日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』初日前会見&フォトコールが2024年1月5日(金)に東京・明治座で行われ、片岡愛之助さん、小池徹平さん、戸次重幸さん、加藤和樹さん、村井良大さん、藤岡真威人さん、中山美穂さん、松平健さん、演出の堤幸彦さんが登壇しました!!

 

本作は、16世紀の明の時代に書かれた中国の小説を基に、孫悟空を中心に三蔵法師一行が変幻自在に妖術を使い、次々と襲いかかる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら天竺を目指す物語です。1978年には「日本テレビ開局25周年記念番組」として制作され、大ヒットを記録。今回、45年の時を経て、令和版の「日本テレビ開局70年記念舞台」として新たに企画、制作されました。これまで大阪、福岡、名古屋で上演、札幌では映像上映会が行われ、好評を博し、6日からは待望の東京公演を迎えます。

孫悟空役の愛之助さんは、「今年はお正月からいろいろなことがありました。私たちも名古屋で年をまたいで公演していましたが、カーテンコールの真っ最中で揺れに遭いました。本当にお気の毒だと思います。私たちにできることはお芝居でございます。お芝居をいつも以上に頑張って、皆さまに元気になっていただきたい。それしかできないので全力で勤めさせていただきます」と思いを語りました。

そして、「東京初日ですが、僕たちの公演は半分終わっていて、中日(なかび)でございます(笑)。40日の稽古を経て、大阪、博多、名古屋を経て東京公演では、気を引き締めてテンポアップしてという指示が(堤さんから)出ました。日々、ネタは変わるので、そういう意味では一度だけでなく、二度、三度観ても飽きないと思うので、お誘い合わせの上、いらしていただけたら」と呼び掛けました。

 

続いて、三蔵法師役の小池さんは「地方を回って、天竺(千秋楽)までの旅がちょうど半分まで来ています。疲れはまあまあ残っています(笑)。この疲れが残った状態で半分をどう乗り切るのかもありますが、僕たちができるのはお芝居で皆さんに笑顔を届けること。その気持ちを大事にして届けていきたいと思っております」とコメント。

 

猪八戒役の戸次さんは「我々はお芝居でしかできることがないので、お客さまの笑顔のために日々、邁進していかねければならないと気を引き締めています」、

 

沙悟浄役の加藤さんは「ようやく半分ということで、気を引き締めてかかりたいと思います。ここからが本当の戦い。とにかく怪我には気をつけて、さらに団結力を持って、最高に楽しく、笑顔になれる作品を一人でも多くの方に届けていきたいと思います」、

 

紅孩児役の藤岡さんは「ここまで大きな怪我なく、病気もなく走り抜けられたことが奇跡だと思っています。僕はこのカンパニーで一番若いのですが、皆さん年齢を感じさせないパワーで毎公演、頑張っております。個人的には公演期間中に20歳になったので、東京公演ではまた新しい気持ちで頑張っていきたいと思います」とそれぞれ思いを語りました。

 

また、玉竜役の村井さんは、「今年は辰年ということで、私が演じる役も“竜”なので、縁を感じています。そして、私自身も辰年で、年男でこの役に出会えたことに運命を感じています。竜ですが、格好は馬といいますか…。この下半身と一緒に舞台を駆け回っております」と話しながら、ステージの前方まで出てきて、馬の姿を改めて披露し、会場を盛り上げていました。

 

鉄扇公主役の中山さんは「なぜか初めてのことが多い作品です。空を飛んでいるところも見せ所かなと思っています。最後まで頑張ります」と意気込み、

 

牛魔王役の松平さんは「とてもいい作品に仕上がっておりますので、それを東京の皆さまに観ていただけることが嬉しい限りです。今までにない素晴らしい舞台表現になっていますので、多くの方に観ていただきたいと思っております」と思いを述べました。

 

豪華なキャスト陣だけでなく、演出面でも見どころたっぷりの本作。堤さんは、改めて「(この作品は)科学技術対人間力です。生身の人間の舞台を作るパワーと、最高峰の技術がぶつかり合っている。私自身も誇るべき舞台だと思っているので、全てが見どころだと思います」と説明。

 

愛之助さんも「映像対人間、人間力対LEDの力というものがうまく融合しています」とアピールし、「(テレビで放映された)『西遊記』を知っていると懐かしいな、この場面観たことがあるなというシーンがあると思います。ただ、ご存知ない方にも楽しんでいる作品です。とにかく本が素晴らしい。笑いあり、涙もあり、歌あり、ダンスあり、殺陣あり、全てが含まれています。騙されたと思って観にきてください。いい意味で、騙されますから。皆さんどうぞ、お誘い合わせの上、お越しください!!」と改めてアピールして、囲み取材を締めくくりました。

なお、この日のプレスコールでは、1幕冒頭の孫悟空の立ち回りや、後に牛魔王となる白牛と孫悟空の出会いのシーン、牛魔王が国王を務める是空国での一幕、鉄扇公主と牛魔王の夫婦対決のシーンが公開されました。

 

【公演概要】
■タイトル
日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」
■日程・会場
東京公演:2024年1月6日(土)〜1月28日(日) 明治座
■脚本 マキノノゾミ
■演出 堤幸彦
■出演
片岡愛之助 小池徹平 戸次重幸 加藤和樹 村井良大 藤岡真威人 田村心 曽田陵介 小宮璃央 柳美稀 押田岳 桜庭大翔 山口馬木也 藤本隆宏 中山美穂 松平健 ほか

■公式ホームページ

https://saiyuki-ntv.jp/

(2024,01,06)

photo&text:Maki Shimada

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