Kis-My-Ft2の横尾渉さん、宮田俊哉さん、二階堂高嗣さん、千賀健永さんが4人で初の主演を務める、舞台『○○な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~』が2020年2月9日(日)、東京グローブ座にて初日を迎えました。

本作は、鈴木信行さん著「宝くじで1億円当たった人の末路」(日経BP刊)を原案に西条みつとしさん、佐藤友治さんの脚本で2018年にドラマ化、それぞれの人生における選択と、最終的にその人生がどのような末路を迎える事になるのかを描いた「末路ドラマ」として話題となりました。本作ではそのドラマの設定を一新して舞台化し、作・演出は西条さんが務める事となりました。

 

初日直前に同劇場にてプレスコール、その後会見が行われました。舞台版では、横尾さん、宮田さん、二階堂さん、千賀さんの4人を月sideと海sideの2組に分け、さらに月には高橋ひとみさん、海には坂田聡さんを加え、舞台前半では一つの同じストーリーを2組が演じ、後半では月と海が別のストーリーに分岐し、それぞれ異なるエンディングを迎えることとなります。

囲み会見では横尾さん、宮田さん、二階堂さん、千賀さん、高橋さん、坂田さんが会見に出席し、初日を目前にした今の心境などを語りました。

稽古中、お互いのチームの芝居をあえて観なかったという2組は、この日初めて双方の芝居を観た感想を、宮田さんは「全然違いますね!!」と声をあげ、二階堂さんも「僕と宮田が海で、横尾と千賀が月。楽屋で宮田さんが横尾さんの芝居を観て『俺、もうわからなくなっちゃってる!!と悲鳴をあげていました」と暴露。すると宮田さんは「僕が考えていた敏幸という役と横尾さんの敏幸という役作りが違っていて、同じ脚本でもやる人が違うとこんなに違うんだなと思いましたね」と素直に心境を吐露。すると横尾さんも「先に月sideを(マスコミに)披露する事が出来てよかったと思ってます(笑)。この後月sideが初日なのですが、海sideの芝居はあまり観ないようにしようかと思っていて(笑)」と笑顔を見せていました。

同じグループから4人出演し、さらに兄弟役を演じる事について、横尾さんは「千賀と兄弟役をやるのも初めてですし、2チームに分かれて芝居をするのも初めてなので戸惑いますね」と口にすると、千賀さんは横尾さんについて「普段からお兄ちゃん的なポジションなので僕としてはすぐその関係に入っていけました」と末っ子目線で微笑み「こっちの二人のほうが難しかったかも」と宮田&二階堂コンビに話を向けます。すると二階堂さんは「宮田さんはお兄ちゃん感ゼロじゃないですか!!」と一刀両断し、報道陣も含めて皆大笑い。さらに二階堂さんは「この話をいただいてから、キスマイの宮田俊哉、舞祭組の宮田俊哉ではなく、お兄ちゃんの宮田俊哉を常に心において見ていましたが、その結果お兄ちゃんにはまだ見えてないです」と答え、宮田さんから「今見えてないとやばいから!!」と真顔で突っ込まれていました。

キスマイの他のメンバーは観に来てくれる?という話が振られると、宮田さんは「玉森(裕太)は“俺は40公演全部観に行くからな!!”って言ってまして(笑)。前に舞祭組でライブをやった時も“俺は全公演見たぞ!!”って言ってました。嘘か本当か分からないですが、本当にどこかにいるのかも」。その言葉に横尾さんが「都市伝説的なね」と笑いを誘います。そして横尾さんによると「北山さんは差し入れを持ってきてくれるはずですし、藤ヶ谷は楽屋で台詞合わせをしていると“おい、ここではやめろ。ネタバレになるだろ!?”って止めるくらい、楽しみにしているそうです」とメンバーの観劇を心待ちにしているようでした。

本作に絡めて「人生の中で最大の『選択』は?」という質問が飛ぶと「キスマイに選ばれた事が『選択』だったし、そのなかで『舞祭組』に選ばれた事も人生の『選択』だったと思います。最初はブサイクと言われる事が嫌でしたけど」と二階堂さん。すると横尾さんが「でも前足の3人(藤ヶ谷さん、北山さん、玉森さん)と舞祭組でキスマイが出来たのでこれでよかったんじゃないかな」と力強く述べていました。

最後に千賀さんがメンバーを代表して「今回僕ら4人で舞台をやらせていただきます。つまずくこともあるかもしれませんが、最後までやり切りたいと思います。たくさんの皆さんに笑顔を届けられると思います。ぜひ観に来てください」と締めくくりました。

会見前に行われたフォトコールの模様もお伝えします。

<あらすじ>
プロカメラマンを目指している笑原敏幸(えみはらとしゆき/横尾さん、宮田さん)と、兄を支えながらバイトをする陽左志(ひさし/千賀さん、二階堂さん)は兄弟で二人暮らしをしている。ある日、自宅の1階にあるラーメン屋に、15年前に母親と離婚して家を出ていったはずの父親の姿を見つける。その日二人には、敏幸の被写体モデル候補との面接という用事があった。父親に声を掛けに戻るか、予定通りモデル候補との面接へ行くか……。その「選択」によって、彼らの人生は全く違う「末路」へと進んでいった……。

月では横尾&千賀兄弟、海では宮田&二階堂兄弟がそれぞれに異なる「選択」をした場面が披露されました。被写体モデル候補との面接を選んだ横尾&千賀は、モデル候補に付き添っている母親(高橋さん)の押しの強さにひるむ様が笑いを誘い、一方、父親(坂田さん)に声をかけた宮田&二階堂は、家を飛び出した後の事を蒸し返され険悪な空気となり、両バージョン共にこの後の展開が気になるものとなっていました。


舞台『〇〇な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~』は、2月9日から3月15日まで、東京グローブ座にて上演されます。

 

【公演概要】

■タイトル

舞台「〇〇な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」

■日程・会場

2020年2月9日(日)~3月15日(日) 東京グローブ座

■出演

月Side:横尾渉 千賀健永(Kis-My-Ft2)/高橋ひとみ
海Side:宮田俊哉 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)/坂田聡
共通キャスト=真凛 由地慶伍 中村涼子 米千晴 杉本美保 佐野舞香

■公式ホームページ

https://www.matsuro-stage.com/

(2020,02,10)

photo&text:Saki Komura

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