は変わった。春は忘れない。私の悲しみを。

■日程・会場

2023年5月19日(金)〜5月31日(水) サンモールスタジオ
■出演

side-A「桜川家の四兄弟」

鍛治本大樹 林田航平 小早川俊輔 河原翔太 森川由樹 小向なる  永井幸子 池田努

side-B「春を送る」

辻親八 三津谷亮 伊藤白馬 内田靖子 竹田光稀

■公式ホームページ →4月1日(土) 10:00公開予定

https://www.playground-creation.com/springgrieving

(2023,03,25)