松本白鸚さんが半世紀以上にわたり、単独主演を務めてきたミュージカル『ラ・マンチャの男』のファイナル公演が、2023年4月24日(月)に、よこすか芸術劇場で大千穐楽を迎えました。

 

本作は、スペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカルで、1965年にブロードウエイで初演されると、翌年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞しました。日本では、1969年の初演より白鸚さんが主演し、半世紀を超えるミュージカル単独主演という前人未到の偉業を成し遂げました。

映像提供/東宝演劇部

 

2022年2月6日(日)に“ファイナル公演”と銘打った公演が開幕したものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、全25回を予定していた日程はわずか7回の公演をもって終了。“幻のファイナル公演”となっていました。今回、“幻のファイナル公演、奇跡の復活”上演を行い、2023年4月14日(金)に開幕、全10公演を完走しました。通算1324回目となる上演でした。

映像提供/東宝演劇部

 

カーテンコールでは、アルドンザを演じた娘の松たか子さんから花束を渡された白鸚さんは、「どうもありがとうございました。初演から54年。27歳でブロードウェイにも行きまして、皆さまのおかげで今日までやれました。これからも命のある限り芝居を続けてまいります。どうもありがとうございます」と万感の思いを込めて挨拶。「皆さまと一緒に「見果てぬ夢」を歌って終わりたいと思います」と呼びかけ、全キャストとともに思いを込めた歌声を披露しました。

 

ダブルカーテンコールで、再びステージに上がった白鸚さんは、改めて「本日はありがとう存じました」と感謝を述べると、会場からは割れんばかりの拍手が起こりました。

 

(2023,04,25)

text:Maki Shimada

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