片岡愛之助さんが主演、堤幸彦さんが演出を務める、日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』が、11月~来年1月全国4カ所で上演します。本作は、1978年に「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、舞台として新たに創作します。LEDの映像技術やフライング、特殊効果をフル活用しながら、奇想天外で豪華絢爛、胸を打つ感動のストーリーを作り上げます。愛之助さんが主演の孫悟空を演じるほか、三蔵法師を小池徹平さん、猪八戒を戸次重幸さん、沙悟浄を加藤和樹さん、玉竜を村井良大さんが務めます。今回は、加藤さんに本作への意気込みや見どころ、さらには恒例のファッション事情についてもお伺いしました!!

 

―本作の製作発表で、「台本を読んで、今までにない役でトライアルな役だと感じている」とお話しされていましたが、具体的にはどんなところに新しさを感じているのですか?
あくまでも今の段階で…ですが、今までやったことのない役になりそうで…。(製作発表時に)堤さんに確認したかったのですが、今日は「受け付けてません」と言われてしまい、まだ聞けていないので(笑)。ただどちらにしろ、挑戦となる役だなと思います。

 

―堤さんは、製作発表の時点では「質問を受け付けてない」ということですが、それ以外でこれまでに役については何かお話はされたのですか?
いや、全くしてないです(笑)。ただ、今回のセットや、セット転換が大変だというお話はされていたので、今まで以上に大変になるんじゃないかなという覚悟はしています。

 

―では、加藤さんが考える本作の見どころは?
堤さんが会見で「見どころしかない」とおっしゃっていましたが、本当に幕が開いてから最後まで、飽きることのない作品だと思います。これだけのキャストが揃っているということもそうですが、アンサンブルの方々も、体が効く精鋭ばかりです。アクションも多数出てきますので、幅広い年代の方に楽しんでいただけると思います。

 

―共演者の方たちについても教えてください。今作では、猪八戒役の戸次さんとの絡みが多いと思いますが、戸次さんの印象は?
今回、初めてご一緒させていただくのですが、かっこいい方ですよね。もちろん舞台もテレビも拝見していますが、物腰がとても柔らかい方だなと思います。一緒に芝居を作っていく上で、勉強になることが多いと思いますので、今からすごく楽しみです。

 

―今回、年末年始をまたいでの公演というのもまた、楽しみですね。
そうなんですよ。しかも、年末年始は、僕の地元の名古屋での公演なので、名古屋で、舞台上で年を越せるなんて本当に幸せなことだなと思います。スペシャルカーテンコールがあると聞いているので、特別な、忘れられない年越しになるんじゃないかなと思っています。

 

―最後に、改めて作品の見どころと意気込みをお願いします。
これだけのキャストが出演するので、全てのシーン、全てのお芝居の中に見どころを感じていただけると思います。すごく愛情深い物語になっていると思うので、泣いて笑って、楽しんでいただけると嬉しいです。


▶︎加藤和樹さんのファッション事情◀︎
―今日のお衣裳のポイントは?
沙悟浄っぽい、河童色がポイントです。袖を折り返してシャツの柄を見せているのがおしゃれなところかなと思います。

―この秋冬にしたいファッションはありますか?
僕は重ね着が苦手なので、秋冬はロンTにダウンやジャケットというファッションが多いんです。マックスで3枚。4枚以上は着たくないですね。なので、あれこれ重ねるというよりは、オレンジや茶系のジャケットを着て、秋らしさを出していきたいなと思います。秋は、おしゃれを楽しめる時期でもあると思うので、着回しをしていきたいです。

 

―最近の加藤さんのマイブームも教えてください!!
最近、引っ越しをしたので、自宅の周りのおいしいお店巡りをして、新規開拓をしています。お肉が好きなので、行きつけの焼肉屋以外でもいいところを見つけようと思って、探している最中です。

 

―お料理もお得意ですよね。最近はいかがですか?
豚のチャーシューやローストビーフなども作ってますよ。

 

―ミュージカル『ファントム』の製作発表時に、稽古場や楽屋に差し入れをするとおっしゃっていましたが、たくさんされました?
そうですね、(城田)優にも作ったし、アンサンブルのみんなにも作りました。お肉を食べると元気が出るので、元気を出してもらおうと思って。チャーシューもローストビーフは簡単に作れるんですよ。僕はソースも作りますけど。ローストビーフなんかは、焼いて包んで放置して冷蔵庫入れるだけですから。

 

―いやいや、簡単ではないと思います、すごいです!! では、疲れた時やストレス溜まった時の癒しは?
サウナです。足の疲れも頭の疲れも全部とれるので、疲れたなと思ったらサウナに行って温まって、適温の水風呂に入って、外気浴をして“整う”というのがここ数年のルーティーンになっています。

 

【profile】
加藤和樹/Kazuki Kato

1984年10月7日生まれ。愛知県出身。A型。
2005年ミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴び、2006年4月Mini Album「Rough Diamond」でCDデビュー。
毎年CDリリースや日本武道館他日比谷野外音楽堂など毎年単独ライブや全国ライブツアーを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。
2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国でもライブを行ない雑誌の表紙などを飾るなど海外にも活動の場を広げる。
俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、最近ではミュージカルや声優としても活躍している。
2021年4月アーティストデビュー15周年を迎え、「ローマの休日」ジョー・ブラッドレー役、「BARNUM/バーナム」フェニアス・テイラー・バーナム役の演技に対して第46回菊田一夫演劇賞・演劇賞受賞。
■公式ホームページ
https://www.katokazuki.com/
■公式Instagram
https://www.instagram.com/kazuki_kato_official/
■公式X(Twitter)
@kazuki_kato1007

photo:Hirofumi Miyata/styling:isao tateyama/hair&make-up:ENATSU TOMOYA/interview&text:Maki Shimada


【公演概要】
■タイトル
日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』
■日程・会場
大阪公演:2023年11月3日(金・祝)〜11月5日(日) オリックス劇場
福岡公演:2023年11月10日(金)〜11月23日(木祝) 博多座
札幌上映会:2023年12月16日(土)〜12月17日(日) カナモトホール
名古屋公演:2023年12月27日(水)〜2024年1月2日(火) 御園座
東京公演:2024年1月6日(土)〜1月28日(日) 明治座
■脚本 マキノノゾミ
■演出 堤幸彦
■出演
片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人
田村心 曽田陵介 小宮璃央 柳美稀 押田岳 桜庭大翔 山口馬木也 藤本隆宏
中山美穂 松平健
■公式ホームページ
https://saiyuki-ntv.jp/
■公式X(Twitter)
@saiyuki_ntv

(2023,10,23)

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