音楽劇『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~の公開ゲネプロが2023年2月3日(金)に行われ、橋本良亮さん(A.B.C-Z)、佐藤流司さん、渡邉美穂さん、弓木大和さん、内河啓介さん、細見大輔さん、篠井英介さん、村井國夫さんが登壇しました!!

 

本作は、モーツァルトの3本の傑作オペラ『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』の台本を書いたイタリアの詩人で台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテの奇想天外な人生を描いた物語。ヴェネツィアを追放され、オーストリア・ウィーンで桂冠詩人として成り上がり、そして神聖ローマ帝国皇帝ヨーゼフ2世の死とともに追い詰められ、ウィーンも逃げ出す羽目になる彼の姿を鋭く描き出します。ロレンツォ・ダ・ポンテを橋本さん、モーツァルトを佐藤さんが演じ、鈴木勝秀さんが演出を担当します。

取材会で橋本さんは「衣裳もそうですが、ここから何が生まれるんだろうと不思議な空間だと思います。中身もすごいんです。セットも何もないので、幕が開いたら、僕たちがセットとなって出てくる、飛び出し絵本のような作品になっています」と本作の魅力を語りました。

また、佐藤さんは「公演時間は2時間以内に収まりますが、それでも“VHSの3倍録画”くらいボリュームがあります。結構なセリフ量があり、感情の起伏も目まぐるしいですが、普通の舞台以上に楽しませられるんじゃないかなと思います」とコメント。

 

ココ役の渡邉さんは、「お話にも注目してほしいですが、それに加えて音楽も楽しんで観てもらえたらいいなと思います。女性キャストが私一人なので、華やかさや艶やかさを添えられたらいいなと思っています」と力を込めました。

 

バレッラ役の弓木さんは「バレッラは明るくて、ダ・ポンテさんを心から尊敬している役柄なので、彼のキャラクターで皆さんの心を明るくしたいと持っています」、カサノヴァ役の細見さんは「この舞台は2人の天才が登場しています。2人の天才が稽古場からシノギを削って、今日の舞台を作り上げていますので、そこが見どころだと思います」、ラザロ役の内河さんは「村井さんのお付きの役なので、粗相がないように最後まで務めていきたいと思っています」とそれぞれアピールしました。

 

 

さらに、サリエリ役の篠井さんは「時代物ではありますが、奇想天外。スピーディーに展開していって、かなりアバンギャルドな舞台になっていると思うので見ものです。僕は皆さんのエネルギーに圧倒されて大変ですが、なんとか頑張りたいと思います」、ヨーゼフ2世役の村井さんは「最初の読み合わせから2人(橋本さんと佐藤さん)は台本を持たずに、まくし立てて話すので圧倒されてしまいました。必死についてきましたので、老骨に鞭打って頑張りたいと思います。頭からロックが流れているので、刺激的な舞台になると思います」と話しました。

橋本さんは、「A.B.C-Zのメンバーから開幕に向けて何かメッセージが届いたか」と質問をされると、「4人も自分のことでいっぱいいっぱいなので、特に何もないです。ただ、塚ちゃん(塚田僚一さん)は、少し前に舞台をやっていたので、それが終わった時に『次ははっしーがんばってね。バトンを渡します』といってくれました」と明かしました。

そして、取材会の最後に、橋本さんは「この作品は『ヤバくなったら逃げろ』という言葉がキーになっています。僕自身、この言葉に助けられました。なので、皆さんにも『ヤバくなったら逃げていいんだよ』と伝えたいと思います。このメンバーでケガがないように、最後まで頑張っていきますのでよろしくお願いします」と語り、会見を締めくくりました。

【公演概要】
■タイトル
音楽劇『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~
■日程・会場
福岡公演:2月10日(金)~12日(日) キャナルシティ劇場
大阪公演:2月17日(金)~19日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京公演:2月21日(火)~3月1日(水) 新国立劇場 中劇場

■出演

橋本良亮(A.B.C-Z) 佐藤流司 渡邉美穂 弓木大和 内河啓介 細見大輔 篠井英介 村井國夫

■公式ホームページ

https://nigero-stage.com/

(2023,02,04)

photo&text:Maki Shimada

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