演劇の本場 イギリス発の大ヒットミュージカル『ジェイミー』がこの夏日本で初演を迎えます。
ドラァグ・クイーンになること、そして高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加することを夢に持つ主人公・16歳の高校生ジェイミー・ニューを演じる髙橋颯さんに作品への想いをお聞きしました。

 

ーミュージカル『ジェイミー』へ出演が決まった時の気持ちを教えてください。
「嬉しさと喜びです!!ミュージカル作品への出演経験が二度目の僕が主役を務めさせていただくという責任とそれを担える喜びがあります!!今はいよいよ始まるぞと実感しています」

 

ーミュージカル『ジェイミー』を通して髙橋さんが考えていることを教えてください。
「この作品を通してミュージカルを広めたいという思いがあります。音楽が素晴らしく、とても感情移入しやすい作品です。ミュージカルをまだあまりご覧になったことがない方にも楽しんでご覧いただきたいですし、そのきっかけになればと思っています」

 

ー髙橋さんご自身にとっての挑戦は?
「挑戦だらけです!!まずはジェイミーの持つジェンダーをパーソナリティとして表現していきたいということ。そして、もうひとつは音楽です。元々の音源が英語で、そこを日本語にして譜面とあわせていくときに、余計なグルーブは必要なく、イーブンでリズムを意識することが必要です。歌うことも音楽的なことも僕にとっての挑戦になります」

 

ー今回Wキャストで同じジェイミーを演じる森崎ウィンさんの印象を教えてください。
「すごく等身大の方。大人な部分とやんちゃな部分を兼ね備えたとても魅力的な方です。本当に素晴らしくて、謙虚で、一緒に作っていこうという意識を強く持ってくださっているので、それに甘えずしっかりと一緒に作っていきたいと思いますし、稽古を通していろいろ盗んでいきたいなって思います!!」

 

ー母親役の安蘭けいさんの印象は?
「パワーと大きな愛をいただいてます。まさにお母さんで優しいっていうイメージで、女性らしい固有の強さを持っている方だと思います」

 

ー今回一緒の生徒役で出演される同年代の皆さんとの共演で楽しみにしていることは?
「鈴木瑛美子さんの演じるベックスが楽しみです!!僕が演じるジェイミーには葛藤や挑戦、夢、憧れ、戦いがあります。その一方でこの作品の楽しさやワクワク感を僕が引っ張って作って行かなくてはという時に、彼女の持つ弾けるようなエネルギーが必要ですし、そのパワーを見習って、スキルも一緒に学べればと思っています」

ーここを大切にしたいとイメージしていることは?
「ひとりひとりの個性を大事にしたいです。一部ではみんながジェイミーだと思って、君が主役、君が主役という想いを込めて歌いたいと思っています。自分らしさに迷ってしまう、悩んでしまうときがあると思います。そういう時こそ、この作品からダイレクトに伝わる“ありのままでいいよ”とか”自分らしく”というメッセージを真っ直ぐに受け取って欲しいです!!」

 

ーとても素敵なビジュアルが公開されています。ビジュアル撮影での思い出やエピソードはありますか?
「すごく興奮しました(笑顔)!!撮影当日に初めてヒールの靴を履きました。赤いヒールも初めて履いたので、ヒールへの想いや意味を持たせて撮影しました。初めて履いた時にトキメキを感じ、赤いヒールが特別になり、大切なものになるという気持ちはジェイミーが感じるものと同じ感覚だろうなって思って。僕にとって思い出に残る一日になりました」

 

ー最後にこの作品をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
「僕自身もそうですが、つい自分、自分となってしまって周りが見えなくなってしまうことがあると思います。ひとりで生きていくほうが楽と思ってしまうこともあると思います。ジェイミーはすごく強い人間で、天真爛漫なところや、ひとりで突っ走っているようなところもありますが、その裏には友達や母親の大きな愛があり、それに支えられて生きています。そういうことを忘れないで欲しい。楽しさと一緒に裏側に隠れている真剣な想いも一緒に持って帰ってもらえたらと思います」


【髙橋颯さんのファッション事情】
ー本日の衣裳のお気に入りポイントは?
「ストライプが好きで、シックな気持ちになれるので今日の衣裳はすごく嬉しいんですよね」

ー普段のお洋服はどんな雰囲気が好きですか?
「ファッションに興味を持ったのは、大学生になってからで、ファッションは好きですが、その反面おしゃれしたくないっていう変なこだわりもあります(笑)。なるべくオーソドックスに見える服を選んでいますが、その中でもワークパンツがすごく好きです!!どこかにワーク感が出ることが好きですね」

 

ーワーク感はどんなところで取り入れてますか?
「僕自身が意味を持たせているだけかもしれませんが、ラルフローレンのコットンのシャツを1枚はおるだけでちょっとワークっぽい気分になったり、ディッキーズのネイビーのパンツを履く時は、牛乳の配達屋さんのイメージとかテーマがあって(笑顔)!!黒のこのベルトの時は、ポストマンとか服装から仕事をイメージして身につけているアイテムもあります」

 

【profile】
髙橋颯/Fu Takahashi
1998年5月8日生まれ。埼玉県出身。
2019年11月にホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループ「WATWING」として活動することを発表し、2020年より活動スタート。
2019年10月に初舞台『部屋と僕と弟のハナシ』に出演、2020年1月には『デスノート THE MUSICAL』にL役として出演。2021年8月、9月にはミュージカル『ジェイミー』への出演が控えている。


【公演概要】

■タイトル ミュージカル『ジェイミー』

■日程・会場

東京公演:2021年8月8日(日)~8月29日(日) 東京建物Brillia HALL

大阪公演:2021年9月4日(土)~9月12日(日) 新歌舞伎座

愛知公演:2021年9月25日(土)・26日(日) 愛知県芸術劇場大ホール

■音楽 ダン・ギレスピー・セルズ

■作 トム・マックレー

■日本版演出・振付 ジェフリー・ペイジ

■出演
森崎ウィン 髙橋颯(WATWING)※ /安蘭けい
田村芽実 山口乃々華 ※/佐藤流司 矢部昌暉(DISH//) ※
伊藤かの子 太田将熙 川原一馬 小西詠斗 鈴木瑛美子 田野優花 フランク莉奈 MAOTO(五十音順)
樋口麻美 実咲凜音 永野亮比己/泉見洋平 吉野圭吾
保坂知寿 今井清隆 石川禅
※=Wキャスト
本公演は一部配役がWキャストとなっております。事前に必ず出演者をご確認ください。

■公式ホームページ
https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/

photo:Hirofumi Miyata/styling:Soichiro Kobayashi/interview&text:Akiko Yamashita

costume:JOHN SMEDLEY,O.T.A,STIR


ミュージカル『ジェイミー』出演の小西詠斗さんのインタビューも下記にて公開中!!

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そして先日公開された稽古場のぞき見会のレポートも下記にて公開中です!!

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